fee / price / charge / admission / fare / rateなど英語の料金の違い

公共サービス

料金もその性質や形態によって表現・単語が異なります。ここでは「fee」「fare」「admission」「charge」「price」「rate」を取り上げて違いを比較します。

全般的にいえるのは必ずしも「これはfee! こっちはcharge!」とスパッと割り切れるものではなく、ネイティブによっても意見がわかれるケースもあります。

極端なケースを除けば「この単語を使わなければならない」「他のものを使うと間違い」ではなく、傾向の問題であって特定の単語を使う人が多い少ないという話です。

関連する話題として『cost / pay / sell for / worthの違い』もあります。こちらは支払いや費用との関係をまとめたものです。

admission(入場料・入館料)

admission

admission(アドミッション)は「入場料、入館料、入会料金」などとされ「何かに入ること」の料金全般を指します。イベント情報関係のニュースで登場します。

美術館、展示会、水族館、何かのグループ、自分の家であっても「入ること」そのものに対してかかる料金です。USJやディズニーランドも入場料を払えば、後は遊び放題になるので入ることに主眼を置いた料金です。

個別のアトラクションに乗っても乗らなくても料金は変わらない、そういった性質の料金を指します。(厳密にはUSJは別料金のものもあります)

例文

Admission is $20.

入場料は20ドルです。

例文

Admission for this exhibit is 1,900 yen with a pamphlet.

この展示会への入場料はパンフレット付きで1900円です。

例文

She snuck into the movie without paying admission.

彼女は入場料金を払わずに映画館にこっそり入った。

以下は実際にあったニュースからです。

例文

Universal Studios Japan began a promotion allowing children ages 4 to 11 admission to the park for free from July 16th to September 4th in honor of its 15th anniversary.

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは7月16日から9月4日まで、開業15周年を記念して、パークへの入場料が4歳から11歳の子どもは無料になるキャンペーンを始めた。

ただし学校の場合だけtuition(授業料)という専用の言葉があります。

admissionには他にも「自白、入学、入場」の意味もあるので入場料だけの意味で使われるわけではありません。

他の入場料の表現

一般的には「admission」で「入場料」を指せますが、他の表現を使ってはダメなわけではありません。表現としては以下のようなバリエーションが考えられます。

例文

Admission is $20.

The entry fee is $20.

The entrance fee is $20.

The admission fee is $20.

The price of admission is $20.

(同じ意味です)

どれかを絶対に使わないといけないといったものではなく、よっぽど変でなければ誰も気にしていないというのがネイティブの意見でした。

しかし正確には「admission」とは「入場、入ること」を指しており、そこから日本語訳としてわかりやすいように「入場料」になっている点は少し注意が必要です。

例文

Admission is $20.

入場・入場することは20ドルです。

上のような例文は問題ありませんが以下のような例文はおかしいです。

例文

The admission is low.

(この使い方はおかしい)

例文

The ticket price is low.

チケット価格は低い。

例文

The admission fee is low.

入場の料金は低い。

入場の「料金(feeやprice)」に対してはlow – highといった数値の高い低いの概念を持ち込めますが、admissionは第一に「入場、入場すること」なのでそこに数値の概念であるlow – highを直接持ち込むと変になります。

fee(サービスの料金)

fee

こちらはサービスに対して支払われる料金全般を指しています。

病院などがわかりやすく、病院に行くことそのものには料金はかかっていません。病院の建物に入ることにも料金はかかっていないと判断できます。

ただ個別のドクターの診察に対して料金はかかってくるので「fee」であると判断できます。

例文

There is a fee to open a bank account.

銀行口座開設には料金がかかる。

例文

The psychiatrist’s fees are very high.

精神病医の料金はとても高い。

美容院・ヘアーサロンなどの料金

物体を買わずサービスを受けるタイプの料金でも、美容院・ヘアーサロンなどはあまり「fee」を使わない人もいます。

例文

This salon’s prices are higher than that one’s.

このサロンの価格は、あそこよりも高い。

スティーブに確認するとある程度の期間があって、複雑なサービスに対してfeeを使う感じもあるので、美容院だとちょっと違う感じもするといった意見でした。

しかし、美容院の料金にfeeを使う人もいっぱいいると思うので間違いではありません。

For a nominal fee

有料を示す広告の表現の場合For a nominal feeという一文もよく見かけます。

「ほんのわずかな」という意味で「たったこれだけの低価格で○○が!」みたいな広告でありがちな表現なので覚えておくと出会うかもしれません。実際には安いのかどうかはご自身でご判断ください…。

For a fee/For a charge/For a priceなど「有料」を示す表現はあるのですがそんなに見かけることもなく、有料の場合はいきなり「○○は□□ドル!」と値段を表記されている場合が圧倒的に多いです。

charge(サービスの料金)

chargeもfeeと同じサービスへの料金としても使えます。ただ所有格の形(~の料金)とするケースはあまり好まれない傾向もあるみたいです。

例文

There is a charge to open a bank account.

