light(軽い・光・明かり)とライトアップの意味と使い方

light(光・明かり)とライトアップの意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2020.12.3

lightは名詞では「光、明かり、ライト、光源」などの意味があります。また動詞で使うと「タバコに火をつける」といった意味にもなります。

ここでは名詞の「light」と、動詞でのlight up(ライトアップ)の使い方について整理しています。lightには形容詞で「軽い」の意味もありますがこのページでは「明かり、光」の意味を中心にまとめています。

関連の『lightenとlighten upの意味と使い方』もあるのであわせてご覧ください。

名詞のlight(光、明かり)

名詞のlight(光・明かり)

名詞のlight(ライト)には「明かり、光源」といった意味があります。家の明かり、太陽の光、電気の光、そこからさらに交通の信号なども表すことができます。

例文

The light outside is disturbing my sleep.

外の明かりが睡眠の邪魔だ。

例文

The light from the sun came into the room.

太陽からの光が部屋に差し込んできた。

例文

Light travels faster than everything.

光はどんなものよりも速く進む。

例文

I stopped at the lights.

信号で止まった。

形容詞のlight(軽い)

形容詞のlight(軽い)

lightは形容詞で使うと「軽い」のような意味になります。これも「重くない」ぐらいの意味なのでけっこう幅広い範囲を指す言葉です。

例文

The package is very light.

その荷物はとても軽い。

例文

This iPad is light, unlike earlier models.

このiPadは、以前のモデルと違って軽い。

例文

How light is this phone?

この電話はどれぐらい軽い?

基本的には「重量・重さ」についての軽さを表す言葉ですが、「light meal(軽食)」や「light taste(薄味)」「light blue(薄い青)」のような言葉があるように、必ずしも「重量」に限った話でもありません。

例文

I enjoy a light meal after work.

仕事の後で軽食を楽しむ。

例文

This soup has a light taste.

このスープは薄味だ。

「光・明かり」と「軽い」の違い

「光・明かり」と「軽い」の違い

lightは「光・明かり」と「軽い」の意味があり、語源としてはかなり近い親戚のような関係ですが、辞書では別単語だと見なされているので、異なる別の単語が同じ文字になってしまっていると考えるのが妥当です。

基本的には品詞が「名詞」と「形容詞」で違うので、それによって違いを見分けることができます。

例文

Turn off the lights when you leave.

名詞:家を離れるときは明かりを消して。

例文

The bed is light and easy to move.

形容詞:そのベッドは軽く、動かすのが簡単だ。

ややこしいですが1つの文章で2つを強引に使うこともできます。

例文

The light is light enough to hang on a Christmas tree.

その明かりはクリスマスツリーにつるすのに十分に軽い。

もし「光が明るい、まぶしい」といった意味の形容詞ならば「bright」が使えます。

例文

The lights in this room are too bright.

この部屋の明かりはまぶしすぎる。

例文

I wear sunglasses because the sun is too bright.

太陽がまぶしすぎるので、サングラスをかけている。

light blueは明るい青ではなく、軽い感じの青(白と青の混合)だといえます。しかし結果的に「軽い青」は「明るい青」だともいえるので、感覚的にオーバーラップする部分も多いのは事実です。

以下のように使い分けることができるので参考にしてください。

例文

She wore a light-blue shirt.

彼女は薄い青のシャツを着ていた。

例文

She wore a bright blue shirt.

彼女はまぶしい青のシャツを着ていた。

lightの動詞での使い方と活用

lightの動詞での使い方と活用

lightを単独で動詞として使うと「火をつける」としてよく使われます。ほかにも「~を明るくする、~を照らす」といった意味もあります。

動詞のlightは活用が2種類ありますがどちらも正解だそうです。近年はイギリス、アメリカ共に「lit」が好まれているようです。どちらでも一緒という前提で、このページでは「lit」を使います。

light – lit – lit
light – lighted – lighted

例文

He lit a candle because the power went out.

停電になったので彼はロウソクに火をつけた。

例文

She went outside and lit a cigarette.

彼女は外に行き、タバコに火をつけた。

例文

A sting of lights lit the path.

連なったライトが道を照らした。

light up(ライトアップ)の意味と使い方

light up(ライトアップ)の意味と使い方

細かなニュアンスの差はあるものの基本的には「light」と「light up」は同じような意味だと考えても問題ないです。

「人 light up ◯◯」のように人がモノ・場所に対して動詞で使う場合は、その場所に追加で「光」を足して照らしたこと、特に多くの光を足したようなことを感じさせます。

例文

I lit up the room with several candles.

私は部屋をいくつかのロウソクで照らした。

例文

Dozens of fireworks lit up the sky.

数十の花火が空を照らした。

基本的には同じなので以下の例文のようにlightだけでもOKです。

例文

I lit the room with several candles.

Dozens of fireworks lit the sky.

(upがなくても基本的には同じ意味です)

また「人が興奮する」といった意味で比喩的な表現もされます。日本語でも「明るい顔になったね」は実際に光を放っているわけではないのと同じ感覚です。

例文

The class lit up when the teacher told them they could go home early.

クラスは先生が家にはやく帰っていいと伝えたときに明るくなった。

特にher face lit up (彼女の顔が明るくなった)のように人の顔、表情に対して多く使われるのは日本語とも一致しています。

カタカナのライトアップ

カタカナでも使われる「ライトアップ」は英語でも近い感覚だとは思います。私達が想像するイルミネーション的なライトアップです。

例文

The Christmas tree downtown lights up at 6:00 pm.

街のクリスマスツリーは午後6時にライトアップする。

例文

He has a basketball net that lights up when someone slam dunks.

彼は誰かがスラムダンクをしたときにライトがつくバスケットのネットを持っている。

lightのタバコに関連する意味

lightは場合によっては「タバコを吸う / タバコに火をつける」の意味で使われている可能性もあります。

この場合は特にシガレットやたばこなど目的語を指定しなくても「light up」だけでタバコ(あるいはマリファナ)を指しています。

例文

I saw him lighting up outside.

私は外でタバコを吸っている彼を見た。

例文

Do you want to light up?

タバコを吸いたいか?

例文

Do you want to light?

(upがないと意味がわからない)

例文

Do you want a light?

(タバコにつける)火はいる?

come to light

「明るみに出る」の意味で、英語をそのまま読めばなんとなくわかりそうな表現ですね。

例文

It came to light that his wife was cheating on him.

彼の妻が浮気をしていることが明るみになった。

例文

New evidence came to light during the investigation.

調査の最中に新しい証拠が明るみに出た。

in light ofの意味と使い方

「~を考慮すると、~を踏まえると、~に照らせば」などの意味で「knowing that」と同じような意味です。

例文

In light of the recent heatwave, the government is asking everyone to save water.

最近の猛暑を考慮して、政府は全員に水を節約するように呼びかけている。

例文

We changed our business strategy in light of the recent economic problems.

最近の経済問題を踏まえて、私たちはビジネス戦略を変えた。

in the light of

in the light ofの場合は本当に「光、明かり」の意味で使われます。

例文

I played in the light of the sun.

私は太陽の光の中で遊んだ。

例文

I could see her in the light of the storefront.

店先の照明で、彼女を見ることができた。

辞書を調べると「in light of = in the light of」でまったく同じ意味だと掲載されているものがありますが、カナダ人のスティーブの意見では別物だと思うし「in the light of」を「考慮に入れて」などの意味で使われるのは、すごく奇妙に聞こえるそうです。



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