approximately / about / roughly / around / someの違い

approximately

おおよそ2時、約3000円といった曖昧な数字を表す場合には「about」がよく使われます。カタカナでも「アバウトな数字」といった表現がされます。

他にも類義語としてはapproximately、around、some、roughlyなどが「約、およそ、だいたい」の似たような意味になります。

前々から不思議だったのは「approximatelyはaboutと違いはなく置き換え可能なら、わざわざこんな長くて難しい単語を使わなくてaboutでいいんじゃないの?」という素朴な疑問です。発音もしにくいです。

このあたりをネイティブスピーカーに聞いてまとめてみました。

おおよそ・約を意味する英語

approximately、around、roughly、some、aboutが「おおよそ、約、だいたい」を意味する代表的な言葉です。

基本的には同じ意味であり、後述する細かな要素を除けば、どれも「おおよそ、約、だいたい」の意味で置き換えて使うことが可能です。

例文

There are approximately 130 million people in Japan.

There are around 130 million people in Japan.

There are about 130 million people in Japan.

There are some 130 million people in Japan.

There are roughly 130 million people in Japan.

日本にはおおよそ1億3000万人がいる。

使い方・意味の違い

基本的には同じ意味だと書きましたが、ネイティブスピーカーの感覚として明らかに違和感のあるパターンも存在しています。文法上の間違いだとは言わないけれども自然な英文、言葉の選択ではないといえるものです。

例えばsomeはあまり小さな数字に対して「おおよそ、約」の意味では感覚的に使わないそうです。

例文

〇 There are about ten donuts left in the box.

△ There are some ten donuts left in the box.

箱に約10個のドーナツが残っている。

また、これらの言葉は品詞としてはすべて副詞になります。

例文

◎ The some 10,000 people in the stadium caught the flu.

△ The approximately 10,000 people in the stadium caught the flu

△ The around 10,000 people in the stadium caught the flu.

△ The roughly 10,000 people in the stadium caught the flu.

▲ The about 10,000 people in the stadium caught the flu.

スタジアムにいた約1万人がインフルエンザになった。

すべて副詞なんですが、someだけこういう状況で形容詞のように見えてしまう場合に違和感がないという話です。上の例文5つだと明らかにsomeがベストな選択だと断言できるそうです。

時間に対して使う

また違いがでるケースとして日常の時間で「だいたい何時」を言い表す場合です。日常で時間を言い表す場合はaboutかaroundが一般的です。roughlyでも少し違和感ありますがOKです。

例文

〇 I’ll meet you at about 3:00.

〇 I’ll meet you at around 3:00.

△ I’ll meet you at roughly 3:00.

3時頃にあなたに会います。

例文

▲ I’ll meet you at approximately 3:00.

(ちょっとフォーマルすぎる)

approximatelyは事故のニュースで時刻を伝える状況などでは問題ありませんが、日常会話で使うと少しフォーマルすぎる感じがあります。

実際のニュースより

On July 26th, a small plane crashed into the Chofu suburb of Tokyo at approximately 2:00.

7月26日午後2時頃、小型飛行機が東京近郊の調布市に墜落した。

この時刻で「おおよそ、約」を表すのにsomeは使えません。基本的にsomeはボリュームを表す場合においての「約、おおよそ」であって時間は量の問題ではないからです。

例文

I’ll meet you at some 3:00.

(明らかな間違い)

approximatelyの使い方

少し難しい感じがするapproximatelyも基本的にはaboutと同じような意味です。発音は【əprɑ́ksimətli】です。

ネイティブに確認するとあまり意識して使い分けることもなく、しいていうならば「approximately」は長いので聞き流されない、aboutだとサラっと流されてしまうような場面で、少し強調して使う程度みたいです。「言葉が長いから耳に残りやすい」といった理由や文章のリズム感などの問題です。

「ネイティブの小学生とかでも、こういう難しい言葉を使うの?」と質問してみましたが、回答としてはネイティブスピーカーにとって小学生であってもapproximatelyは「長い言葉ではあるけど特に難しい言葉ではない」という考えだそうです…。

例えばextraterrestrialは「地球外の、宇宙からの、この世のものとは思えない」などの意味がある単語です。

extraterrestrial 地球外の 宇宙からの

日本人には発音しにくい、なんだか難しい言葉ですよね。けどネイティブスピーカーなら長い単語ではあるけど、小さな子どもでも理解できる普通の単語だそうです。

こういう感覚はネイティブとノンネイティブの差があって、ある意味で面白いですね。

or so

追記になりますがor soでも「約、およそ」の表現です。「〜かそこら」といった訳語もありました。使い方は以下の例文の通りです。

例文

The car costs $10,000 or so.

その車は10000ドルかそこらだ。

例文

I waited an hour or so for the train.

私は1時間ぐらい電車を待った。

   


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