shatter(シャッター)は「粉々になる、または粉砕する」といった意味の動詞です。お店の閉店時に使うカタカナのシャッターや、カメラのシャッターはshutterであり字が違います。
勢いよくぶつかる「smash(スマッシュ)」などと似た意味の単語ですが、粉々になっている状態を表す点で少し意味が異なります。
ここではshatter(シャッター)の基本的な使い方を例文にまとめています。音声もあるので発音も確認してください。
お店のシャッターについては『shutter(シャッター)の意味と使い方』にまとめています。
shatterの意味と使い方
smashが勢いよくぶち当たる動作にフォーカスしているのに対して、shatter【ʃǽtər】は粉々にする、粉砕するといった結果にフォーカスされています。
物がバラバラになった結果によった表現ですが、バラバラにするためには勢いよくぶち当たっている可能性は十分にあります。
お店の営業時間が終わった時にガラガラとおろすのはshutter【ʃʌ́tər】で字が違います。カタカナにするとどちらもシャッターになってしまいます。
shatter【ʃǽtər】粉々
shutter【ʃʌ́tər】お店のシャッター
自動詞と他動詞の両方で使えるので「(主語が)粉々になる」と「(何かを)粉々にする」のどちらでも可能です。
Glass shatters.
ガラスが粉々になる。
The noise was so loud it shattered the windows.
ノイズがあまりにもうるさくて、窓を粉々にした。
The explosion shattered the windows of surrounding buildings.
その爆発は周囲の建物の窓を粉々に割った。
She shattered a dish against the wall.
彼女は皿を壁になげつけて粉々にした。
比喩として使う
これは夢や人間関係などにも使うことができます。簡単には修復がきかないような状態になったという意味です。
人間の場合は「upset」した状態、取り乱したような状態によく使われます。
The injury shattered his dreams of play in the World cup.
その怪我が彼のワールドカップでのプレーの夢を粉砕した。
They were shattered by the news.
彼らはそのニュースで粉々になった。
上の例文は実際に粉々になるわけではなく、ものすごいショックで打ちのめされて混乱しているような情景です。
shattered(粉々になった)
形容詞のshatteredもあり「粉々になった」といった意味です。
There was a shattered vase on the floor.
粉々になった花瓶がフロアにあった。
There was shattered glass all over the ground.
地面に粉々になったガラスがあった。
ビルには砕け散った窓があった。
The building had a shattered window.
「broken window」は壊れた窓であり広い範囲の状態を指します。壊れていて閉まらない窓だったり、ヒビが入っているものも含まれます。shattered windowだと明確に粉々になっているのがわかります。