銀行口座を開設するには料金がかかる。

(この使い方はOK)

例文

The psychiatrist’s charges are very high.

精神病医の料金はとても高い。

(*この形はちょっとまぎらわしい)

chargeには動詞で「charge(請求する)」や名詞でもさまざまな意味がある多義語です。以下のような言葉を比べてみてください。

例文

① Doctors charge a lot of money.

② A doctor’s charge is expensive.

①は動詞で「charge(請求する)」で、②は名詞で「料金」ですが、前半部分の発音はほぼ同じでまぎらわしいです。こういった混乱があるので同じ料金をあらわせるfeeの方が明確です。

例文

A doctor’s fee is expensive.

このようにfeeを使えば聞き間違えを避け、より明確に伝わります。

動詞でchargeを使う

動詞としてのchargeは「請求する」の意味があります。

わかりやすい形でお店側を主語にして「charge(請求する)」を使うと、ここで紹介しているさまざまな「料金」という英語を使う必要がないので便利ではあります。

例文

SoftBank charged me an extra 500 yen for insurance.

ソフトバンクは私に保険のために追加の500円を請求した。

例文

They charged me $200 to repair my car.

彼らは200ドルを私の車の修理代金に請求した。

例文

That hotel charges $130 per night for a double room.

ホテルはダブルの部屋に1晩130ドルを請求する。

= ホテルはダブルの部屋に1晩130ドルの料金だ。

他にも「充電する」「クレジットカードで支払う」といった使い方もあるので以下の記事をご覧ください。

feeとchargeの違い

目に見えないサービスの利用料などに対して使う名詞のfeeとchargeの違いについて、カナダ人のスティーブに何度も確認しましたが「基本的には一緒」だということです。

feeのほうが少し専門性が高い職業(医者、弁護士)などの、さらにランクが高い人に使う傾向があるといった、突き詰めると細かな差があるにはあるようです。

これはネイティブによっても「一緒だよ」「微妙に違うよ」といった見解がわかれそうな感じです。

しかし、以下のように置き換えても問題ないケースも多いです。

例文

When you get a phone there are many additional fees.

= When you get a phone there are many additional charges.

電話を手に入れると、多くの追加費用がかかる。

日常の会話の範囲内では置き換え可能なものが大半です。学習者レベルならばこの理解で十分だと思います。

しかし、ネイティブレベルの表現の自然さを求めると、たしかに差がでます。

例文

〇 I don’t want to go to plastic surgeons, their fees are outrageous.

△ I don’t want to go to plastic surgeons, their charges are outrageous.

形成外科には行きたくない。料金が法外だ。

この場合はfeeがより自然になります。しかしchargeでも文法的に間違いではなく「あまり一般的ではない言い方」といった程度の自然さの問題になります。

習慣的に使われる言葉の組み合わせや相性の問題もあると思うので英文に多く触れて自然な感覚を身につける必要がありますが、なかなか難しいですね。

fare(交通機関の料金)

fare

fareはタクシー、電車、飛行機など交通機関の料金を指します。「運賃」と考えてもいいと思います。

例文

The city is planning to raise fares for buses and subways.

市はバスと地下鉄の料金の値上げを計画している。

例文

The train’s fare is higher during the holidays.

その列車は休日の間は割り増し料金だ。

例文

I would love to fly first-class but the fares are outrageous.

ファーストクラスでぜひ行きたいけど、料金が法外だわ。

ただし駐車場の代金などについてはfeeを使うだろうという意見です。

例文

You have to pay the parking fee before you leave.

あなたは離れる前に駐車料金を払わないといけない。

ほかにも橋や有料道路の通行料にはtollが使われます。これについては別記事にまとめているのでご覧ください。

fareを動詞で使う

「fare」には「起こる、運ぶ、やっていく、旅に出る」などを意味する動詞としてもまれに使われます。

英語で言い直すとdoやperformが近い意味になります。語源としては同じで「旅に出る」みたいな意味が名詞と動詞に派生していったとされています。

例文

How did you fare on the test?

= How did you do on the test?

テストはうまくいった?

例文

My sister fared well in the marathon.

= My sister did well in the marathon.

私の妹はマラソンでうまくやった。

上の2つの例文はfareを使わない表現のほうがより一般的です。

確認してみましたが、ややフォーマルではあるものの、別に古臭い言葉でもなく、たまに使う人がいる程度だそうです。しかし、使わない理由も、あえて使う理由もさほどない単語です。

堅苦しい別れの挨拶「farewell(さようなら、さらば)」のような言葉の元にもなっています。

rate(携帯電話・ホテル代金)

rate

料金の中にはホテルの1日あたりの金額や、携帯電話などの1分あたりの通話料など、比率や割合で料金を出すところではrateが使われます。

例文

SoftBank’s rates are reasonable.

