wind up / winding / wind(ワインド)の意味と使い方

wind up / winding / wind(ワインド)の意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2019.09.7

windは風を意味する「ウインド」と同じ字ですが発音は「ワインド」となり「くねくね進む」「ねじを巻く」といった意味になります。過去形・過去分詞はwoundです。

「くねくね進む」と「ねじを巻く」はぜんぜん違うように感じますが「turn」を何度もするという意味では共通する部分もあります。

wind upは「巻き上げる」といった完了したイメージから会議などを終えるといった使い方や、イギリスでは「おちょくる、からかう」といった意味があります。

ここではwindとwind upの使い方を例文にまとめてみました。

wind(ワインド)の動詞での使い方

wind(ワインド)の動詞での使い方

動詞のwindは【wáind】「ワインド」と発音し、風などを意味する名詞の場合の発音は【wínd】「ウインド」となります。

活用はwind(原形) wound(過去形・過去分詞)となります。

さらにややこしいことに過去形・過去分詞のwoundは字が「外傷・傷つける」と同じですが発音が異なります。

wind【wáind】曲がりくねる・ワインド
wind【wínd】風・ウインド

wound【wάʊnd】wind(ワインド)の過去形・過去分詞
wound【wúːnd】外傷・傷つける

windは動詞だと道などがくねくね「曲がりくねる、曲がって進む」という意味があります。

例文

The road winds up the mountain.

その道路は曲がりくねって山を登る。

例文

The river winds through the center of the town.

その川は町の中心を曲がりくねって流れる。

例文

The path winds through the forest.

その道は森をくねくねと抜ける。

巻く、巻き動かす

巻く、巻き動かす

「巻く、巻き動かす」といった意味でも使われます。時計やおもちゃのような機械のネジを回して、動くようにするというニュアンスです。

「くねくね進む」と「ねじを巻く」がなぜ同じになるのかといえば「turn(ターン)」を何度も繰り返している点では同じだからだといった話です。

例文

His watch was slow because he forgot to wind it.

彼は時計のネジを巻き忘れたので、彼の時計は遅れていた。

例文

If you wind this Snoopy figure, it walks.

このスヌーピーのフィギュアを巻くと、動く。

ねじる、巻きつける

他にも「ねじる、巻きつける」といった意味も表します。

例文

She wound up her scarf and put it in her bag.

彼女は彼女のスカーフを丸めて、かばんに入れた。

例文

He wound the string around the top.

彼はこまに紐を巻きつけた。

wind up(ワインドアップ)の意味と使い方

wind upの意味と使い方

wind upの「up」は北米の英語によくみられる強調の「up」であり、何かをやり切った時につけられる意味合いです。

これについては『強調の「up」の使い方(eat upやclean upなど)』をご覧ください。

したがって完全にねじなどを巻きあげる、巻き切るイメージから、何かの最後まで行くことや終わらせるの意味で使われます。

例えば何かのねじ・ゼンマイなどを巻いてもらえればわかりますが、どこかで限界が来てもう巻けなくなります。それがwind upです。

しかし「終わらせる」の意味で使う場合にはどんなものでもよいわけではなく「meeting」「discussion」など話し合い、会合に類するものに使うことが多いです。

例文

Let’s wind up this meeting for today.

今日のところは会議を終わりにしよう。

例文

The UN negotiations have wound up and will resume next month.

国連の交渉は終わりになり、来月に再開される。

wind downでも同じ意味になります。

例文

The meeting wound down for the day.

その日の会議は終わった。

また「結局~になる、最後に~になる」といった使い方もあります。

例文

He wound up working for a rival company.

彼は最後にはライバル会社で働いた。

嘘をついておちょくる・からかう(イギリス英語)

イギリス英語の使い方になりますが、ジョークのために嘘をつくといった意味もあります。

イギリス人のダンにきいてみると、嘘やジョークを言って全体としては「相手の反応を楽しむ行為」を指すそうで、日本語の「からかう、おちょくる」ぐらいが近くなります。相手のねじを巻いてどんな動きをするのか見るといった部分から意味が成立しています。

例文

He’s always trying to wind up his brother.

彼はいつも弟を嘘で驚かす。

カナダ人のスティーブはイギリスの番組とかでよく見かけるけれど自分では使ったことがないといっていました。

wind-up(ねじ巻きの・ゼンマイ式の)

ind-up(ねじ巻きの)

形容詞では「ねじまき式の」といった意味になります。村上春樹の作品である「ねじまき鳥クロニクル」も英語版は『The Wind-Up Bird Chronicle』です。

例文

I bought my daughter a wind-up pig toy.

私は娘にねじまき式の豚のおもちゃを買った。

The Wind-Up Bird Chronicle

The Wind-Up Bird Chronicle

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winding(形容詞)の意味と使い方

winding(形容詞)の意味と使い方

windingは「曲がりくねった、くねくねした」といった意味で、道路やお話などに使うことができます。winding roadで曲がりくねった道のことです。

例文

The car drove along a long and winding road.

車は長く曲がりくねった道を走った。

例文

It’s a winding tale about a magical fantasy world.

それは魔法のファンタジーの世界についての曲がりくねったお話だ。



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