notice / notify / notification / noticeableの意味と使い方

notice / notify / notificationの意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2021.10.16

noticeは動詞で「気が付く」の意味で広く使われますが、名詞では「通知、告知、注意」といった意味で張り紙なども含めて見かけることができます。また通知書・通告書の意味でも使われています。

同じく動詞のnotifyは誰かに「知らせる、通知する」の意味です。また名詞では同じような言葉でnotificationがあります。このあたりが少しややこしい要素になっています。

ここではnotice / notify / notificationの使い方や違いなどを例文にまとめて掲載しています。

noticeの動詞での意味と使い方

noticeの動詞での意味と使い方

動詞で使った場合のnoticeは何かに気づくことで「気がつく、気付く」の意味です。場合によっては「わかる」と考えてもいいと思います。

notice【nóutəs】

「知らせる、通知する」は最後に紹介するnotifyなので間違えやすい言葉です。

noticeは「目で見てわかる」に限定した動詞ではないので、匂いでも聞いてでも気が付くこと全般です。

例文

I noticed a scratch on my car.

私は車のかすり傷に気づいた。

例文

She noticed something different about her son’s hair.

彼女は息子の髪が何か違うと気づいた。

例文

I worked in this office five years and never noticed the water-cooler in the corner.

このオフィスで5年間働いた。そして、ウォータークーラーがコーナーにあるのに気が付かなかった。

例文

I noticed a bird on my car.

車の上の鳥に気が付いた。

例文

Did you notice the new burger at McDonald’s?

マクドナルドの新しいハンバーガーに気が付いた?

例文

My wife didn’t notice my haircut.

私の妻は私が髪の毛を切ったことに気が付かなかった。

例文

When the alarm went off I noticed it was 5 p.m.

アラームが鳴ったとき、午後5時だと気が付いた。

例文

I noticed the smell of cookies.

I noticed it was curry by the smell.

私はクッキー/カレーの匂いに気が付いた。

noticeとtake notice

noticeが自然と気が付いたことを感じさせるのに対して、意識して気づこうとして気が付いたこと、そもそも注意を払っていたことを感じさせます。

take noticeは「注目する」みたいな訳で辞書に掲載されています。

例文

I noticed that you dyed your hair orange.

あなたが髪の毛をオレンジに染めたことに気が付いた。

例文

△ I took notice that you dyed your hair orange.

(少し強い感じで、表現として変です)

例文

The detective noticed that the suspect dyed her hair orange.

探偵は容疑者が髪の毛をオレンジに染めたことに気が付いた。

例文

The detective took notice that the suspect dyed her hair orange.

探偵は容疑者が髪の毛をオレンジに染めたことに気が付いた / 注目した。

上の例文だとtake noticeを使った場合は探偵にとって重要な情報であったり、手掛かりになったりといった雰囲気を感じさせます。

noticeの名詞での使い方

noticeの名詞での使い方

名詞で使った場合には「注意、警告、通知」といった意味になり、張り紙などでよく見かけます。また後程紹介する「通知書」の意味にもなります。

例文

There was a notice on the wall from the principal.

壁に校長先生からの注意書きがはってあった。

例文

NOTICE : Classes are cancelled tomorrow.

注意:明日のクラスはキャンセルです。

例文

I gave my employer two-weeks’ notice.

雇用主に2週間前通知を出した。

two-weeks noticeは映画のタイトルにもなっていますが2週間前の通知のことです。アポストロフィはあってもなくてもどっちでもいいそうです。

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notificationの意味と使い方

notificationの使い方

「通知、告知、届け出」といった何かを知らせる行為のことを指す場合のnotificationは、数えることができない不可算名詞の扱いです。

notification【nòutəfikéiʃən】

例文

Notification is needed before quitting your job.

仕事を辞める前には通知が必要とされる。

例文

The bank asked for written notification before I close my account.

銀行は口座を閉じる前に書面での届け出を要求した。

一方で1つ2つ(1通2通)と数えられる、通知するために使われる書類やメッセージである「通知書、届出書」を指す場合は可算名詞になります。

例文

Twitter gives me a notification every time someone likes my tweets.

ツイッターは誰かが私のツイートにいいねする度に通知(のメッセージ)をくれる。

例文

My email inbox is full of notifications from the government.

