shoot(シュート)とshot(ショット)の意味の違い

shoot(シュート)とshot(ショット)の違い
 

公開日: 最終更新日:2021.07.31

シュートとショットの違いについては、少しややこしい部分もあるので、順番にご紹介していきます。撮影用語だったり、スポーツ用語だったりと、いろんな使い方がされる単語です。

基本的にはshoot(シュート)は動詞であり、shoot(原形)- shot(過去形)- shot(過去分詞)の活用になります。

しかし、shootがそのまま名詞で使われたり、shot(ショット)もそのまま名詞になっていたりする点で、少しややこしくなっています。

このページではshoot(シュート)とshot(ショット)の意味をそれぞれ順番に整理してご紹介しています。

動詞:shoot(シュート)の意味と使い方

動詞:shoot(シュート)の意味と使い方

動詞のshoot(シュート)はいろんな意味がありますが「打つ、撃つ」あたりが代表的な意味です。

いろんな言葉がまじって現代のshootの意味が成立していますが、何かを「狙って飛ばす、送る、向かっていく」という意味では共通する要素・イメージはあります。銃や弓矢などがよく対象になります。

活用がshoot(原形)- shot(過去形)- shot(過去分詞)です。

例文

I shot a burglar.

私は押し込み強盗犯を(銃で)撃った。

例文

She was shot by a robber.

彼女は強盗に撃たれた。

ものすごい勢いで上昇する「shoot up」や、何かを打ち落とす「shoot down」については別の記事にまとめています。

スポーツの「シュートする」

スポーツの「シュートする」

スポーツの「シュートする」の意味もあります。下に書いていますがスポーツにおけるshootは基本的には「シュートを打つ」という動詞で使われます。何かを狙って飛ばすという意味では同じです。

カタカナでは「ナイスシュート!」「いいシュートでしたね」のように名詞で使われているのが、英語での使い方に混乱する要素になっています。

当然、過去形はshotになります。

例文

Ronaldo shot and missed.

ロナウドはシュートして、外した。

例文

Hachimura is good at shooting 3-pointers.

八村は3ポイントのシュートをうつことが得意だ。

バスケットボールのダンクシュートは和製英語になります。むしろ手からボールが離れていないのでシュートしていないことになります。

写真や動画を撮影する

写真や動画を撮影する

ほかにも「写真や動画を撮影する」といった意味でもよく見かけます。狙って撮るという部分ではつながっています。あるいは光を飛ばすようなイメージからでしょうか。

動詞で「写真・動画を撮影する」の意味で使う場合、普通は「プロの撮影」に対して使われます。

例文

I shot some nice pictures in Paris.

パリでいくつかのいい写真を撮影した。

例文

Can you shoot me from the left?

左側から撮影してくれますか?

例文

Tom Cruise shot the movie in Spain.

トム・クルーズはスペインで映画を撮影した。

素人に使ってはいけないというルールはありませんが、言葉のニュアンスとして「プロによるもの」を含んできます。

例文

I like to shoot children.

私は子供たちを撮影するのが好きだ。

素人による場合は、普通にtakeとpictureを組み合わせます。

例文

I took some nice pictures in Paris.

パリで素敵な写真を撮った。

その他の動詞のshootの使い方

何かを撃つ行為がいろんな受け止め方をされ、比喩や例えに使われやすい言葉であるため、ここではカバーしきれない意味も当然あると思います。

銃を撃ったときの素早い弾丸の動きや、何か狙いを定めて向かっていく様子、素早く何かに向かって行く様子などがイメージとして膨らんでいます。

「狙う」「急いでいく」「急に~する」のような訳があてられます。

例文

We’re shooting for $20 million in profits.

私たちは2000万円の利益を狙っている。

例文

The plane shot through the air.

飛行機は空に飛んでいった。

例文

He shot out of the room.

彼は部屋から飛び出てきた。

例文

He shot into the room.

彼は部屋に飛んで入っていった。

shoot to fameで「一躍有名になる、一躍名声をつかむ」といった意味になります。

例文

The president shot to fame for his appearances in his own company’s infomercials. 

その社長は自らの会社のインフォマーシャル(CM)に登場することで有名になった。

名詞:shootの意味と使い方

名詞:shootの意味と使い方

動詞のshoot(シュート)の過去形がshot(ショット)です。それとは別にshootもshotもそれぞれ名詞で使われるのがややこしいです。

shootだけで名詞で使うと「撮影」の意味があります。しかし、これもスナップ写真などではなく、プロによる撮影を感じさせる言葉です。

photo-shootで「写真撮影(会)」の意味になります。

例文

I have a photo shoot scheduled for tomorrow.

