Mon / Mama / Mother「母親」を表す言葉の違い

Mon / Mama / Mother「母親」を表す言葉の違い
 

公開日: 最終更新日:2024.06.6

英語で「母親」を表す言葉にはいくつか種類があります。「Mother」「Mom」「Mama」「Mommy」「Ma」などが考えられます。文章で書くのか、呼びかけでいうのかといった差はありますが、ネイティブスピーカーにニュアンスや感じ方を確認してみました。

もちろん個人差や地域差も大きい言葉だと思いますので、あくまで参考程度にお考えください。特に「Mom」ってどういう位置づけなのか? を確認してみました。

Momのニュアンス

mom【mɑ́m】は幼児語、子供っぽい言葉ではなく、すごく一般的に「母親」を指して使われる言葉です。話し言葉、書き言葉どちらでもOKです。

例えばフォーマルなスピーチの中でもMomといっても、特に問題はなく普通の表現です。

また誰かの母親を指しても、自分の母親を指しても問題ありません。

例文

Mom, can I go shopping?

おかあさん、買い物に行っていい?

例文

I went shopping with my mom.

私は母親と買い物に行った。

例文

Did you go shopping with your mom?

母親と買い物に行った?

スティーブが言うには「Mom」は言葉の選択的にはベストであり、これを選んでおけば基本的には間違うことがないそうです。

逆にいえば「mother」「mama」「mommy」「ma」あたりは特定のニュアンスを持ってくる、特別なニュアンスを伴って伝わる可能性があるという話です。

motherのニュアンス

motherはもちろん文章や描写として使う分には何も問題ありません。よく教科書にも載っています。

例文

Did you go shopping with your mother?

母親と買い物に行った?

問題になるのは、母親への呼びかけや、母親自身を指して使う場合です。

例文

Mother, can I go shopping?

(特定のニュアンスがある)

これはスティーブの感覚なのであくまで参考ですが、こういう呼びかけを見ると「古臭い感じ」「厳しい少年時代をおくった感じ」「しつけが無茶苦茶厳しい家庭」「堅苦しすぎる」「過保護さ」みたいなものを感じさせるそうです。

ちょっと違和感のある、普通ではなさそうな関係を示唆する言葉遣いだという話です。もちろん、世の中にはmotherといって家庭円満なケースもあると思うので、あくまで印象の話です。

Mama / Mommy / Ma

Mommyは明確に幼児語なので、一定の年齢になったら使いません。

Maはこれもイメージですが「古臭いイメージ」「アメリカ南部の方言」みたいな感じがあります。

Mamaも言葉遣いとしては微妙ですが、そのコミュニティやルーツにもよるので、なんとも言えないそうです。例えばイタリアやヨーロッパにルーツを持つ人ならばmamaって普通に使うのでは? といった意見です。

こういったイレギュラーな要素がある点も考慮すると、やっぱり「Mom」が言葉選びとしては無難で間違いないという話です。

ma’am

似ていますが「ma’am」は名前がわからない女性への呼びかけに使われる言葉です。madam(マダム)の変形したものです。

例文

Excuse me ma’am, but I think you dropped your glove.

お嬢さん、手袋を落とされたんじゃないですか。



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