ソフトバンクの料金はリーズナブルだ。

例文

This hotel has the best rates.

このホテルがベストレイトだ。

この場合のベストレイト、ベスト価格は単純に金額の大小ではなく、部屋と価格に見合っているといった意味です。

10000円のアパホテルと、20000円のヒルトンのスィートなら金額は1万円高くてもヒルトンのほうを「best rates」と判断する人が多いと思います。

しかし、これらも他の言い回しも大いにあるので無理にrateを使う必要もありません。

例文

That hotel charges $130 per night for a double room.

ホテルはダブルの部屋に1晩130ドルを請求する。

例文

SoftBank said my monthly fee would go up.

SoftBank said my monthly bill would go up.

ソフトバンクは私の月額料金はあがるかもと言っていた。

price(価格)

price

priceはカタカナにもなっていますがモノの値段などを指して使われます。これは対価、価格と考えてもいいのかもしれません。

例文

The ticket price is cheap.

チケットの価格は安い。

例文

Oil prices are high.

石油の価格は高い。

例文

The price of gas was lowered because some taxes were removed.

ガスの価格が下げられた、なぜなら税金が免除されたからだ。

物体、品物以外に使えないわけではなくサービスの料金にも用いられます。

ただし、その場合には「対価」のような意味になるので個々のある程度の具体的な作業・サービスに対する料金を指す傾向があります。

例文

The doctor’s fees are outrageous.

その医者の料金は法外だ。

例文

The price for that surgery is outrageous.

あの手術の料金は法外だ。

例文

△ The doctor’s prices are outrageous.

その医者の料金は法外だ。

特に医者のような職業の場合には最後の例文のようにpriceを使って「その医者の料金は(全般的に)法外だ」と表現するのは漠然としている感じもあります。

いろんな診断や検査、個々の治療があり最後になるまで値段がわからないのであって、文脈なしで使うと英語としてはやや自然さにかける感じもあります。この場合は「あそこの医者は高いよ~」の感覚で一般的な料金を指すならばfeeを使うのが自然です。

またすごく当たり前の話ですが、わざわざ「スタバの料金は高い」というよりも「スタバは高い」と言った方が楽なのでわざわざ料金という必要がありません。

例文

Starbucks is expensive.

Starbucks’ prices are expensive.

スタバは高い。

さまざまな料金

ニュースの記事や会話の中で「これはどっちの単語?」と確認したときに、どっちでもOKなものや、性質から判断してどちらかに分類したものがあります。

実際の事例を少しご紹介します。ネイティブの意見を聞いてみても、多少、見解がわかれるようなものもあるようです。

admissionか? feeか?

私達が作るアプリ『ざっくり英語ニュース!StudyNow』にはプレミアムと呼ばれる機能があります。

音声スピードの調整や広告の削除などクックパッドや食べログの有料プランのような拡張機能だと思ってもらえればわかりやすいです。

あまり深く考えずに書いたため表記がゆれていて「プレミアム会員」「プレミアム機能」の2種類があります。

これって「admission / feeのどちらなのか?」と確認してみました。

StudyNowのプレミアムは性質としては「fee」にあたるという判断です。「プレミアム会員」と表記があっても料金の性質としてはfeeです。

実際に会員名簿を作っているわけでもなく、名前、住所や電話番号なども聞いていません。実態としては何かのグループに入る「入会」というよりも、アプリ内のサービスに対してのfeeの要素が強いそうです。

ただしネット系のサービスでもオンラインサロンなど「グループに入る」というニュアンスや性質が強ければadmissionになることも考えられます。

今後はStudyNowのプレミアムは「会員」をやめて「機能」に変更していきたいと思います。

feeか? fareか?

アメリカで月額制で飛行機が乗り放題になる『OneGo app』と呼ばれるサービスが開始しています。

主にLCCなど格安航空を中心としたもので、エリア限定で西部:1500ドル、中部:1950ドル、東部:2300ドル、全土:2950ドルの月額プランで利用できます。

ただスタートしたばかりでビジネスクラスやファーストクラスの予約はできず、空港も全部ではありませんが、飛行機で移動の多い人ならば利用する価値のあるプランではないでしょうか。

このケースは非常に面白いところで、サービスであり交通機関ですが、サービスへの支払いと判断してfeeを使っています。

ニュースの見出しより

OneGo app offers unlimited air travel for a monthly fee

ワンゴーアプリが提供する月額料金で乗り放題の空の旅

   


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