huge(巨大な、大量の)が副詞になったのが「hugely」で意味としては「大いに、極めて、かなり、とても」など強調する意味で使われます。
しかし、どんな言葉でも「とても、かなり」として強調できるかといえば、相性がいい組み合わせは限られてきます。例えば「hugely popular(とても人気の)」のような組み合わせです。
このページでは「hugely + 形容詞」「hugely + 動詞」の組み合わせを中心にhugelyの使い方をまとめています。
hugeの意味と使い方
まず「huge」が「巨大な、大量の」を意味する形容詞です。以下は名詞にかかっている「形容詞」としてのhugeです。「大きな〇〇、巨大な〇〇」の意味です。
They sell huge cheeseburgers there.
彼らはそこで巨大なチーズバーガーを売っている。
The video game is a huge success.
そのテレビゲームは大成功だ。
hugely + 形容詞
hugelyは副詞になります。hugelyは動詞や形容詞にかかるという違いがまずあります。
以下は形容詞にかかる、副詞としてのhugelyです。「大いに、極めて、とても」の意味です。
hugelyはどんな言葉にも組み合わされるわけではなく、言葉の相性として「popular(人気の)」「successful(成功を収めた)」「important(重要な)」「profitable(儲かる)」「different(異なる)」と、これらに似た意味の単語と組み合わさることが多いです。
したがって「hugely popular(とても人気の)」「hugely important(極めて重要な)」などの組み合わせがよく見られます。
He was a hugely successful businessman.
彼は大成功をおさめたビジネスマンだった。
Her company became hugely profitable in the 90s.
彼女の会社は90年代にはかなり儲かっていた。
The countries have hugely different cultures.
その国々はかなり異なる文化を持っている。
hugely + 動詞
動詞にかかる場合も「appeal(訴える、魅力がある)」「benefit(利益になる)」「influence(影響を与える)」など、特定の組み合わせが多いです。
Small business owners will benefit hugely from the new law.
小さなビジネスのオーナーは、新しい法律でかなり利益を得るだろう。
Her music was hugely influenced by classical composers.
彼女の音楽はクラシックの作曲家からかなり影響を受けていた。
The toys appeal hugely to preschoolers.
そのおもちゃはかなり就学前の子どもに魅力がある。
incrediblyの使い方
上にあげたケースや、またはそれに近い意味の単語以外で使うと、文法上は間違ってはいませんが、組み合わせとして変だという話です。その場合は同じ意味で「incredibly」が使えます。
▲ I’m hugely cold.
〇 I’m incredibly cold.
かなり寒いです。
▲ Whenever she’s hugely hungry, she makes a hamburger.
〇 Whenever she’s incredibly hungry, she makes a hamburger.
彼女はかなりお腹が減っているときはいつでも、ハンバーガーを作る。
▲ They all run hugely fast.
〇 They all run incredibly fast.
彼らは全員かなり速く走る。