leak(リーク・漏れる・漏洩)の意味と使い方

leak(リーク・漏れる・漏洩)の意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2023.01.25

leak(リーク)もカタカナでけっこう使われますが何かが「漏れる」を表します。日本語の漏れると同じで液体、気体のほかにも情報もリークの対象です。

名詞は2種類あって「leak」と「leakage」があります。基本的には同じ意味で置き換えても問題ないケースが大半です。

いくつか使い方に補足・注意事項のようなものがあるので、使い方をご紹介しておきます。

leakの動詞での意味と使い方

leakの動詞での意味と使い方

「漏れる」「漏らす」を意味し、そうなるべきではないときに何かが外に出ていくことです。たいていは偶然に作られた穴やひびなどを通じて出ていきます。

液体、気体のほかに情報などに使うことができます。

例文

Water was leaking out of the pipe in the bathroom.

水はトイレのパイプから漏れていた。

例文

It is believed a CIA agent leaked the information.

CIAのエージェントが情報をリークしたと考えられる。

例文

Two people died because carbon monoxide had leaked.

一酸化炭素が漏れ、2名が亡くなった。

例文

The news was leaked last Thursday.

そのニュースは先週木曜にリークされた。

leakは自動詞か? 他動詞か?

「〇〇が漏れる」とする自動詞として扱うか、「〇〇を漏らす」と考える他動詞とするかですが、例えば以下の例文ならばどちらでも使えます。

例文

The oil leaked onto the street.

オイルが道に漏れた。

例文

The engine leaked oil onto the street.

エンジンがオイルを道に漏らした。

水やオイルは穴が開いていたら勝手に漏れるような性質です。

しかし普通の感覚で考えるならば「情報(information)」は自分で勝手に漏れるものではなく、誰かによって漏らされるものです。

例文

The information was leaked.

(誰かによって)情報が漏れた。

例文

The information leaked.

(勝手に漏れた?)

情報が誰の手も借りずに自然と漏れていくのはありえない感じなので、上の自動詞の例文は感覚的、論理的にも変です。ただし、そういった表現をする人が世界中にいても不思議ではないです。

おしっこを漏らす

子供などがおしっこを漏らすようなケースではleakではなく、peeなどを使ったほうが自然です。

例文

My daughter peed.

娘がおしっこをした。

例文

My daughter peed her pants.

娘がパンツの中におしっこをした。

あるいは大人ならば「go take a leak」「take a leak」でおしっこをする、小便をするという意味になります。ただしカジュアルな表現なので使う場面には気を付けてください。

例文

Excuse me, I have to go take a leak.

すいません、おしっこにいかないと。

leakとleakageの違い

leakとleakageの違い

基本的には「leak」と「leakage」はどちらも同じ名詞で「漏れ、漏洩、漏れること」を表しています。この2つはほとんどのすべてのケースで置き換えて使うことができます。

ニュアンスの差としては、leakは漏れている部分、あいている部分がフォーカスされています。一方でleakageは漏れでている「モノ・液体」にフォーカスした表現です。

例文

He felt around the ball to find where the leak was.

彼は漏れ(の原因の穴)がどこにあるかを見つけるためにボールを手探りでさぐった。

leakは漏れがどこにあるのか、その漏れている穴にフォーカスした表現です。

例文

He put a rubber seal on the ball to stop the leakage.

彼は漏れ(でている空気)を止めるためにボールにゴムパッキンをつけた。

leakageは漏れでてくる液体にフォーカスした「漏れ」です。

基本的に置き換えても問題ないので、上の例文はそのまま以下のように変えても成立します。少しだけニュアンスの差がでるといった程度です。

例文

He felt around the ball to find where the leakage was.

彼は漏れ(でている空気)がどこにあるかを見つけるためにボールを手探りでさぐった。

例文

He put a rubber seal on the ball to stop the leak.

彼は漏れ(の原因の穴)を止めるためにボールにゴムパッキンをつけた。

leakyとleakingの違い

leakyとleakingの違いについてはleakyがよく漏れるといった一般的な状況を表すのに対して、leakingは今、漏れているという現状について表現しています。

leakyは「漏れやすい、水漏れがある」といった意味です。

例文

I have a leaky roof.

うちの屋根は雨漏りする。

例文

I have a leaking roof.

うちの屋根は(今)雨漏りしている。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. America(アメリカ)とUSAの違い
  2. i’m lovin’ it
  3. 炎上
  4. adjective(形容詞)
  5. shithole

最近の記事

  1. ruins(廃虚、遺跡) / ruin(崩壊) の意味と使い方
  2. Mon / Mama / Mother「母親」を表す言葉の違い
  3. slip offとslip onの意味と使い方
  4. reticulated / reticulateの意味と使い方
  5. burn upの意味と使い方
  6. extremist / militant / terroristの意味の違い
  7. extreme(エクストリーム)の意味と使い方
  8. restraint(自制、慎み)とrestrain(拘束する、抑える)の意味と使い方
PAGE TOP