workshop(ワークショップ)は名詞では大きく2つの意味で考えることができ、1つはカタカナの「体験型講座」に近い意味です。英語のワークショップには「セミナー、研修会」のようなものも含まれてきます。
もう1つが「作業場、工作室」のような意味で、何かを修理したり組み立てたりするようなスペースを指します。これは「shop」そのものに作業をするスペースのような意味合いが含まれています。
ここではカタカナでもよく聞かれるようになったworkshop(ワークショップ)の英語での使い方をまとめました。いちおう動詞での使い方も存在しています。
workshop(ワークショップ)の意味と使い方
workshop(ワークショップ)も最近よく聞く言葉で、何かよくわからないまま参加したことがある人も多いと思います。
workshop【wə́rkʃɑ̀p】
カタカナでは「体験型講座」を指して使われることが多く、単に参加して座って話を聞くだけではなく、何かの作業を体験しながら学ぶ講座です。
英語でも同じような意味ですが、もう少しカタカナより意味が広く感覚的には「セミナー、研修会」みたいなものも英語のworkshopに含まれてきます。
必ずしも作業をする必要があるわけでもなく、上の写真のような質疑応答など双方向のやり取りが少しあるだけで、座って聞いているのみの形でもワークショップになりえます。
Dozens of people attended the workshop.
数十人がワークショップに出席した。
He attends a workshop on acting once a week.
彼は週に一度、演劇のワークショップに参加している。
The business conference includes several workshops held by experts.
そのビジネス会議には、専門家によって開催されるいくつかのワークショップが含まれている。
workshop(作業場)
また名詞で何かを作ったり修理したりする「作業場、工作室、図工室」みたいな意味があります。小さい工場といった訳もありました。
I found the principal in the workshop.
校長先生を工作室で見つけた。
A fire broke out in the workshop.
作業場で火事があった。
Idle hands are the devil’s workshop.
(ことわざ)暇な人間の手は悪魔の作業場。
最後の例文はことわざで、暇な時間があると悪事に手を染めてしまうといった意味です。
そもそも「shop」にはお店以外にも、何かを修理したり、製造したりする場所という意味があります。もともとは納屋や小屋のようなものを指していたそうです。
このshopの使い方は有名なアドビの画像編集ソフトの「Photoshop(フォトショップ)」などにも見られ、このソフトは「写真店」の意味ではなく、写真を修整加工するための場所という意味です。
ほかにも学校での「図工」のクラスは「shop class」と呼ばれたりします。
I made a lamp in shop class.
図工の時間にランプを作った。
workshopの動詞での使い方
動詞では「演劇などの詳細をつめて公演できる最終段階に持っていく」みたいな意味があります。
この意味は日本の辞書には掲載がない場合がありますが、海外の辞書には掲載があります。
The musical was workshopped in local theaters before opening on Broadway.
そのミュージカルはブロードウェイでの公開の前に、地元の劇場でワークショップされた。