mark(動詞・名詞)での意味と使い方

mark

markはカタカナでも「マークをつける」といった使われ方をしますが、英語でもこの使い方が可能です。ほかにもいくつか意味があるので確認していきます。

大きくわけると動詞での使い方と、名詞での使い方があります。カタカナの「マーク」との比較も含めてまとめています。

マークは「ピースマーク」や「容疑者としてマークする」などちょっとカタカナ使いが見られる和製英語になってしまっています。

例文も含めて豊富に用意したので必要な情報を参考にしてください。

マーク・印をつける

何かの上に目に見えるような線や言葉、絵などを書いたり引っかき傷をつけたりすること、「マークをつける、跡がつく」などを意味します。

Their shoes marked the floor.
彼らの靴は床に引っ掻き傷をつけた。

床に靴で引っ掻いた傷がついたという意味です。

She marked her favorite tree by carving her name on it.
彼女は大好きな木に自分の名前を彫ることで印をつけた。

容疑者としてマーク

警察などが疑わしい人物を容疑者として「マークする」とカタカナではいいますが、この使い方は英語でもやや比喩的には可能な表現です。

どこまで一般的に使われているのかは不明ですが、実際に犯人と思われる人物に目印を書くわけではないものの、英語として意味が通らない文章ではないという意見です。

△He was marked as a suspect by the police.
彼は警察から容疑者としてマークされていた。

この場合はシンプルに「suspect(~を疑う)」でもいいと思います。怪しいと疑っていれば見張りや尾行は当然のように行うはずです。

The police suspected him.
警察は彼を疑っていた。

敵をマーク(スポーツ)

またスポーツで敵をマークする場合なども同じで、一般的ではないものの間違いとは言い切れないレベルの表現です。ひょっとしたらそう言う人もいるかもしれません。

△The defender marked his attacker.
ディフェンダーはアタッカーをマークした。

ではどういうのか? といえばスポーツ競技によると思いますが以下のような表現が考えられます。特定の敵側プレイヤーに特に注意を払い、場合によっては1対1で対処するケースです。

Everyone on defense covered the forward.
ディフェンス側全員がそのフォワードをカバーした。

The defenseman stuck to the forward.
そのディフェンスはフォワードに張り付いた。

オーストラリアで人気のオーストラリアン・フットボールではmarkという競技内の特定の動作がありますが、そういうのは抜きにしても競技によっていくつか可能性が考えられそうです。

示す・指す

何かがどこにあるのか、いつあるのかを示すことを表します。これは物理的な意味と、概念として示したことにも使えます。以下の例文を参考にしてください。

This fence marks the border between the two countries.
このフェンスは2つの国の間の境界を示している。

The success of Iron Man marked the beginning of the superhero movie boom.
『アイアンマン』の成功はスーパーヒーロー映画のブームの始まりを示した。

The pirate marked the location of the buried treasure with a skull.
海賊は頭蓋骨で宝物が埋まっている場所を示した。

頭蓋骨の絵を描いて宝物が埋まっている場所を指し示したという意味です。

markは目印をつけることであり情報を伝達することが主な役割です。一方でdecorateは装飾することが目的で情報伝達の意味を持ちません。

その間の言葉で少し日常の語彙から外れますがemblazonがあります。花柄の毛布、シリアルナンバーの刻印、ロゴ付きのデザインでどれがベストな単語かを比較しています。


祝う・記念する

特別な時を祝うことで、「祝う、記念する」を意味します。celebrateなどと近い意味合いで使われています。

We marked our 50th wedding anniversary with a party.
私たちはパーティーで結婚50周年記念を祝った。

The company made record profits, and to mark the occasion they made a plaque.
会社は記録的な利益を得て、その出来事を祝うために盾を作った。

We decided to mark the company’s first year with a limited edition product.
我々は会社の1周年記念を限定特別製品で祝うことに決めた。

mark the occasion

markが「記念する、祝賀する」で、occasionには「出来事、大事な行事」などの意味があります。

この2つを組み合わせるとmark the occasionです。

It was our third anniversary, so to mark the occasion we bought a bottle of wine.
3周年だったので、出来事を祝うために、ボトルワインを買った。

He won an award, so to mark the occasion he bought a bottle of wine.
彼は賞を受賞したので、記念するために、ボトルワインを買った。

成績をつける

試験をチェックして正解に点数をつけること、「採点する」の意味もあります。誤解しやすいですが、こちらは先生が行う「採点」であって、生徒が点数を取ることではありません。

The teacher was up all night marking her students’ tests.
先生は徹夜で生徒のテストの採点をした。

He made a mistake while marking my essay so I asked for an A instead of a B.
彼は私の小論文を採点する際に間違ったので、Bの代わりにAを要求した。

Bの評価の代わりにAの評価を求めたという意味です。

markはイギリスの表現か?

