sick

sick / sickenの意味と使い方

sick(シック)は「病気」といった日本語が考えられますが、英語ではむしろ「吐き気がする」でとらえられるケースが多いです。

日本語でいう「気分が悪い、体調が悪い」ぐらいのけっこう漠然とした言葉であり、もちろん風邪などの「病気」の意味がないわけではありません。sick(シック)の意味が広すぎる問題があります。

feelを使うかbe動詞を使うかなどで伝わり方が異なってくるので非常に扱いが難しい単語だといえます。例文を多く用意したので参考にしてください。

sick(形容詞)

形容詞のsickを文脈なしで使うと「吐き気がする、むかついた」といった吐き気に関する意味で読み取られるケースがけっこうあります。

日本人の感覚では「シック」といえば風邪などの病気全般を思い浮かべますが、ネイティブスピーカーと話しているとどうも吐き気を中心に考えている様子が感じられます。

これは日本語の「気分が悪い」ぐらいの感覚です。日本語も「気分が悪い」は「吐きそうだ」の婉曲に近い役割をもっています。例えば文脈なしで以下の文章を読んでみます。

I’m going to be sick.

「風邪をひきそうだ」とも読めるのですが、前後の文脈なしでネイティブスピーカーがこの文章を読むと「吐きそうだ」と解釈する人が大半だという意見でした。

I feel sick.

feelを使った文章の場合、2つの解釈が考えられます。1つが「吐くかもしれない、吐きそうだ」という吐き気の問題。もう1つが「風邪などの病気かもしれない」という解釈です。風邪などの病気の意味がないわけではありません。

もう少し文脈があれば明らかに「吐きそうだ」になります。

He felt sick after riding the roller coaster.
彼はジェットコースターに乗った後で吐き気がした。

I can’t eat too much chicken or I’ll be sick.
これ以上のチキンは食べられない。そうでないと吐くだろう。

He was feeling very sick and his face turned pale blue.
彼はかなり吐き気を感じて、顔が青白くなった。

That chocolate made me sick.
あのチョコレートで吐き気がした。

また比喩的な表現として人間以外の経済などにも使うことができます。あくまで比喩であり「日本経済は病気だ」といった日本語がありかどうかは見解がわかれます。

The economy is sick.
経済が病気だ。

この場合は「not well(よくない)」ぐらいの意味で、最悪・崩壊しているとまではいわないけど悪い状態だといえます。

sick bag

sick-bag

飛行機やバスの座席に備え付けられている嘔吐用の袋は英語では「sick bag」と呼ばれます。日本語でもエチケット袋、ケアバック、げろ袋などさまざまな名称があります。

I needed a sick bag after eating some bad fish.
悪い魚を食べた後で、エチケット袋が必要だった。

Please ask the driver to provide you with a sick bag.
運転手にあなたにケアバッグを提供するように頼んでください。

吐くこと

吐くことの英語表現は種類が無数にありますが一般的に「throw up」「vomit」あたりで表現できます。

I’m going to be sick.
= I’m going to vomit.
= I’m going to throw up.

sickの意味が幅広いので必ずしもイコールにならないかもしれませんが、上の3つの表現はほぼ同じ意味です。

人によっては「sick up」と言う人もいるそうです。

I’m going to sick up.

この使い方はややスラングぎみ、一般的な感じではなくなるのでご注意ください。

病気であること

sickは体調が悪いこと全般に対して漠然とした伝わり方をするので、それが何をさしているのかは文脈で判断するしかありません。

be sickのように単純なbe動詞で使うと「体調が悪い、気分が悪い」といった意味に受け取られます。

I’m sick.

A: How are you today?
B: I’m sick.

このように書くと吐き気ではなく「体調が悪い、気分が悪い、病気だ」といった漠然とした意味で解釈されます。

sickそのものがかなり広い意味なので、風邪を引いた場合には「I have a cold」や、頭痛には「headache」などの言葉で伝える方がより的確です。

sicken(動詞)

動詞ではそのまま「吐き気をもたらす、~をむかつかせる」といった意味になります。

The roller coaster sickened him.
ジェットコースターが彼に吐き気をもたらした。

Seeing the dead animal on the road sickened her.
路上の動物の死骸を見たことが彼女に吐き気を催させた。

これは日本語の「反吐がでる、吐き気がする」と同じで文字通りの意味ではなく「吐き気がするほどむかつく、不愉快」といった意味でも用いられます。

The man’s racist comments sickened him.
あの男の人種差別的なコメントが彼をむかつかせた。

sickness(名詞)

病気をあらわすillnessとsicknessは意味としてはほぼ同じだそうです。風邪や頭痛みたいな病気、体調の不良です。

sicknessは乗り物酔い(motion sickness)や、つわり(morning sickness)といった意味でも使われるので、これは実際の病気というよりも「体調の悪さの意味」が強いです。

逆にいえばエイズや癌のような深刻な病気に対してsicknessをあまり使いません。

diseaseなど他に病気を表す言葉も多いので比較しながら以下の記事にまとめています。

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