カタカナと発音が違う英語の都市名一覧

カタカナ都市名

カタカナと英語名でかなり発音が違う都市名や、発音が難しい都市名などをピックアップしてみました。プラスして個人的に注意したい都市名もあわせて記載しています。

けっこう空港や街中での会話で「あれ?」と思って通じないこともあります。イントネーションや発音に注意してみてください。

カタカナと発音が違うといえば、すべて発音が違いますが、その中でも差が著しいものをピックアップしています。

アテネ(Athens)

アテネ

英語読みすると「アセンズ」でしょうか。ギリシャ最大の都市にして首都。人口は約300万人。2004年にオリンピックが開催されたことでも知られています。3400年の歴史を持つ都市で、近郊にはパルテノン神殿など観光名所も多く存在しています。

ウィーン(Vienna)

ウィーン

ウィーンはおそらくドイツ語寄りの発音で英語では「ヴィエナ」です。オーストリアの首都で、人口180万人程度。モーツアルトやヴェートーベンなど多くの音楽家が活躍したことから「音楽の都」の異名を持ちます。また美術館、博物館も多いアートな都市です。

ヨハネスブルグ(Johannesburg)

ヨハネスブルグ

英語名は「ジョハネスバーグ」に近く、ヨハネスブルグはアフリカーンス語読みになります。南アフリカ共和国にあるアフリカ大陸第4位の都市、人口は約450万人。世界一治安の悪い都市として有名で、ネットでもよくネタにされています。

ジュネーブ(Geneva)

ジュネーブ

スイス南部の都市で発音は「ジュニヴァ(dʒəníːvə)」が近いです。人口20万人程度で、チューリッヒに次ぐ第二の都市。もともと国際連盟の本部がおかれた都市だったため、現在でも国際機関が多く存在しています。結果、さまざまな条約や協定がここで結ばれるため社会の授業などでよく聞く名前になっています。

ブエノスアイレス(Buenos Aires)

ブエノサイレス

アルゼンチンの都市で人口は300万人。昔は「ブエノサイレス」の表記もありましたが「ブエノス・アイレス」と表記に従ったカタカナ名が浸透しているようです。英語では「ブエノスエリーズ(bwèɪnəsé(ə)riːz)」のように聞こえます。世界都市ランキングで20位、南米では1位の大都市です。

エルサレム(Jerusalem)

エルサレム

イスラエル・パレスチナ自治政府は同国の首都としていますが、国際的には認められていません。英語読みすると「ジュルースラム(dʒərúːs(ə)ləm)」でカタカナとかなり違います。歴史的にも、宗教的にも重要な場所で、長い間、紛争の原因にもなっています。

スリジャヤワルダナプラコッテ(Sri Jayawardenepura Kotte)

スリランカ

スリランカの首都で長い名前の街として知られています。長いので「コッテ」とも呼ばれるみたいです。音声はシンハラ語で「スリジャヤワルダナプラ」までいってくれています。英語の発音が見つかりませんでした。名前の由来は「スリ(聖なる)・ジャヤワルダナ(第2代大統領名)・プラ(街)・コッテ(元々の街の名前)」だそうです。

アムステルダム(Amsterdam)

アムステルダム

オランダの首都で発音(ǽmstərdæ̀m)としては近いですがスピードが速いです。オランダの首都で人口は80万に程度。運河や飾り窓など有名な場所も多いです。行ったことがありますが夜はちょっと治安が悪いので都市部であっても夜中に出歩くのはやめたほうがいいかもしれません。

チューリッヒ(Zurich)

チューリッヒ

英語読みすると「ズーリック(zˈʊ(ə)rɪk)」のようになります。スイス最大の都市で人口は40万人(都市圏人口は200万人)程度です。カタカナのチューリッヒはドイツ語読みがカタカナに変化したものでしょう。法人税がやすいため、世界各地からの金融機関が多く金融都市としての側面が強いです。

バチカン(Vatican)

バチカン

まだカタカナに近い発音で「vˈæṭɪk(ə)n」です。Vatican cityといえば都市国家としての「バチカン市国」を指します。サン・ピエトロ大聖堂などが有名でローマ・カトリックの総本山にあたります。ローマの北西部に位置するバチカンの丘の上にあり観光名所でもあります。

ミュンヘン(Munich)

ミュンヘン

ドイツ第3位の都市でサッカーチームのバイエルン・ミュンヘンなどでよく知られています。これもドイツ語読みで英語では「ミュニック(mjúːnɪk)」のように聞こえます。世界最大のビール祭りなども開催されています。関係ありませんが大阪にはニューミュンヘン 南大使館という古くから有名な居酒屋があります。

モスクワ(Moscow)

モスクワ

ロシアの首都モスクワで人口1200万人、ヨーロッパ圏では最大の都市です。モスクワはロシア語よりの発音で、英語ではモスコー(mάskoʊ)またはモスカウのように聞こえます。カクテルの「モスコミュール」などを思い浮かべると英語名称がわかります。

プラハ(Prague)

プラハ

チェコの首都で人口は120万人。英語での発音は「プラーグ(prάːg)」が近いです。チェコ語・スロヴァキア語では「プラハ」に近い発音なので、カタカナは現地の言葉をとってるものです。アートの香りのする歴史ある街で、映画、音楽、小説などの多くの作品のモチーフや舞台になっています。

