すでにカタカナになっていますがfutureは「未来、フューチャー」のことです。もう少し意味を広くとって「先行き、将来(性)」といった使い方もできます。
また英語では形容詞で使うこともでき「将来起こりそうな、未来の」の意味となります。ここでは「in the future」の使い方も含めてまとめています。
よく間違えられるフィーチャー(feature)については『フィーチャリング(featuring)とフィーチャー(feature)の意味と使い方』にまとめてあるのでご覧ください。
未来、将来
名詞では「未来、将来」です。いつの未来といった指定がないので、今より後ならすべてを含みます。
They traveled 15 years into the future.
彼らは15年後の未来を旅した。
She says she can see the future.
彼女は未来を見ることができると言っている。
We need to look to the future to find answers.
私たちは答えを見つけるために未来に目を向ける必要がある。
「機能」や「呼び物にする、扱う」といった意味の「feature」とよく混同される言葉です。
先行き、将来(性)
何かが未来に存在する、もしくは成功するであろうチャンスのことで「先行き、将来(性)」の意味もあります。こちらも名詞です。
The future of karaoke parlors is very uncertain.
カラオケ店の先行きはかなり不確かだ。
Without a proper education, he doesn’t have a future.
適切な教育なしでは、彼に将来はない。
in the futureの意味と使い方
in the futureは「将来は、今後は、これからは」みたいな意味があります。
In the future, we may have flying cars.
将来には、私たちは空飛ぶ車を持つかもしれない。
I hope to be an doctor in the future.
将来、医者になれるといいな。
in the futureも「いつ」という明確な指定がないので「someday(いつか)」あたりと似て曖昧な言葉だといえます。
I will call you in the future.
将来に、電話するよ。
電話するのは明日かもしれないし、20年後かもしれません。上のように書くと「いつか電話はするけれど、待たないでね」みたいな感じもします。
I will call you later.
後で電話します。
日常会話の「後で」ならばlaterぐらいが妥当だと思います。
遠い未来は「far future」で、近い未来は「near future」で表すことができます。
The wedding will happen in the near future.
ウエディングは近い将来にある。
In the far future, space travel will be common.
遠い未来、宇宙旅行は一般的になるだろう。
from now onとの違い
from now onも「今後は」みたいな意味になるので似ています。しかし、ちょっと意味する部分が違います。
We will not accept those requests in the future.
あれらのリクエストは将来は受け入れられません。
上の例文だと今は受け入れてくれることになります。将来には無理です。
We will not accept those requests from now on.
あれらのリクエストは今から受け入れられません。
上の例文だと、このタイミングで出したリクエストが受け入れられるかどうかは曖昧です。最後のリクエストとして通るか、もう無理なのか不明です。
将来起こりそうな、未来の
futureは形容詞で使われると、あとで起こるかもしれないという意味で「将来起こりそうな、未来の」を表します。
They wrote down the story for future generations to remember.
彼らは後世の人々が覚えておけるように、その物語を記録した。
He is preparing for a future job in acting.
彼は俳優業でこれから出てきそうな仕事のための準備をしている。
He is one of the future stars of the movie.
彼は将来の映画スターのひとりだ。
We are taking measures to prevent any future accidents.
我々は将来のいかなる事故をも防ぐ対策をとっている。