明日に予定されている写真の撮影会がある。

例文

She was late for the shoot.

彼女は撮影に遅刻した。

また語源が違いますが植物の「若枝、新芽、芽」といった意味もあります。

例文

Pandas eat bamboo shoots.

パンダはタケノコを食べる。

shooting(シューティング)

shootingになると「(銃などを)撃つこと、撃つ行為、銃撃」といった意味で使われます。

例文

I like shooting games.

私はシューティングゲームが好きだ。

例文

There have been three mass shootings this month.

今月、銃乱射事件が起こっている。

アメリカでは「mass shooting(銃乱射事件)」が社会問題になっています。

shooting star(流れ星)は、放たれたような星です。

例文

I saw a shooting star and made a wish.

私は流れ星を見て、願い事をした。

下の2つの例文は似ていますが意味が違います。

例文

The shooting took place outside City Hall.

銃撃は市役所の外で起こった。

例文

The shoot took place outside City Hall.

撮影は市役所の外で起こった。

名詞:shot(ショット)の意味

名詞:shot(ショット)の意味

shot(ショット)は名詞で使った場合が少しややこしくて、大きく分類すると「発砲」「写真」「注射」「その他の意味」ぐらいにわけて考えてもいいのかもしれません。

shoot(シュート / 動詞)の過去形がshot(ショット)なので、まずは「shootの過去形で動詞で使われているのか?」または「名詞としてshotが使われているのか?」を見極める必要があります。

名詞でのshotは通常は可算名詞なので「1回の、1個の、1発の」という意味が出ている言葉です。

発砲・発射

発砲・発射

銃などにおけるshotは「(1回の)発砲、発射」の意味で考えてもいいと思います。この場合は1回のアクションだと考えることができます。

意味としてはこれが最も古い部類で、弓矢などを飛ばすような行為から、銃につながり、そこからスポーツ系の用語につながっています。

例文

A shot was heard in the distance.

銃声が遠くで聞こえた。

例文

The shot nearly hit him in the head.

発砲がほぼ彼の頭をヒットした。

上の例文だとshotが「bullet(弾丸)」を指している感じも確かにしますが、銃を撃ったという行為・発砲あるいは弾丸の軌道を指している感じが近いそうです。

同じ撃つ行為でも「shooting」と書くと「銃撃、発砲」で、ある期間における複数回の行為を感じさせます。shotだと1回の発砲を感じさせます。

例文

The shooting happened late at night.

銃撃が深夜に、起こった。

上の例文は何発の弾丸が発射されたのか不明ですが、複数回の発砲があったように感じます。実際は1回でもOKです。

例文

The shot was heard outside City Hall.

銃声(発砲の音)が市役所の外で聞こえた。

例文

I heard a shot late last night.

銃声が昨日の深夜に聞こえた。

上の場合だと「1回の銃声が聞こえた」みたいに解釈される可能性が高いです。

また銃関係でいえばshotが「撃つ人、射手」を意味するケースがあります。

例文

He is a good shot.

彼はいい撃ち手だ。

(スポーツの)shot

(スポーツの)shot

スポーツにおけるshotはカタカナでいう「シュート」の感覚に近いです。ゴールを狙ってボールを放つタイプのスポーツ「サッカー」「バスケ」「ホッケー」などに使えます。スポーツ系で使われ始めたのは1800年代の半ばです。

例文

He took 20 shots during the game.

彼は試合中に20本のシュートをした。

shootの過去形のshotと、名詞のshotのどちらでも似たような表現が可能です。

例文

Ronaldo missed the shot.

名詞:ロナウドはシュートを外した。

例文

Ronaldo shot and missed.

動詞:ロナウドはシュートして、外した。

下に書いていますが、日本人はshoot(シュート)を名詞としてカタカナで使っているので混乱する原因となります。

写真

名詞で「写真」として使う場合は素人、プロどちらでもOKですが、ややプロが撮影した写真のようなものを感じさせます。写真が登場した歴史から考えても、この意味で使われだしたのは最近の話であり、1950年代に入ってからです。

例文

That’s a great shot of the Statue of Liberty!

いい自由の女神の写真だ!

