exercise(エクササイズ)もすでにカタカナとして定着していますが、英語でもカタカナと同じように運動を指して使われます。
英語では肉体的なものだけではなく、勉強系に対してもエクササイズと呼ぶことができます。またexerciseを動詞で使うことも可能です。
動詞で使った場合には「行使する、使う」といったフォーマルな表現があるので、exerciseに運動のイメージしかないと混乱する使い方だといえます。
exercise(エクササイズ)の名詞での使い方
名詞ではそのままカタカナの「エクササイズ」に近い意味です。注意点としては身体を動かす運動系のエクササイズの他にも、勉強などに対してもエクササイズを使うことができます。
exercise【éksərsàiz】
根本的な意味はパワー、エネルギー、技術などを使うことです。もちろん個別のメニューにはジョギングやウォーキングなど名称があります。
Exercise is important for good health.
運動は健康に重要だ。
I do English textbook exercises every day.
私は英語の教科書のエクササイズを毎日やっている。
My arms hurt from that exercise.
腕はあのエクササイズで痛めた。
My exercise program involves a dozen push-ups and a five-kilometer jog.
私の運動のプログラムには、12回の腕立てふせと5キロのジョギングが含まれている。
Pronunciation exercises help you speak more clearly.
発音のエクササイズはあなたがよりはっきり話すのを助ける。
do exercise / take exercise
「エクササイズをする」といった表現の場合にはアメリカ英語とイギリス英語で少し表現が異なります。
一般的にアメリカではdoを使い、イギリスではtakeを用います。意味は同じです。
米 I’m getting fat, I should do more exercise.
英 I’m getting fat, I should take more exercise.
太ったので、私はもっとエクササイズをしなければならない。
exercise(エクササイズ)の動詞での使い方
動詞で使った場合には、カタカナと同じように運動系のエクササイズを意味することができます。発音もアクセントも同じです。
名詞でexerciseといった場合には運動系と勉強系の両方に使えますが、動詞でexerciseといった場合は勉強にはあまり使いません。フィジカルなものを連想させます。
She exercises at the gym to stay healthy.
彼女は健康であるためにジムでエクササイズをしている。
この意味では類義語にwork outや、鍛えるという意味ではtrainなどがあります。運動の意味のエクササイズも14世紀には存在したそうなのでけっこう古くからある使い方です。
行使する、使う
また権力や権限、能力などを「行使する、使う」といった意味でも使われます。この使い方がカタカナにない表現です。
エネルギーや能力を使うという意味では同じです。
You should exercise caution when operating heavy machinery.
重機を扱うときは、注意力を行使すべきだ。
You have to exercise discretion when visiting the royal family.
王室に訪問したときは、あなたは思慮深さを発揮しないといけないですよ。
翻訳が難しいところですが「caution(用心・注意)」「discretion(思慮分別)」をエクササイズするのように使います。
この使い方はけっこうフォーマルな堅苦しい英語になるので、上の重機の例文などは取扱い説明書などで見かけるような表現です。