near / nearly / nearbyの意味の違いと使い方

near / nearly / nearbyの意味の違い

near, nearby, nearlyに共通するのは「近い」ということですが、その「近さ」が距離的な近さであるか、時間的な近さであるか、あるいは「ほぼ完ぺき」のような概念に対するものかで言葉を変えることができます。

この中ではnearとnearbyは共通する部分も多く、同時にnearとnearlyも共通する部分も多いです。言葉を置き換えても問題ないケースも多いです。

文法上の品詞が複雑でややこしい部分もありますが、1つ1つ言葉を取り上げて使い方を解説しています。

nearの意味と使い方

nearの使い方

まずnearはそんなに遠くには離れていない状態を意味します。これは「近くのコンビニ」のような距離や「もうすぐ誕生日」のような時間のどちらに対しても使われます。

品詞としては形容詞、前置詞、動詞で使われます。動詞で「近づく」の意味でも使えるのは見落としがちで過去形・過去分詞はそのままnearedとなります。

後ほど書きますが特定の言葉に対して「ほぼ、ほとんど」の意味もあります。

例文

Christmas is near.

クリスマスが近い(形容詞)

例文

The next station is near.

次の駅は近い(形容詞)

例文

She played near the tree.

彼女は木の近くで遊んでいた(前置詞)

例文

He slowly neared the exit.

彼はゆっくり出口に近づいた(動詞)

closeにも近い意味があるので別の記事にまとめています。

nearbyの意味と使い方

nearbyの意味と使い方

似た言葉にnearbyがあり、こちらは形容詞「近くの」と副詞「近くで」で使われます。

nearbyが表すのは基本的には物理的な距離の近さであって「誕生日が近い」のような時間的なものには普通は使いません。

例文

I put my bag on a nearby table.

私は近くのテーブルにカバンを置いた(形容詞)

例文

A tornado hit nearby.

近くで竜巻が襲った(副詞)

例文

There are lots of stores nearby.

多くのお店が近くにある(副詞)

例文

There are lots of nearby stores.

多くの手近なお店がある(形容詞)

上の例文など品詞の分類はどっちもいけそうな感じはありますが、このように使うことができます。

形容詞でのnearとnearbyの違い

どちらも形容詞として使えますが、使い方に少し違いがあります。〇〇 is nearのように使う(叙述用法)の場合はどちらも問題ありません。

例文

A table is near.

A table is nearby.

テーブルが近くにある。

下の例文のように名詞の前にnearを置く(限定用法)でのnearの使い方には違和感を感じるとスティーブは言っています。地域によってはこのようにnearを使う人もいるとは思いますが少なくともスティーブはそのような使い方はしないという意見です。

例文

△ I put my bag on a near table.

○ I put my bag on a nearby table.

私は近くのテーブルにカバンを置いた。

nearlyの意味と使い方

nearlyの意味と使い方

nearlyは「ほぼ、だいたい」でalmostに近い意味になります。概念として「近い、似ている、おしい」といった考え方をするので物理的な距離の話ではありません。

例文

He nearly died in the accident.

彼はその事故でほぼ死んだ。

=彼はその事故で死にかけた。

上の例文の場合は「死にかけた」であって彼は最終的には生きていることを意味しています。

これは読み違えると文章の内容が変わってしまいます。

例文

A car accident happened nearby.

A car accident happened near here.

自動車事故が近く・近所で起こった。

例文

A car accident nearly happened.

自動車事故がほぼ起こった。

この場合は結果的にnearlyを使うと「自動車事故は起こっていない」ことを意味します。ほぼ起こった、ほとんど起こったであって、全体として考えると危ない場面はあったものの自動車事故は起こっていません。

例文

He came near.

He came nearby.

彼は近くに来た。

例文

He nearly came.

