stationeryとstationaryの意味の違い

stationeryとstationaryの意味の違い
 

公開日: 最終更新日:2020.10.24

スペリングがかなり似ていて、読み方がまったく同じ言葉にstationeryとstationaryがあります。どちらも日常で頻繁に使われる言葉とは言い難い単語です。

stationeryは「文房具、事務用品、ステーショナリー」の意味で、ペンや鉛筆、便箋、紙など書くための道具を表す不可算名詞です。一方のstationaryは「動かない、固定された」といった意味を持ちます。

どちらも使い方にちょっと特徴やクセがあるので、使い方をネイティブスピーカーに確認してまとめました。

stationeryとstationaryの違い

stationeryとstationaryの違い

読み方は同じなので「同音異義語」になります。共に【stéiʃnèri】です。

stationery(文房具) / stationary(固定された)

スペリングも最後の「nery」と「nary」が違うだけです。かなりさかのぼれば語源は重なるものの、基本的には成り立ちが違うので、まったく別の単語だと考えていいと思います。

stationeryは元々は「stationer(本などを売る人)」という単語から来ています。その売っている品物を書くための道具といった意味合いです。

一方のstationaryは駅や位置、身分、地位などを意味する「station(ステーション)」と同じ語源です。動かずにそこにずっとあるという意味では駅などともつながります。

stationery(文房具、事務用品)

カタカナでもたまに聞かれる「ステーショナリー」は、日本語にすると文房具・事務用品といったものを指します。

ネイティブスピーカーに聞いても、stationeryはあまり日常では使わない部類の言葉だそうです。

例文

I bought some stationery to take notes on.

ノートをとるために文房具を買った。

例文

The stationery company went bankrupt.

その事務用品の会社は倒産した。

例文

She collects stationery from other countries.

彼女は外国の文房具を集めている。

けっこう範囲としては漠然としておりペンや紙、便箋など「書くための道具」ですが、人によっては感覚的にホッチキスやハサミあたりも含まれてくるケースもあります。

また時代と共に拡大しており「書くための道具」という意味ではプリンターなどを含むケースもあり「文房具」から「事務用品」あたりを広く指しています。

古くは「stationer(本や文房具を売る人)」という単語があって、そこからstationeryが来ています。ただし「stationer」は辞書には掲載があるものの、現代ではほぼ使われない言葉です。

例文

▲ Can you go to the stationer and buy a pen?

ステイショナーに行って、ペンを買ってきてくれる?

スティーブも「stationer」なんて初めて聞いたといっていたので無視してもいいと思います。

stationeryは不可算名詞

英語としては「不可算名詞」にあたるので家具(furniture)などと同じ考え方です。もし数えるならa piece ofを使います。

例文

The desk was full of various pieces of stationery.

机がさまざまな文房具でいっぱいだった。

例文

△ I never seen a piece of stationery like that before.

こんな文房具を今までに見たことがない。

上の例文は間違いではありませんが、自然に出てくる英語かといえば少し変です。

そもそもstationeryがそんなに使われない言葉である点と、それがペンならば「pen」といったほうが早いし正確だからです。また何かわからない文房具があった場合でも「thing」あたりを使うのが普通で、わざわざ上の例文のような言い回しをするかといえば、しない人が大半だと思います。

stationary(動かない、固定された)

stationaryは「動かない、動かせない、固定された」といった意味です。物理的にも、株価のような数値にも使えます。

例文

The stock price was mostly stationary for the year.

その年は株価がほとんど動かなかった。

例文

I bought a stationary bike to work out on.

運動するために固定自転車を買った。

上はエクササイズ用の車輪のついていないような自転車を指します。

物体に対して使う場面がけっこう限られており、基本的には普通は「動くもの、移動するもの」であるけれど、なんらかの理由・事情で動かないものに使います。使われやすいのはバイク、車、飛行機などそもそも移動する機能を持つものです。

考え方として「持ち運びできるかどうか?」の問題ではあまりないという話です。

例えば「テレビ」はそもそも走行したり移動したりする機能はありません。そのテレビを壁に穴をあけて壁掛けにしても、それを「stationaryになった」とはあまり言わないという意見です。

もしそれがテレビなどをある場所に固定するという意味なら以下のような表現ができます。

例文

The tables in this restaurant are bolted down.

このレストランのテーブルはボルトで止められている。

例文

My TV is mounted on the wall.

私のテレビは壁に取り付けられている。

例文

My TV is screwed to the table.

私のテレビはテーブルにネジで止められている。

stationaryは辞書によっては「安定している」とありますが、その意味ではあまり使わず物理的に固定された状態を指します。パソコンなどでバグがなくクラッシュしない安定という意味では「stable」が適切です。

例文

My computer is stable.

私のコンピューターは安定している。



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