contain

例文で見るcontainとincludeの違い

なかなか違いがわかりにくい言葉ですが共に「~を含んでいる」といった意味があります。

明確に役割として違いがありますが、両方いけるケースもあるので、実際の例文・事例をとりあげながら比較してみるので、感覚として掴み取ってください。

このケースはinclude、このケースはcontainとスパッと境界線を引きにくい、どっちにもとれるケースも多いので、悩む・迷うのもしかたない部分かもしれません。

このページはカナダ人のスティーブにヒアリングを行いまとめています。

containとincludeの使い分け

containは物体として中に含んでいる物を指します。上の写真にあるコンテナ(container)入れ物・容器とその中身や、アンパンとあんこの関係など、物理的に含んでいる感覚が近いです。

contain
= have inside
(中に含んでいる、入れ物、容器)

includeは構成要素の1つ、追加要素の1つを意味します。

例えばあなたへの誕生日プレゼントが「ハンドバッグ」「メッセージカード」「花束」だったとしたら、メッセージカードは誕生日プレゼントにinclude(含まれている)しているといえます。

include
= have extra
(追加要素、構成要素の1つとして含んでいる)

お子様セットの場合

以下はそれぞれの例文を比較しながら、いけるかいけないかを判定してもらいました。

おもちゃがついてくるお子様用の「Happy meal」という食べ物がありました。

This happy meal contains a toy.

This happy meal includes a toy.

この場合はincludeが適切です。

mealが食べ物である以上は、containを使うと、ハンバーガーの中におもちゃが埋め込まれている、旗の立ったチキンライスの中におもちゃがうまっているイメージになります。

happy mealという商品には、おまけの要素としておもちゃが横についてくるという意味ではincludeが適切ですね。

ドリンクチケットの場合

入場チケットにドリンク1杯が無料でついてくるようなライブのチケットがあった場合を考えてみます。

The ticket contains a free drink.

The ticket includes a free drink.

containを使うと意味はわからないでもないといった感じですが、やはり変なのはチケットという物体の中に無料の飲み物が入っているわけではないからです。

この場合もincludeが正しく、入場できる権利とおまけ・追加要素として無料の飲み物がついているといった感じになります。

containを使えるケース

先のHappy mealはmealとついている以上は食べ物です。ドリンクのチケットも紙のチケットを指しています。だからcontainを使えません。

しかし、これをhappy setやドリンクチケットをserviceなどに置き換えるとcontainでも可能にはなります。

The service contains a free drink.

This happy set contains a toy.

決して良い文章ではないそうですが、意味はより通るそうです。物体に含まれているのではなく、セットやサービスにならばcontainと考えてもいいのではないかといった意見です。

甘いケーキの場合

甘いケーキの場合を考えてみると、基本的にはどちらでもOKにはなりますがcontainが適切だそうです。

A cake contains sugar.

A cake includes sugar.

containが適切なのは実際にケーキという物体の中に砂糖という物質が含まれているからです。

includeはダメではありませんが、ケーキにおける砂糖は主要な成分であって、含んでいるというよりも、砂糖がメインのようなものだから少し違和感があるみたいです。

例えばホテルを予約をした場合などに「この予約は朝食を含んでいる」という表現はありですが「この予約は部屋での宿泊を含んでいる」とはなかなかいいません。予約は宿泊がメインだからです。

理屈を考えると決して「宿泊を含んでいる」は間違いではないのですが、includeはメインのものを指さない点があります。

桃のケーキの場合

This cake contains peaches.

This cake includes peaches.

ともに自然な文章です。甘いケーキとの違いですが、桃はあくまでケーキの構成要素の1つである、一般的なケーキにおける主役ではないのでincludeが使えます。

アレルギー表示

パッケージやラベルにおけるアレルギー表示には一般的にはcontainが使われます。

This food contains peanuts.
この食べ物はピーナッツを含みます。

モノとして食べ物の中に含まれているのでイメージしやすいのではないでしょうか。

ただ一般的に多く見られる言い回しは以下のようなものです。

This food may contain traces of peanuts.

mayを使って表現を丁寧、断定を避けてtrace(痕跡)を使い、含みをもたせています。食品そのものにはピーナッツは入っていなくとも、工場でピーナッツを使っているなど混入、残滓などにも言及した言い回しになります。

直接は関係ありませんがアメリカでピーナッツアレルギーが問題になっている点を取り上げたことがあります。

ソフトやアプリの場合

何かのソフトやアプリにおける拡張機能である「プラグイン」についてです。

Vocaloid 4 will include extra plugins.

Vocaloid 4 will contain extra plugins.

ソフトやアプリの場合は両方が使えます。

プラグインはあくまで追加機能のようなものである点から構成要素としてincludeを使う。

または実際に物体(データ)として中に含んでいると考えてもいいのでcontainもOKだろうという判断です。

しかし、以下の場合はNGです。

× The iPhone contains a 2-year warranty.

このiPhoneは2年の保証が含まれているという意味ですが、物体としてのiPhoneに保証が含まれているわけではありません。また、あくまで保証は追加要素であるのでincludeのほうが適切です。

例文の用法で自然と紹介したものでも、うがった見方をすればいくらでも例外を作ることは可能だと思いますが、あくまで基本的にはこのように使うといった具合で感じ取ってください。

人に対して使う場合

あるグループにある人が含まれている場合などは、文法上はcontainとincludeのどちらも使えますが少し注意点があります。

This group contains two guitarists.
This group includes two guitarists.
このグループは2人のギタリストを含んでいる。

USA for Africa contained many superstars.
USA for Africa included many superstars.
USA for Africaには多くのスーパースターが含まれていた。

USA for Africaはマイケル・ジャクソンやボブ・デュランなどアメリカを代表するアーティストが多く参加し「We are the world」をうたったチャリティーユニット、グループです。

この場合、上のような表現や以下のような表現は可能といえば可能です。

USA for Africa contained Paul Simon.
USA for Africa included Paul Simon.
USA for Africaにはポール・サイモンが含まれていた。

文法上もまったく問題ないのですが、ちょっと日本語に引きずられた英語で少しぎこちなさ、自然さに欠ける感じがするそうです。間違いではありません。

例えばcontainとincludeを使わずに自然に表現できます。

This group has two guitarists.
このグループは2人のギタリストを含んでいる。

USA for Africa has Paul Simon in it.
USA for Africaにはポール・サイモンが含まれている。

Paul Simon was in USA for Africa.
ポール・サイモンはUSA for Africaにいた。

このようにhaveやbe動詞で普通に表現できるので、わざわざcontainとincludeを使う理由、使わないといけない理由もありません。

この意味でちょっと日本語の「含まれている」という言葉、発想にとらわれた感じがして、発想を変えれば伝えるべき意味をもっと自然な形で表現することができます。

関連する項目として上に乗っている「トッピング(topping)」について解説した記事があります。

involveにも似たような「(主要な部分として)含んでいる」といった意味もあるのでこれは以下の記事をご覧ください。

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