コメント

comment / remark / commentaryの違い

カタカナでもよく使われる「コメント」ですが、英語では少しだけ意味が違うように感じます。

どちらかといえば、カタカナのコメントは英語のリマーク(remark)のほうが近いかもしれません。

また関連する言葉でネット時代の新しい用語「コメンター」も登場しているのであわせてご紹介します。

comment(コメント)

remarkも基本的には同じ意味ですがcommentのほうが、ちょっと長く、ひょっとしたら書かれたものだったり、よく考えられた内容で、ポジティブなものが多いそうです。

The teacher commented that my presentation was good but needed more information.
(先生は私の発表は良かったが、より情報が必要だったとコメントした)

If you have any questions or comments about our restaurants service please write them down on the paper provided.
(もし何か私達のレストランのサービスにご質問やコメントがあれば、配布した紙に書いてください)

カタカナのコメントは声に出す発言の意味が強いですが、必ずしも話し言葉でない点はカタカナとはちょっと違うかもしれません。

remark(リマーク)

remarkはたいてい発言、話したものであり、カジュアルで、必ずしも常にポジティブであるとは限らないものです。

「感想、所感、簡単に意見などを述べる」といった意味です。

ニュース記事などで日本語が「ネットには批判のコメントが多数寄せられた」といった表現も、英語に直すとcommentではなくremarkに置き換えられているケースが多いですね。

“You look tired,” the teacher remarked.
(「疲れているようにみえるよ」と先生は簡単な感想を言った)

I remarked that her dog should exercise more.
(私は彼女に犬はもっと運動すべきだと簡単な意見を言った)

“Give me a break,” she remarked.
(「冗談はよして」と彼女は述べた)

「簡単で短い意見などを述べること、またはその意見」をremarkで言い表せるので日本語より便利かもしれませんね。

commentary(コメンタリー)

commentaryは解説、評論、注釈、説明、実況などの意味がありますが、単純に「長いコメント」と思っても大きな間違いなさそうです。コメントよりもより解説や説明によった言葉です。

例えば「ブラックジャックで好きなキャラクターは?」と質問されて「ドクターキリコが好きだよ」と答えればこれがコメントです。

そこから「なぜなら彼の行動には医療に対する示唆に富んでいて~」と理由などを長く説明しだしたりすれば「commentary」になります。

DVDなどを購入すると副音声、主音声切り替えで監督や出演者などが「このシーンの撮影は大変だったよ」とシーンに合わせて裏側を話しているものがあります。

こういうのはAudio CommentaryやDirector Commentaryというそうです。

I like Director Commentaries on DVDs where they talk over the movie about how its made.
私はDVDについてる、どんな風に映画が作られたかについて話しているディレクター・コメンタリーが好きだ。

コメンターとコメンテイター

ちょっと前から英語圏のネットで「コメンター(commenter/commentor)」の存在が議論になっていました。もともと「コメンター」などという単語は存在しなかったのですが「ネットでブログなどにコメントする人」という意味で使われるようになりました。

ブログのコメント欄に書き込むような人を「commentator(コメンテイター)」と表現すると大袈裟すぎるという話です。コメンテイターはプロの解説者をイメージするので、ネットのブログに書き込みするような人に使うのはちょっと違うという話でした。

「commenter」は新しい言葉で古い辞書には載っていないかもしれません。スペルチェック機能付きのソフトウェアだと「スペル間違ってるよ!」と警告してくれると思います。

意味は「ブログなどにコメントを残す人」という感じで使われていますが、どこかからそういう意味で使いなさいという指示があったわけでもありません。言葉の移り変わりを感じることができる単語です。

近い意味では「netizen(ネチズン/ネット市民)」がありますが、これもあまり定着してない感じがします。

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