custom, culture, tradition, habitの違い

habit

習慣や傾向を表す言葉には「custom」「tendency」「tradition」と似た意味の言葉があります。

これに「habit」「culture」をくわえて使い方の違いを整理してみます。

日本語訳と100%意味が合致するとは思えない部分もあるので、カナダ人のスティーブが作成してくれた例文を掲載します。

使い方やニュアンスは例文を参考にしてください。

tradition(伝統)

伝統と訳しても問題ないと思いますが、はるか昔に始まったものごとを指しています。

このはるか昔が意味する時間の単位も100年から場合によっては1000年を超えるケースもありますが、何年目からという規定はありません。

Gift giving is a Christmas tradition.
(プレゼントを贈るのはクリスマスの伝統だ)

It is a family tradition to name the first son after the father.
(最初の息子に父親にちなんだ名前をつけるのは家族の伝統だ)

habit(習慣・癖)

habitは特に昔に始まったことである必要はありません。この言葉は個人に対して使われやすいのが特徴です。

「日本人の、アメリカ人の、中国人の」といった大きな分類ではなく、私の、佐藤さんの習慣・癖といったように個人に対して使われることが多いです(多いだけで絶対ではありません)。

I have a habit of scratching my head when I’m nervous.
(私はイライラすると頭を掻く癖がある)

Smoking is a bad habit.
(喫煙は悪い習慣だ)

「make a habit of」で習慣的に~している、~する癖がつく、~するのを常としているです。

I made a habit of going to the supermarket early in the morning.
(私は朝早くにスーパーに行く習慣があった)

custom(風習、慣習、習慣)

habitが個人の癖や習慣に対して使われるのに対して、customはグループ・民族全体、文化全体で行われる大きなものを指します。

Bowing is an Asian custom.
(おじぎはアジアの習慣だ)

It is a custom in some countries to tip waiters.
(いくつかの国々ではウエイターにチップを払うのが風習だ)

In America shaking hands is a traditional greeting, but fist-bumping is becoming a popular custom.
(アメリカでは握手をすることは伝統的な挨拶だ。しかし、拳をぶつけあう「フィストバンプ」がよく知られる習慣になっていっている。)

customとhabitの違い

アプリ内のニュースでアメリカのミシシッピ州のジャクソンが最もデブな都市だとわかったことを記事にしました。

ニュース文で用いられた表現を比較してみるとやはりhabitが適切だという判断です。

〇A study of the health habits of America.
▲A study of the health customs of America.
アメリカの健康習慣に対しての研究。

この場合、全員が同じ健康習慣を持っているわけではないので、個々の研究という意味ではhabitが適切です。

customで書いてしまうと全員が同じ健康習慣を持っているかのように感じてしまいます。

tendency(傾向)

habitと同じような意味ですが、habitに比べると意味が弱くなります。また人間限定ではないので、グループや人間以外にも使うことが可能です。

人間以外の場合は傾向、性質、特質などが訳語としては合うかもしれません。

I have a tendency to choose chocolate ice cream.
(私はチョコレートアイスクリームを選んでしまう傾向があるよ)

Earthquakes have a tendency to occur around the Pacific Ocean.
(地震は太平洋の周辺で起こる傾向/性質がある)

動詞のtendは「tend to」で~する傾向がある、~しがちだ、の意味でよく登場します。tend toには「~の世話をする、~に気を遣う」の意味もあります。

culture(文化)

文化とは何か?とあらためていわれると難しいですが、そのグループ、民族、集団が持つ音楽、絵、習慣などの総称でしょうか。

行動だけを指すわけではないので、かなり幅広いものを示しています。この意味では習慣は文化の中にある1つのパートだといえるかもしれません。

A custom is a part of a culture.
(習慣は文化の一部だ)

余談ですが夏に風鈴をつけていたんですが、スティーブに「ちりん、ちりんうるさいよ」みたいなことを言われました。

日本人としては涼し気な感じがするのですが、カナダ人にはそうは聞こえなかったみたいです。あの音を聞いて風情があるというか、涼し気に感じるかの差はどこにあるのか不思議に思った体験でした。

practice(習慣)

練習する、練習などの意味で広く知られているpracticeにも「習慣」といった意味があります。こちらはちょっとフォーマルな表現でビジネスの状況などで使われることも多いので「商習慣」としてもいいかもしれません。

practiceには他にも「開業する」といった意味もあるのであわせてご紹介しています。

   


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. moral / morale / motivation

    英単語の意味と使い方

    moral / morale / motivation / motiveの違い

    moral(モラル)とmorale(モラール)は発音もスペルも似ていま…

  2. 英単語の意味と使い方

    solveとresolveの違い

    「解決する」と日本語訳があてられるsolveとresolveですが、こ…

  3. hardly

    英単語の意味と使い方

    hardly(ほとんどない)の使い方

    hardlyは物事の程度が「ほとんど~ない」の意味や、頻度が少ない「ほ…

  4. through

    英単語の意味と使い方

    through(スルー)の使い方、throughoutとの違い

    カタカナでもなじみのある「through(スルー)」は品詞としては動詞…

  5. decimal point

    英語の使い方

    英語で小数点を含む数字の読み方・書き方

    小数点以下を含む数字の言い方は少し種類があるのでご紹介します。大きく「…

  6. youngとyouth

    英語の使い方

    young / youth / youthfulの違い

    この3つの言葉は若さや若いことに関連する言葉です。基本的には品詞が違う…

おすすめ記事

  1. 赤ちゃん
  2. all-you-can-eat
  3. 匂い
  4. accident / incident
  5. フリーティー




こんなアプリつくってます!

スペシャルカテゴリー







最近の記事

  1. appearの意味と使い方
  2. average(アベレージ・平均)の意味と使い方
  3. greet / greeting(グリーティング)の意味の使い方
  4. formula(フォーミュラ)の意味と使い方
  5. clear(クリアー)の意味と使い方
  6. boot(ブート)の意味と使い方
  7. physical(フィジカル)の意味と使い方
  8. plot(プロット)の意味と使い方




PAGE TOP