例文

Can you get two shots of me; one with my mom and one with my husband?

2枚、写真を撮ってもらっていいですか? 1枚はお母さんと、もう1枚は夫とです。

例文

I took a few shots of the protest.

抗議活動の写真を何枚か撮った。

例文

I took a snapshot of a taxi.

私はタクシーのスナップショットを撮った。

例文

I took some shots of the hotel room.

何枚かホテルの部屋の写真を撮影した。

基本的には「picture」「photo」と同じ意味だと考えて問題ないと思いますが、厳密には物体・紙としての写真よりも、「写真(を撮影するという行為)」によった言葉だといえます。

例文

I found some shots of me in high school.

I found some pictures of me in high school.

I found some photos of me in high school.

高校時代の写真を見つけた。

この場合は「picture」「photo」だと普通の写真ですが、「shot」だと例えば卒業式やアルバム用のクラス写真などプロの撮影による写真ではないかといった雰囲気を感じさせます。

注射

注射

1回の注射の意味でも見かけます。他の言葉と組み合わせて、何用の注射であるかわかる形で用いられることが多いです。これも比較的、最近の1900年代に入ってからの使い方です。

例文

Doctors are recommending everyone get the flu shot this year.

医者は今年、みんなにインフルエンザの注射を打つようにすすめている。

例文

My son received a measles shot this week.

息子は今週、はしかの注射を受けた。

その他のshot

shotの意味

ほかにもいろんな使い方が考えられ、例えばカタカナでも聞かれる「ショットバー」のshotは小さなコップに入った少量の酒です。これも1900年代に入ってからの用法です。

例文

We did vodka shots on my birthday.

誕生日にみんなでウォッカショットをやった。

ほかにも「take a shot(試みる、やってみる)」「worth a shot(試す価値はある)」のような「試み、お試し」みたいな使い方もあります。こちらの意味は1700年代から用いられています。

例文

Let me take a shot at that video game.

あのビデオゲーム、ちょっとやらせてみて。

例文

It was worth a shot.

試す価値はあったよ。

さらには賭けのオッズで以下のような表記もあります。すべて5000倍の賭けを表しています。これもおそらく「試す」といった意味からだと思います。

例文

a 1:5000 chance

a 1:5000 shot

1:5000 odds

ナイスシュートか? ナイスショットか?

ナイスシュートか? ナイスショットか?

名詞のshotはゴールに対して狙ってボールを放つタイプのスポーツ「サッカー」「バスケ」「ホッケー」「ゴルフ」などに使えます。逆に使えないのは「アメフト」「ラグビー」「野球」などです。

例文

Nice shot!

ナイスショット!

上のように「ナイスショット!」と書くとゴルフのイメージが強いですが、バスケやサッカーで良いシュートを放った場合にも「ナイスショット!」といえます。これは1回の放った行為に対して「ナイスショット!」と言っています。

例文

Nice shooting!

ナイスシューティング!

「ナイスシューティング!」ということもでき、この場合は試合などある期間において、打ち続けた行為がナイスだったといっています。1回のアクションに対してではなく、全体の行為を褒めています。

例文

Nice shoot!

(これは間違い)

基本的にスポーツ関係では「shoot(シュート)」は動詞なので、形容詞のniceがそのまま動詞にかかるのは変です。カタカナだと「シュート」がかなりの割合で名詞で使われ「ナイスシュート!」のような言葉は聞かれますが、英語とのギャップが混乱の原因になります。

シュートを声に出して言うなら「撃て! シュートしろ!」の意味での命令に近い使い方です。

例文

Come on! Shoot!

いまだ! シュートしろ!

サッカーの試合などでいい場面になると観戦している側も「いけ! うて! シュートしろ!」みたいなことを言いますが、この場合は動詞で「Shoot!」ということは可能です。

ただしshootは「shit(クソ!)」の言い換えとしても使われる言葉なので、「shoot!(= クソ!)」となって文字だけ読むとシュートを外して失敗したかのように読めてしまう点には注意が必要です。

ドライブ「シュート」とタイガー「ショット」

高橋陽一さんの名作サッカー漫画『キャプテン翼』には、登場人物たちが繰り出すさまざまな必殺シュートが登場します。

しかし、個別に名称を見ると『ドライブシュート』『かみそりシュート』『隼シュート』『雷獣シュート』のように「シュート」が使われているものもあれば、『タイガーショット』『イーグルショット』『ファイヤーショット』のように「ショット」が使われているパターンもあります。

日向小次郎は『タイガーショット』『雷獣シュート』の両方を使っていますが、なぜ「ショット」と「シュート」が混在しているのか不思議でした。

これはネイティブスピーカーに確認すると、どれも名詞ならば「shot」で表現するのが英語としては正しいといった意見でした。

例文

He made a Tiger Shot.

