2=to、U=youなどの置き換えと省略

T4TWO

toを2、YouをUと書いて、”2 U(to you)”と表記するケースは歌のタイトルや歌詞でもよく見かけます。

このように数字やアルファベットで単語を置き換える手法は携帯電話やスマホの登場とは無関係に古くから英語圏で存在しています。

その中のいくつかは、今日でも使われているものがあるので取り上げてみます。

IOU(I owe you)

70年代から使われており、今日でも見かけるもので「IOU」があります。

貸しがあるのことで、借用書を意味する言葉でした。

A: Can I borrow $500?
(500ドル借りれるかな?)

B: Sure, but I’ll need you to sign an IOU.
(いいよ、けどIOUにサインをしてもらうよ)

以下のようにも使えます。

I don’t have any cash to pay for this today, so I’ll make an IOU.
(今日、支払う現金がないんだよ。だからIOUを作るよ)

このような会話表現は今日でも普通に見かけるものです。

このような使われ方が古くからありました。70年代以前にあったのかは未確認ですが、それ以前にあってもぜんぜん不思議ではありません。

いわゆるパソコン通信やネットでaを@で置き換えたりするLeet/leetspeakと呼ばれるハッカー語や、2chなどのネ申(神)、ギャル文字に代表される「ォ八∋(オハヨ)」とは、またちょっと違う話になります。

Numeronym(数略語)という言葉もありますが、これともまた少し違うのかと思います。

Numeronym

ニュースなどで警察犬を表現する時に「K9」と書いたりしますが、これは「犬の」を意味するcanineをK9に変換したものです。この表記はCNNでも見かけたので、このあたりになると普通に使われています。

ネット時代の新語としては辞書にも登録されたTMIやICYMIなどもあわせてご覧ください。またこれもちょっと系統の違う話です。

ここ最近の事例

ヒップホップやR&Bのバンド名などでもこのような省略は見かけます。

2 Live Crew (Too Live Crew) やBoyz 2 Men (Boys to Men) などが該当します。

曲名では1980年代にプリンスがザ・ファミリーに楽曲提供して大ヒットした曲『Nothing Compares 2 U(Nothing Compares to you)』や、カナダの女性シンガー、アヴリル・ラヴィーンのヒット曲『Sk8er Boi(skater boy)』などがパッと思いつきますが、探せばいくらでも出てくると思います。

またアメリカの大手おもちゃチェーンのトイザらスもToys R Us (Toys are us)です。日本では恐竜みたいなイメージかもしれませんが、もともとは略語をベースにしたものです。

代表的な置き換え

主に発音の類似をとって以下の様な置き換えがされます。

1 = won
2 = to, too
4 = for
8 = -ate
C = see
R = are
U = you
Y = Why

8はHと一緒にh8 = hate、Lと一緒にl8r = laterで使われることが多いです。

日本がガラケーだった時代、海外ではメッセージがテキスト量で料金が変わる従量課金だったこともあり、テキストを少なくするため(あるいは打つのが手間)に、このような表現が特に発達した背景もあるようです。

ナンバープレート

また国によっては自動車のナンバープレートに追加料金を払うと文字を選べるのでユニークなメッセージを込める人もいます。

T4 TWO
= Tea for two

「二人でお茶を」の意味ですが、ジャズのスタンダードナンバーとしてフランク・シナトラなどのカバーで知られる古いヒット曲です。

YRU L8
= Why are you late?

「なんで遅れた?」の意味でしょう。

IH8MYX
= I hate my ex (wife or husband).

元嫁・元旦那が嫌いだ、といったジョークっぽいメッセージになっています。

IH8MYX(グーグル画像検索)

画像検索してみるとけっこう出てきて面白いです。何か過去にあったんでしょうね。

ナンバープレートの場合はおそらく数字とアルファベットを絶対に組み合わせる制約があるので「SM1LE」のように「I」と数字の「1」を置き換えるケースなどが見られます。

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. writing

    アメリカ

    筆記体(cursive)は必要なのか?

    筆記体は英語では「cursive」または「cursive handwr…

  2. 高い

    イディオム・熟語・慣用句

    high / height / tallの違いについて

    どれも「高さ」に関連する表現ですが、ニュースでは人の身長や建物の高さな…

  3. movement

    和製英語とカタカナ英語

    movement(ムーブメント)の意味と使い方

    カタカナでムーブメントといえば世の中の人々が何かを変えたりする「運動・…

  4. vary

    イディオム・熟語・慣用句

    varyの意味と使い方、changeとの違い

    varyは言葉としては「various(さまざまな)」と同じ語源です。…

  5. mistake

    英単語の意味と使い方

    間違えた!はmistakeかmake a mistakeか?

    似たように見えるけど意味が違う「mistake(ミステイク)」の使い方…

  6. 比較級

    英文法とライティング

    比較級は会話ではわりと適当

    ニュースに登場した英単語securerはsecure(頑丈な、しっかり…

おすすめ記事

  1. Japanese
  2. 外国人
  3. mimic
  4. 保証する
  5. ジブリ




こんなアプリつくってます!

最近の記事

  1. result inとresult fromの意味の違い
  2. carry onの意味と使い方
  3. break out / outbreakの意味と使い方
  4. make one’s way / make wayの意味と使い方
  5. stackの意味と使い方
  6. giant(ジャイアント)とgiganticの意味と使い方
  7. mold / mould(モールド)の意味と使い方
  8. later onとlaterの違い




  1. convince

    英単語の意味と使い方

    convinceの意味と使い方
  2. 「ニュースになる」を英語で表現するには?

    日本語から英語へ

    「ニュースになる」を英語で表現するには?
  3. チャーム(charm)

    英単語の意味と使い方

    charm(チャーム)の意味と使い方
  4. fix / repair / mend

    日本語から英語へ

    「修理する」のfix / repair / mendの違い
  5. rat

    英単語の意味と使い方

    ラット(rat)とマウス(mouse)の違い
PAGE TOP