私のメールの受信箱は政府からの通知書であふれている。

ただし、この場合の「通知、告知、届け出」と「通知書、届出書」の境界線は微妙な場合もあるのでどちらもいけるケースもあります。

例文

Notification is needed before quitting your job.

A notification is needed before quitting your job.

仕事を辞める前には通知(通知書)が必要とされる。

通知(notification)というアクションを必要とするか、通知書(a notification)という紙を必要とするかの違いです。またwritten notification(書かれた通知)は言い換えると通知書のことなので結局は同じものを指しています。

noticeとnotificationの違い

どちらも名詞で使うことができ「通知」のような意味があります。基本的には置き換えても問題ないケースが多いです。

厳密にはnoticeは警告や注意のようなものに、notificationは案内・アナウンスの性質につかわれるとされています。しかし、その境界線が曖昧なものもけっこうあったり、誰もそこまで気を使って言葉をわけていない感じです。

例文

Notice is needed before quitting your job.

仕事を辞める前には届け出が必要とされる。

例文

The bank asked for a written notice before I close my account.

銀行は口座を閉じる前に書面での届け出を要求した。

例文

Twitter gives me a notice every time someone likes my tweets.

ツイッターは誰かが私のツイートにいいねする度に通知(のメッセージ)をくれる。

例文

My email inbox is full of notices from the government.

私のメールの受信箱は政府からの通知書であふれている。

これも「通知、告知、届け出」というアクションならば不可算名詞で考え、「通知書、届出書」ならば可算名詞で考えることができます。ただし、同じくどっちでもとれるので曖昧です。

notify(動詞)の意味と使い方

notify(動詞)の意味と使い方

動詞はnotifyです。情報を与えることを意味するフォーマルな表現で「知らせる、通知する」を表します。

notify【nóutəfài】

例文

You will be notified when the order is ready.

命令の準備ができたら通知されるだろう。

例文

My smartphone notifies me when someone’s birthday is coming.

私のスマホは誰かの誕生日が近づくと私に知らせてくれる。

ただし、日常会話での「知らせる、通知する」の感覚で使うとフォーマルになってしまうケースもあります。以下の例文ならばtellを使ったほうが自然な表現になります。

例文

○ My mother told me about the party tomorrow.

△ My mother notified me about the party tomorrow.

母は私に明日のパーティーについて知らせてくれた。

without noticeの意味

「予告なしに、事前通告なし」は一種のイディオムであり「suddenly」の意味で以下の例文のように使うことができます。

例文

The storm hit without notice.

嵐は予告なしに直撃した。

例文

The movie ended without notice.

その映画は予告なしに終わった。

例文

Prices may change without notice.

価格は予告なしに変更されることがあります。

もちろん嵐が予告してくるわけはないので「suddenly / 突然に」といった意味合いの言葉です。

考え方として「突然に」と「事前の通知なしに」の2つの解釈ができるので以下の例文だと少し何を指すのか曖昧です。

例文

She was fired without notice.

(突然に? 通知がなかった?)

unnoticed

unnoticedは気づかれない状態を意味します。

例文

There was an unnoticed mistake in the book when it went on sale.

売りに出たときにその本には気づかれていないミスがあった。

例文

The illegal tackle was unnoticed by the referee.

違法のタックルは審判に気づかれなかった。

leave unnoticed

leave unnoticedは気づかれない状況で何かをそのままの状態にしておくことを意味します。

例文

Because there weren’t enough people searching for it, Bigfoot has been left unnoticed.

探している人が十分いなかったので、ビッグフットは気づかれないままだった。

例文

The DaVinci painting had been left unnoticed for centuries before it was discovered in a small church.

ダ・ヴィンチの絵は小さな教会で発見されるまで何世紀も気づかれないままだった。

noticeableの意味と使い方

notice+ableの組み合わせで「容易に気付く、目立つ、顕著な、注目に値する」などの意味です。良い意味、悪い意味の両方に使うことが可能です。

例文

He has a noticeable hairstyle.

彼は目立つ髪型をしている。

例文

There was a noticeable dent in his car.

彼の車には目立つへこみがあった。

例文

His zit is very noticeable.

彼のにきびはかなり目立つ。

例文

His fashion is very noticeable.

彼のファッションはかなり目立つ。

例文

There was a noticeable change in the temperature.

気温の明らかな変化があった。



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