hotは熱い、暑いを意味するみなさんもよく知る基本単語だとは思いますが、実にさまざまな使い方があるので順番にご紹介していきます。
スラング的なものが多いので、使う場面などには少し気を使ってもいいのではないでしょうか。
ネイティブに確認して普通の人が理解可能なレベルな範囲での「hot」の使い方を掲載しています。
魅力的な男性・女性
英語圏の若い世代を中心に魅力的、セクシーな女性を指すことができる言葉です。
確認してみると男性にも使うことができる言葉だそうです。アメリカのティーンエイジェーだけではなく、広く様々な国の広い年代で使われている単語ですね。
He is hot. / She is hot.
=sexy
That girl is so fuckin’ HOT, man!
(あの女、すげえいい。なあおい!)
本人に対して「You are hot.」のように直接言ってもいいのか確認しましたが、人によって受け止め方が違うそうです。
場合によっては失礼になるのは日本語の「いい女」などに似た語感で、これを相手に言う場合を想像すると近いかもしれません。
人気のある、成功してる
人以外の映画や本でも何にでも使うことができ「人気がある、成功している、流行っている」といった意味でも用いられます。
The movie is hot.
= very popular/successful
(あの映画はすごい人気だ)
これは本人の感想とは別の問題です。
例えば公開当時に大ヒットしたスター・ウォーズの新作、シン・ゴジラ、君の名は、などがhotだとはいえるかもしれませんが、本人が面白いと感じるのかは関係ありません。
好調な、活気に満ちた
スポーツ記事などでhotを見かけると「うまくプレーしている・好調」といった意味で使われています。サッカー、バスケットボールなど特に種目を問わずに使うことができます。
Ichiro was hot with the Mariners.
= playing very well
(マリナーズ時代のイチローは好調だった)
どれぐらいの期間を指すかは曖昧です。この例文のようにイチローのマリナーズ時代のような比較的長い期間でも「8月は好調だった」のようにシーズン中のある期間でも、どちらにでも使える表現です。
盗品・盗んだもの
「盗品」という意味でも使われています。このあたりになると、ちょっと意味を読み違えると大変なことになるかもしれません。
Don’t buy that car. I think it’s hot.
(その車は買うな。盗品だと思う)
= stolen
熱い / 辛い
料理などに使われるとよく知られる「熱い」で使われますが、ほかにも「辛い」の意味で使われることもあります。辛いの場合は「spicy」に近い意味です。
This soup is hot.
すごく不思議だったのは、このような表現があると「辛い」と「熱い」の両方が考えられますがネイティブはどっちに受け止めるのか? という問題です。
カナダ人のスティーブに確認してみると、両方の解釈が可能なのでネイティブは状況や文脈で自然と判断しているようです。
食事
あまり重要ではない表現で、かなりスラングに近いものですが「食事」の意味で以下のような場合に使われます。
Three hots and a cot.
(3食とベッド=牢屋・刑務所)
普通の人は使わない表現ですが、ひょっとしたら映画などで登場するかもしれません。自然な成り行きかもしれませんが、牢屋や刑務所がらみのスラングは非常に多いです。
食事の意味で使われるのは、こういった特殊なケースなので覚える必要はあまりなさそうです。
おそらく「暖かい食べ物」が出されるという意味でのhotだと思います。