年齢を聞かれた場合の答えは「36 years old」のように答えるパターンを学校で習いますが、日常会話では単に数字だけで答えるケースも多いです。いくつか答え方があります。
また10代、20代、30代のように少し曖昧に答えるケースもありますが、その場合はthirties(30代)のような答え方が存在しています。
他にもいろんな年齢の答え方が考えられるので日常会話でも使える年齢の表現を例文付きでご紹介しています。
英語での年齢の言い方
英語で年齢を表すにはいくつかスタイルがありますが結局は言っていることは同じです。
① He is four.
② He is four years old.
③ He is four years of age.
彼は4歳だ。
① I’m 20.
② I’m 20 years old.
③ I’m 20 years of age.
私は20歳だ。
日常の会話で「何歳なの?」と聞かれた場合には①の数字だけで答えるのが最も一般的に使われる表現です。
学校では②を習いますがこれも広く使われています。特に文脈や前後の会話の流れがない場合には、年齢を指していることを明確にするため使うケースがしばしばあります。
③はフォーマルな響きがあり、日常会話ではわざわざここまでいいません。よく法律に関連する文章などでは見かける表現です。
The money will be held in a fund until your son becomes 20 years of age.
このお金はあなたの息子が20歳の年齢になるまで基金が保持しています。
これ以外にも「I’m a 36-year-old.」や「I’m a 36-year-old person.」のようなハイフンでつなぐやり方もありますがこれは別の記事にまとめているのでご覧ください。
◯◯歳になる
現在の年齢ではなくて、ある日付において「◯◯歳になる」といった変化を表すには日常会話ではturnがよく使われます。
becomeはフォーマルな響きがあります。becomeを使ってフォーマルにいくなら、years of ageなども含めて最後までフォーマルにいく。turnで自然に表現するなら最後までカジュアルにあわせるといった程度の差です。
以下は全部同じ意味で「20歳になるだろう」です。基本的にどれも広く使われています。
◎ I will turn 20.
◯ I will become 20.
◎ I will turn 20 years old.
◎ I will become 20 years old.
◯ I will turn 20 years of age.
◎ I will become 20 years of age.
10代、20代、30代、40代のように答える
自分の年齢を曖昧に伝えたい場合は以下のように答えることができます。これは10年区切り(decade)表現します。
形としては [be] + in + [所有代名詞] [10年間] です。
I’m in my thirties.
私は30代だ。
He is in his 40s.
彼は40代だ。
She looks like she is in her 70s.
彼女は70代のように見える。
この30sのような言い方だと「30歳~39歳」のどこか、30代だと伝えることができます。
この言い方は相手の正確な年齢がわからない場合にも使うことができます。
Shinzo Abe is probably in his sixties.
安部晋三はおそらく60代だ。
また複数人いるグループなどを総合的に指す場合にも使えます。
Arashi are in their thirties.
嵐は30代だ。
They are all in their teens.
彼らはみんな10代だ。
teensは10歳から19歳の年齢を指します。並べると以下のようになります。これらは年齢だけではなく番号や数字の40番台、50番台や気温の30度台などを表すこともできます。
teens / (10s)(10代)
twenties / 20s(20代)
thirties / 30s (30代)
forties / 40s (40代)
fifties / 50s(50代)
sixties / 60s(60代)
seventies / 70s(70代)
eighties / 80s(80代)
nineties / 90s(90代)
10sについては「テンズ、テンス」のように発音するためティーンズではなくなります。またティーンズは人間の年齢について用いるのであって年代には使われません。
カナダ人のスティーブに事務所に知らない人が来た時に後で「何歳ぐらいの人だった?」と聞いても「いや、それがよくわからない…」と言われるケースがけっこうありました。これはアジア人の年齢がまったく想像つかないからだそうです。何歳代か? を聞いてもそれすらも想像つかないケースもあったそうで、外見から年齢を判断するのは見慣れてないと想像以上にわかりにくいことなんだと思います。
30代前半・半ば・後半
さらに細かく20代前半、30代半ば、40代後半のような言い方が必要ならば以下のように答えることができます。
She is in her early 30s.
彼女は30代前半です。
She is in her mid 30s.
彼女は30代半ばです。
She is in her late 30s.
彼女は30代後半です。
上から順にearlyで30~32歳くらい、midで33~36歳くらい、lateなら37~39歳くらいを指します。
– something
somethingも〇〇代を言い表す方法の1つです。
The TV show is especially popular with 40-somethings.
そのテレビ番組は特に40代に人気だ。
I think she’s probably 20-something.
彼女はたぶん20代だと思う。
100歳代
100歳代の人を「100s」とするのはやはり一般的ではないため少し変な表現だとスティーブは言っています。事実として間違いではありませんが100年単位にとられる可能性もあります。
しかし、そういう人もいると思うし将来的にはおそらくより一般的な表現になっていくのではないかとも言っていました。
He is in his 100s.
= He is in his hundreds.
彼は100代だ。
日本語でどう訳せばいいのか分かりませんが、100歳から109歳の間の表現になります。
He is in his 110s.
= He is in his hundred tens.
彼は110代だ。
こちらも110歳から119歳までを表す表現です。
おそらくこのレベルの年齢ならば110歳代ではなく、具体的に114歳のように言い表す方が圧倒的に多いと思います。
centenarian
centenarianでも「100歳以上の人」を表すことができます。これは人間にも使えますが樹齢などでも見かける表現です。
centenarian【sèntənέəriən】
He is a centenarian.
彼は100歳以上の人だ。
100歳、もしくはそれ以上の年齢の人を指します。
暦での表現 / 〇〇年代生まれ
暦での表現も年代と同じように10年単位で表します。
形としては in the [10年間] です。
I was born in the 70s.
私は70年代に生まれた。
1970年から1979年の間に生まれたということです。
人の年齢という意味での「年代」と、暦での「年代」との違いを表すためにはたいてい「the」を使います。
What a Wonderful World was a hit song in the 80s.
『What a Wonderful World』は80年代のヒットソングだった。
1980年から1989年までの間にヒットした曲のことです。
What a Wonderful World was a hit song in its 20s.
『What a Wonderful World』は20代でのヒットソングだった。
この場合は曲が20代となるのでリリースされてから20年経過した後でのヒット曲を意味します。『この素晴らしき世界』は1967年のリリースですが1987年にブレイクする形でヒットしました。