burner(バーナー)もstove(ストーブ)もカタカナでイメージするものと少し違います。一般的に英語でburnerといえばコンロのようなものを指します。
またstove(ストーブ)といえば暖房器具の意味もありますが薪をくべるような古臭いタイプで、私たち日本人がイメージするストーブとも少し違います。
カタカナと英語のイメージが混じっているので言葉を整理しています。burnerには他にも使い捨ての携帯電話の意味もあります。
burner(バーナー)の意味と使い方
燃やす何かのことで、「(コンロやストーブなどの)バーナー、ガス台」や「燃焼装置、焼却炉」を意味します。
これは火がついて燃える以外にも、カロリーなどの燃焼に対しても使うことができます。
I was cooking a large dinner and had to use all the burners on my stove at the same time.
私は夕食をたくさん作っていて、同時にコンロのすべてのバーナーを使わなければならなかった。
The factory bought a special trash burner to save money.
その工場はお金を節約するために特別のゴミ焼却炉を購入した。
I found a great new exercise that’s a real calorie-burner.
本当にカロリーを消費するすごくて新しいエクササイズを見つけた。
This exercise is a good calorie-burner.
この運動はいいカロリー燃焼だ。
カタカナで「バーナー」といえばホームセンターなどで販売しているガス缶に接続して工作や炙り系の料理などに使うバーナーが思い浮かびます。
これは英語ではblow torchと呼んだりするそうです。広義にはバーナーですが、blow torchをburnerと呼ぶのは聞いたことがないとスティーブは言っていました。
CD / DVDに書き込む機械
CDやDVDにデータを書き込んだりするコンピューターの周辺機器の意味もあります。
My DVD burner broke so I had to buy a new one.
私のDVDバーナーが壊れたので新しいものを買わなければならなかった。
I got an external CD burner for my laptop.
外付けのCDバーナーを自分のノートパソコンのために手に入れた。
ストーブ、コンロ、バーナーの違い
ここで少し用語を整理しますが、まずコンロは漢字では「焜炉」と書く日本語であり英語でもフランス語でもありません。
英語でstove(ストーブ)といえば2つ意味するものがあります。1つは部屋を暖める装置ですが英語のstoveは今ではあまり見かけない古臭いタイプの暖房器具です。
カタカナでいう石油や電気で暖める家庭にあるような暖房器具はheaterやspace heaterと呼ばれています。
もう1つの意味はオーブンの上部についているstove(ストーブ)です。こちらの意味での使い方が一般的です。
一般的にこの調理器具全体をoven(オーブン)と呼び、普通はオーブンの上にstoveがついています。そのストーブは2〜6個ぐらいのburnerから構成されています。
The oven has a stove with six burners.
そのオーブンは6個のコンロがあるストーブがついている。
on the back burner
on the back burnerは「後回しにする、保留にする」という熟語というよりも、単なる比喩として使われているのではないかといった意見です。
back burnerとは上のオーブンの写真における後方のコンロのことで、作りかけの料理を後ろに置くことで調理の優先度としては下がります。そこから保留すると言った意味になります。
I want you to put this project on the back burner for now.
このプロジェクトを今は後回しに(優先順位を下げる)するようにしてほしい。
この使い方は意味としてはよくわかりますがイディオムかと言われればどうなんだろうかといった意見でした。
以下のように本当に後方のコンロに置くことも意味します。
I put the soup on a back burner while I cooked the pasta.
パスタを作っている間、スープを後方のコンロに置いた。
使い捨ての携帯電話
burnerは使い捨ての携帯電話を指して使われることがあります。burner phoneなどとも呼ばれます。
犯罪などに使われることが多く、使用しても足がつかない携帯です。絶対にプリペイド携帯である必要はありませんが、プリペイドは先払いなのでバーナーになりやすいです。
The kidnapper used burners to contact the victim’s family and demand a ransom.
誘拐犯は被害者の家族に連絡を取るためにバーナーを使った、そして身代金を要求している。
Police complained that burners make it too easy for drug dealers to operate in the city.
警察はバーナーがクスリの売人をその都市でかなり物事を行いやすくしていると不満を漏らした。
直訳しましたがバーナーがあることでクスリの売人がその都市で仕事をしやすい、クスリを売りやすいという状況になっていると警察が不満を言っているという意味です。