彼はほぼ来た。

「ほぼ来た」とは何かという問題になりますが、パーティーには来なかったけれど、駐車場まで来て体調が悪くて帰ってしまったなど、結局は何かをやっていませんが「ほぼ」やったといってもいいぐらいの表現です。

例文

Don’t worry we are near there.

心配しないで。私たちはそこから近い場所にいる。

上の例文の場合は近い場所にいることが分かります。またおそらく止まっています。

例文

Don’t worry we are nearly there.

心配しないで。私たちはほぼそこにいる / もうすぐそこに着く。

上の場合は「もうすぐそこに着く」であり、おそらく移動中であることを感じさせます。

nearを「ほぼ、ほとんど」の意味で使う

少し複雑な話にもなるので必要ない方は読み飛ばしてください。

nearは名詞あるいは特定の形容詞にかかる形でalmostと同じ意味でも使えます。

「near perfect(ほぼ完ぺき、完璧に近い)」や「near impossible(ほぼ不可能、不可能に近い)」といった表現が見られ、こういう熟語・イディオムなのだと覚えてもいいかもしれません。

そうなると「near」「almost」「nearly」は同じ使い方ができます。

例文

The car is near blue.

The car is nearly blue.

The car is almost blue.

その車は青に近い / ほぼ青だ。

例文

This is near perfect.

This is nearly perfect.

This is almost perfect.

これはほぼ完ぺきだ。

例文

It was a near perfect game.

It was a nearly perfect game.

It was an almost perfect game.

ほとんどパーフェクトゲームだった。

「an almost」の語呂が悪いのでalmostを使うなら「The game was almost perfect.」にしたほうがいいといった細かな差はありますが、ほぼ同じ文章を作ることができます。

例文

It is near impossible to understand.

It is almost impossible to understand.

It is nearly impossible to understand.

理解するのはほぼ不可能だ。

ただしnearが「ほぼ、ほとんど」の意味で使われるのはperfectやimpossibleのような特定の形容詞(または名詞)に対してです。

例文

He is near angry.

He is near happy.

(こういう使い方をしない)

angryやhappyのように人によって度合いに幅がある感情や状態には使われず、perfect(完璧)やimpossible(不可能)のように絶対的な状態を表す形容詞に使われる傾向があります。

なぜ使われるのか理由らしい理由もわからないのでこういう熟語だと割り切ってもいいかもしれません。別にnearlyを使うのも間違いではありません。

near miss(ニアミス)は変な言葉ではないか?

1つ論争があるのはカタカナでも聞かれる「ニアミス」です。航空機などが異常に接近することを意味します。

ここでのmissは「当たらなかった」という意味です。

例文

The missile nearly missed the enemy tank.

ミサイルは敵の戦車にほぼ当たらなかった。

上の例文は「ほぼミス、ほぼ当たらなかった」なのでミサイルは敵の戦車をほとんど外していますが、かろうじて当たっている、ちょっとヒットしていることになります。

例えば「テストでほぼ全部、間違えた」といった場合には1,2問ぐらいは正解していることになります。

以下にダーツの画像がありますが3本のうち2本は的を外しています。1本はかろうじて的に当たっています。したがって以下の例文のようにかけます。

ダーツの画像

例文

One of the darts nearly missed the board. The other darts missed the board.

1本のダーツはほぼ的を外している。残りは的を外している。

これをそのまま「near」に置き換えると変です。もう「near miss」という別の単語と思ってもいいのかもしれません。

例文

The missile had a near miss with the tank.

ミサイルは敵の戦車とニアミスした。

上の例文は一般的なニアミスの使い方で、ニアミスしただけで、当たっていないことになります。ただし言葉の理屈としてはおかしい感じがします。

ニアミス(near miss)は言葉の意味としては「ほぼミスしている → なんらかの接触があった」なので「飛行機同士がニアミスした」はなんらかの接触が起こっているはずの表現になります。

しかし、「飛行機のニアミス」は普通は接近するだけで接触はないことを指します。言葉の意味で少しおかしいという論争があります。

   


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