slight / slightest / slightlyの意味と使い方

slight / slightest / slightlyの意味と使い方

slightは多くは形容詞で「わずかな、ほんの少しの」といった意味で使われますが、動詞と名詞で「冷遇する、冷遇・無視」のような使い方も存在しています。

slightestは通常は否定文で用いられることが多く、日本語でいう「これっぽちも(ない)」のような表現がされます。よくslightest idea(ほんのわずかな考え)やin the slightestの形がよく見られます。

ここではslightlyも合わせて使い方をご紹介しています。例文を参考にしてください。

slightの意味と使い方

slightの意味と使い方

まずは通常のslightは形容詞で「極めて少量の、ほんのわずかな」といった何かの量や程度などが少ないことに対して使われます。

これは物理的なモノだけではなく、風邪のような病気や音、可能性、数値の増減に対しても使えます。

発音は【sláit】なので読み方はスライトあたりが近くなります。下の音声でご確認ください。

slight【sláit】

例文

I have a slight cold.

私は少し風邪をひいた。

例文

There is a slight noise in the room.

わずかなノイズがその部屋にある。

例文

There is a slight chance they’ll win.

彼らが勝つわずかな可能性がある。

例文

There has been a slight drop in sales.

売り上げにわずかな減少がある。

slightの動詞での使い方

slightには動詞での使い方があり辞書には「無視する、冷遇する、失礼な態度をとる、軽視する」みたいな意味で掲載があります。

動詞での使い方を聞いてみると「冷遇する」の意味が近く、けっこう主観的な感じ方に使われる表現だといえます。

例文

She felt the newspaper slighted her by not mentioning her name.

彼女の名前に言及しないことで、彼女はその新聞は彼女を冷遇していると感じた。

上の例文は本来は掲載があって当然だと思われる名前の一覧に出さないことで、彼女を無視しているとも考えられますが、冷遇していると考えると近いと思います。

新聞社が彼女を無視しようと意図的にそうしたのか、ミスや偶然でそうなってしまったのかはわかりません。したがってこの動詞のslightは当事者や周りの人が「冷遇されている」と感じている時に使われる主観的な表現だといえます。

イメージ的には「もっとたくさんの扱いがあったはずなのに」それが「slight(わずかな)」だったといった意味なので「冷遇する」が近いかもしれません。

slightの名詞での使い方

slightを名詞で使った場合の意味はすでに説明した動詞の意味がそのまま名詞になったイメージです。「軽視、侮辱」で辞書に掲載があります。

無視することと意味は近いですが、それが主観的で本人・当事者が「冷遇されている、軽視されている、無視されている」といった意味合いです。

例文

He took it as a slight and hasn’t spoken to her since.

彼はそれを侮辱だと受けとめ、それ以来彼女と話していない。

動詞のslightにも言えることですが、短い文章で例文を作るのが難しくある文脈・コンテクストがないと意味が伝わりにくい単語です。

slightestの意味と使い方

slightestの意味と使い方

slightestはそのままslightの最上級になりますが、もともとのslightが「少ない、わずか」を意味しており、それが最上級になるので「最も少ない、めちゃくちゃわずか」を意味することになります。

slightestの大半は「not」をともなった否定文で用いられるので、意味合いとしては「かなり少ない量でそれさえもない」と否定を強調する意味で使われることが圧倒的に多いです。

これは日本語の「ない」を強調した「これっぽっちもない」「微塵もない」「1ミリもない」「ちっとも〜ない」あたりが通常は否定(〜ない)を伴う点でも近い表現だといえます。

slightest idea / slightest bit

よく組み合わさるのが「slightest idea(考え)」や「slightest clue(手掛かり、ヒント)」でそれをnotで否定してそれさえもないことを意味します。

例文

I don’t have the slightest idea what to do.

何をしていいのか、わずかな考えさえもない。

= 何をしていいのかまったくわからない。

例文

I don’t have the slightest clue what to do.

何をしていいのか、わずかな手がかりさえもない。

「slightest idea」や「slightest clue」も言っている内容は同じです。

またこの表現を用いるときはアメリカでもイギリス式の文法表現が用いられることが多いです。下のペンの例文のような書き方の違いがあります。

例文

She hasn’t the slightest idea who he is.

She hasn’t the slightest clue who he is.

彼女は彼が誰かまったくわからない。

例文

I haven’t a pen. (UK)

= I don’t have a pen. (USA)

ペンを持っていない。

アメリカ式で書くと以下のようになりますが間違いではありません。長ったらしくなるので北米でもhasn’tを用いるケースが多いです。

例文

She doesn’t have the slightest idea who he is.

(一般的なアメリカ英語のルールでの書き方)

slightest bitもよく登場する組み合わせです。これもbit(少し、ちょっと、少量)にかかっているので「ほんのわずかの少量」を意味して、それをnotで打ち消します。

例文

She isn’t the slightest bit angry.

彼女はこれっぽっちも怒っていない。

in the slightestの意味

in the slightestもよく否定文(not)で文章を強調するために使われる言葉で、「at all」と置き換えて使えます。

同じくslight(非常に小さい、極めて少量の)が最上級で使われており最も少ないことを意味します。それを否定で打ち消しているので最も少ない量すらないとなります。

例文

That job doesn’t interest me in the slightest.

= That job doesn’t interest me at all.

あの仕事にはまったく興味がない。

例文

I’m not hungry in the slightest.

= I’m not hungry at all.

少しもお腹が空いていない。

例文

A:Do you want a new pet?

B:Not in the slightest.

A:新しいペットがほしい?

B:全然。

例文

I don’t know what to do in the slightest.

何をしていいのかまったくわからない。

例文

She doesn’t know who he is in the slightest.

彼女は彼が誰なのかまったくわからない。

slightestを肯定文で使う

肯定文で使われる場合もたまにあります。起こりうる「すごく少ない量」を意味します。

例文

If the price goes up in the slightest, people will stop buying it.

もし価格がほんの少しでもあがるなら、人々はそれを買うのをやめるだろう。

例文

She said that if I moved in the slightest, she would kick me out of class.

彼女はもし私がわずかでも動いたら、クラスから私を追い出すと言った。

例文

He is happy to get even the slightest bit of attention.

彼はほんのわずかの注目を集めただけでも幸せだ。

このようにslightestが肯定文で登場しないわけではありません。ただし、一般的にはnotを使った否定文で使われることのほうが圧倒的に多いです。

以下のような文章は論理的にはOKなんですが、実際に言う人、使う人は少ないだろうという意見です。

例文

△ I have only the slightest idea where that is.

私はあれがどこにあるか、ほんのわずかな考えがある。

not at allとnot in the slightestの違い

この2つには違いが1つあって、「ありがとう」と言われたときの返事に「not at all(どういたしまして)」は使えるけれども「not in the slightest」というふうには言えないという点があります。

例文

A:Thank you for the wonderful present!

B:○ Not at all.

A:すばらしいプレゼントをありがとう!

B:どういたしまして。

例文

A:Thank you for the wonderful present!

B:× Not in the slightest.

(この表現はかなり変で使えません)

slightlyの意味と使い方

slightlyの意味と使い方

slightlyは副詞でそのまま「わずかに、すこし」といった意味で以下のような使い方がされます。

これも数値の増減や、感情や単純なボリュームなどさまざまな程度に使えます。

slightly【sláitli】

例文

Sales have dropped slightly.

売り上げがわずかに下がった。

例文

I am slightly amused by him.

彼によってほんの少し楽しまされている。

例文

There are slightly more people here today than yesterday.

昨日よりも今日、わずかに多くの人がここにいる。

   


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