He pulled a Tiger Shot.

彼はタイガーショットをうった。

例文

He made a Drive Shot.

He pulled a Drive Shot.

彼はドライブショットをした。

例文

He learned the Tiger Shot.

彼はタイガーショットを学んだ。

例文

When he was in elementary school he already knew the Drive Shot.

小学校の時に、彼はすでにドライブショットを知っていた。

ただし、以下のように動詞で使うならばshoot(シュートする)でもOKではないかという話です。

例文

When he was in elementary school he was already able to Drive Shoot.

When he was in elementary school he was already able to Tiger Shoot.

小学校の時に、彼はすでにドライブシュートする / タイガーシュートすることができた。

基本的には名詞ならば「shot(ショット)」を使うのが英語としては正しいことになります。

ただし、もうこれらは『Drive Shoot(ドライブシュート)』『Raiju Shoot(雷獣シュート)』のような固有名詞のそういう技だと考えるならば、「Walkman(ウォークマン)」がそうであったように、もうそれでいいのではないかといった意見もありました。

shoot deadとdead shotの違い

shoot deadで「射殺する」の意味になります。

例文

Two people were shot dead in the attack.

攻撃で2人が射殺された。

例文

He was shot dead when he opened the door.

彼はドアを開けた時に射殺された。

ただし、この使い方はshootのみにしか見られません。他の動作ならto deathを使います。

例文

▲ He was stabbed dead.

〇 He was stabbed to death.

彼は刺殺された。

例文

▲ She was punched dead.

〇 She was punched to death.

彼女は撲殺された。

文法上このdeadをどう分類するのか不思議な感じもしますがshoot deadで「射殺する」といった句動詞だと考えるのがわかりやすいかもしれません。

dead shot

dead shotで射撃の名人や命中弾といった意味があるので間違えやすいかもしれません。このshotは名詞です。

例文

Two of our officers were dead shots.

われわれ警察官のうち2人は射撃の名人だった。

例文

Two of our officers were shot dead.

われわれ警察官のうち2人が射殺された。

headshot(ヘッドショット)の意味

headshot(ヘッドショット)の意味

headshot(ヘッドショット)といえば、FPSなどシューター系のゲームで、相手の頭を撃つ行為で知られています。

例文

He’s really good at headshots in Call of Duty.

彼はCODでヘッドショットが本当にうまい。

それとは別に、プロによって撮影された宣伝用の写真を指すことがあります。よく俳優やモデルなどが使う、上半身・胸から上ぐらいの顔写真です。駅前の自動の証明写真などではなく、プロの撮影によるいい感じの写真です。

例文

The agent submitted my headshot to all the Hollywood studios.

エージェントは私のヘッドショットをすべてのハリウッドのスタジオに提出した。

例文

Can I get a headshot of you for our company website?

会社のホームページ用にヘッドショットもらえますか?

hotshot(ホットショット)の意味

hotshot(ホットショット)は「有能な、腕利きの、やり手の」ですが、だいたい「傲慢・横柄」な感じのある人を指します。

例文

The team doesn’t want any hotshot players.

そのチームはいかなるホットショットな選手もほしがっていない。

例文

Look at this hotshot. He slam dunks every time.

このホットショットを見ろよ。彼はダンクを毎回決める。

優秀であるけれども、尊大でチームの輪を乱すようなタイプの選手です。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. 赤ちゃん
  2. Japanese
  3. 国歌斉唱
  4. cultural appropriation
  5. 「I’m fine, thank you. And you?」と教科書で本当に習うのか? ネイティブは言わないのか?

最近の記事

  1. digit(数字・桁・指)とdigital(デジタル)の意味と使い方
  2. hawk(鷹・ホーク・路上販売)の意味と使い方
  3. preparednessとpreparationの違い
  4. assumeの意味と使い方
  5. pilot(パイロット)の意味と使い方
  6. dispenser(ディスペンサー)とdispenseの意味と使い方
  7. appreciateの意味と使い方、thank youとの違い
  8. weaveの意味と使い方
PAGE TOP