パリ(Paris)

paris

フランスの首都パリですが、英語では「パリス(pˈærɪs)」と最後の「ス」を発音します。フランス語では最後の子音を発音しないので「パリ」はフランス語に近い発音になります。近年はテロ問題などで荒れている印象があります。花の都とはいうものの、行ってみると意外と陰鬱な感じのする街でもあります。

ワルシャワ(Warsaw)

ワルシャワ

ポーランドの首都で最大の都市であり、人口は170万人程度です。第二次世界大戦で戦火の激しかった街としても知られています。英語では「ワルソー(wɔːrsɔː)」に近い発音をします。

シドニー(Sydney)

シドニー

オーストラリア最大の都市で人口は450万人程度です。2000年にはオリンピックが行われました。英語では「sídni」の発音で、カタカナほど「ド」の部分の発音が重くないため「シ・ド・ニー」だと伝わらないことがあります。本当に軽く「シィ(ド)ニー」ぐらいのドを言ってるか言ってないかぐらいの音に聞こえます。

ブリュッセル(Brussels)

ブリュッセルズ

ベルギーの首都で人口は120万人です。きれいな町並みで落ち着いた雰囲気とグランプラスのような建築、ワッフルのようなデザートでもよく知られています。英語では「ブラッセルズ(brˈʌslz)」のように「ブラ」と発音され最後に「ズ」が入ります。ブリュッセルはフランス語っぽい読み方に近いです。

ロサンジェルス(Los Angeles)

ロサンゼルス

最近、気がついたのは「ロサンジェルス」を「ロサンジェリーズ」と発音するネイティブスピーカーがいることです。このサイトのダン、ソリも「ロサンジェリーズ」と発音していたのでイギリス系の発音だと思います。

アプリのニュースで使われたイギリス人のダンの発音です。

(ロサンジェリーズ)

カナダ人のスティーブに意見を求めると「そういう言い方をする人もいるけど自分はしない」と言っていました。アメリカ人のダイアンは「アメリカ人は絶対にそんな発音しないと思う」といっています。

以下のファイルはアメリカ人のダイアンに普通に発音してもらいました。

(オーソドックスな発音)

また人によっては「ロス・エンジェルス」とはっきり話してくる人もいます。

Los Angeles(わりとはっきり系)

日本人はロスと訳しますが、ロスはスペイン語の定冠詞Losでtheにあたります。The Angelsという意味なので、Los(ロス)と略すことはありません。

同様にラスベガスのラスも定冠詞のLasなのでtheです。したがってラスベガスをラスと略さないように、ロサンジェルスもロスとは略さないのと同じです。

北京(Beijing)

北京

中国の都市をあげていくときりがありませんが、北京(ペキン)はカタカナでは「ベイジン」に近くなります。

由来は中国語読みと英語読みとのちょっとややこしい経緯があるようですが、北京(ペキン)が間違いではなく、Peking duck(ペキン・ダック)などの言葉は英語でもBeijing duckとはいわずにペキンダックです。

フィレンツェ(Florence)

フローレンス

イタリアの都市全般にいえますがイタリア語名と英語名があり、ややこしいことに両方ともそれなりに知れ渡っているので、どっちを使っていいのか迷います。「ベネチア」と「ベニス」が同じなのと一緒です。

このあたりはややこしいので、まとめてみました。イタリア語はイタリア語ネイティブの発音です。

フローレンス/フィレンツェ
Florence(英)
Firenze(伊)

ミラン/ミラノ
Milan(英)
Milano(伊)

ネープルス/ナポリ
Naples(英)
Napoli(伊)

ヴェニス/ヴェネツィア
Venice(英)
Venezia(伊)

demonymの話

トーキョーエイト

「New Yorker」のように、ある地域、都市にすむ人の呼称を英語ではdemonymと呼びます。ニューヨーカーやパリジャンがよく知られています。

基本的に大都市ならばなんらかの呼称があり、東京の場合は「Tokyoite(トーキョーアイト)」のように呼ばれます。

Torontonian(トロント)Hong Konger(香港)Londoner(ロンドン)Osakan(大阪)のように、音の自然な馴染み方や発音しやすさで名称が決まるそうです。

多くは-er, -ite, -ese, -anなどの形をとっています。

Tokyoite, Torontonian, Hong Konger, Londoner, Osakan(発音を順番に読み上げます)

外側の人が使うよりも、その都市に住んでいる人々が仲間内を指して使うことのほうが多いみたいですね。ウィキペディアにリストとしてまとまっています。

List of adjectivals and demonyms for cities(Wikipedia)

WikipediaのOsakaのところを見るとOsakanの他に「Naniwakko(浪速っ子)」とも表記されていて面白いですね。東京にも「Edokko」の表記があります。

かつてサッカー日本代表のラモス瑠偉のニックネームの「カリオカ (Carioca)」も、ポルトガル語でリオデジャネイロの市民を意味する言葉です。現地の固有の名前を持っている都市も多いと思います。

この考え方からいけば、ネット上でネタにされている群馬の人を「グンマー」と呼ぶのも、そんなに的外れではないのかもしれません。

   


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