barkは犬などが「吠える」といった意味で使われる言葉です。日本語の「吠える」もイメージに近く、「きつい調子で大声で言う、怒鳴る」といった慣用的な表現もいくつかされています。
まったく異なる「木の皮、樹皮」といった意味もありますが、これは語源が違っているので「吠える」とは別の言葉だと考えても問題ないと思います。ここではbarkの使い方を整理しています。
barkの意味と使い方
barkは「ほえる」の意味です。過去形・過去分詞はそのままbarkedとなります。
bark【bɑ́rk】
船などに乗り込む「embark(乗り出す、乗り込む)」とは語源が違うので無関係の言葉だと思ってよさそうです。
I heard a dog go “bow-wow” next door.
隣の家で犬が「わんわん」と吠えているのが聞こえた。
I heard a dog barking next door.
隣の家で犬が吠えているのが聞こえた。
My dog was scared by its own shadow and started barking.
犬が自分の影に怖がって、吠え始めた。
The dog barks in a way that sounds like it is speaking.
その犬はまるでしゃべっているように聞こえる吠え方をする。
犬の鳴き声の「わんわん」は日本式ですが、一般的には英語での犬の鳴き声はサイズによって少し変わります。わんわんのように2回で表現されるケースもあります。動詞はgoを使うのが一般的です。
小型犬 = yip (yip)
中型犬 = bow wow
大型犬 = woof (woof)
I heard a dog go “bow-wow” next door.
隣の家で犬が「わんわん」と吠えているのが聞こえた。
怒鳴る、吠える
日本語でもイメージに近いですが「きつい調子で大声で言う、怒鳴る」などの意味で人間に対しても使うことが可能です。
My boss was barking orders at me all day.
上司は1日中、私に命令を怒鳴っていた。
My dogs are barking
北米のスラングでは「dogs」で足を意味することがあり、足(犬)が吠えていると表現することで足の痛みを表すことがあります。
My dogs are killing me.
My dogs are barking.
(足が痛いの意味)
通常は上の2つの表現またはそのバリエーションとして見られます。怪我などによる痛みにはあまり用いられず、歩きすぎや仕事での立ちっぱなしによる疲労による痛みを表す際に使われます。
all bark and no bite
これは意味としては「吠えているだけで噛みつかない」であり、クチではいろんなことを言うけれども実際に行動には移さない人に対して使われます。
He’s all bark, and no bite.
彼はクチだけで行動しない。
木の皮、樹皮
barkには「木の皮、樹皮」の意味もありますが、語源が違うのでたまたま同じになってしまった単語だと考えるのが妥当です。
This area has many trees with white bark.
このエリアには、多くの白い樹皮を持った木々がある。
The insect makes a hole in bark and hides inside.
虫が木の皮に穴をつくり、中に隠れている。