「mark」はイギリスの言葉だと書いている辞書がありますが、アメリカ人のスコットにとっても馴染みのある言葉のようです。

別の言葉に「grade(成績をつける、採点する)」がありこちらに置き換えて使うことができます。おそらくgradeの方がアメリカではより広く使われています。

カナダ人のスティーブは「成績をつける、採点する」の意味ではgradeを使わないけど映画などで何度も聞いたことがあると言っています。

オーストラリア人のカールは「成績をつける、採点する」でgradeを使うことはまったくないと話していました。

このあたりお国柄によって少し表現が変化します。

The teacher was up all night marking(=grading) her students’ tests.

He made a mistake while marking(=grading) my essay so I asked for an A instead of a B.

名詞でのmarkとgradeの違い

名詞になると異なる意味になるので注意が必要です。

markは「それぞれの質問に対する個々の点数」を意味し、gradeは「全体の成績・点数」を表します。

I lost marks on question number three because I made a spelling mistake.
スペルミスで3番の問題の点数を落とした。

She always gets good grades on her tests.
彼女はいつもテストで良い成績をとる。

これは以下のスポーツの「高得点をマークする」につながる問題ですが、点数を取る側の表現は以下の記事にまとめています。


高得点をマークする

ここからは「カタカナ英語」との違いに焦点をあてた内容になります。カタカナでは使えても、英語では少し奇妙になってしまうケースがいくつかあります。

それがスポーツの試合などで「高得点をマークする」やゲームなどで「ハイスコアをマークする」といった意味です。この言い方があまり一般的ではありません。

▲Michael Jordan marked 30 points in a game.

Michael Jordan got 30 points in a game.
マイケル・ジョーダンは1試合で30点をとった。

▲I marked a high score in Pac-Man.

I got a high score in Pac-Man.
パックマンでハイスコアをとった。

印・マーク(名詞)

カタカナでは壁や看板などに書かれているロゴなどを指して「マーク」と表現します。これも英語では論理的に間違いではないものの、もっと他に適切な言葉があるのでそちらを使うケースが多いです。

The logo of Facebook can be seen on the wall.
壁にフェイスブックのロゴがある。

△The mark of Facebook can be seen on the wall.
(あまり一般的ではない表現)

A sign for Facebook can be seen on the wall.

「Facebookのsign」を使うとロゴマークではなく「サインボード」のような看板的なものを連想させます。

しかし「peace sign(ピースサイン)」などはそのまま使えます。

He spray-painted a peace sign on the wall.
彼は壁にピースサインをスプレーで描いた。

He spray-painted a peace symbol on the wall.
彼は壁にピースシンボルをスプレーで描いた。

それでもやはりカタカナのように「ピースマーク」とはあまり言いません。

▲He spray-painted a peace mark on the wall.

miss the mark

日本語の「的外れ」と文字通りほぼ同じ意味になります。意図していた結果にならなかったこと、失敗することです。

I set out to make a revolutionary computer but I missed the mark.
革命的なコンピューターを作るように設計したが失敗だった。

She wanted to convince people to use electric cars in her speech but it missed the mark.
彼女はスピーチで人々に電気自動車を使うように説得したかったが、的外れだった。

ほぼ同じ意味ですが、日本語の「的外れ」が方向性を問題にしているのに対して、英語ではより失敗したという結果によった表現になっています。

またスティーブの説明と海外辞書などを調べて確認すると、日本語の的外れはぜんぜん違う方向、明後日の方向のように感じますが、英語ではわずかにずれている、いくらかずれている、のように的を外してはいるものの(日本語ほど)ぜんぜん見当違いではないことが感じられます。

   


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