digital(デジタル)はカタカナでも広く使われていますが、意味としては整数のような数値によって表現されるといった意味です。そのもとになっている名詞がdigitでよく「桁(けた)」の意味で用いられる言葉です。少しややこしい要素もあるのでデジタルやデジットなどの言葉を整理してみました。
digitやdigital(デジタル)には「指」「指の」といった意味もあるにはありますが、あまり使われていません。
digitの意味と使い方
digitはよく「桁」の意味で登場します。
He entered his six-digit code.
彼は6桁の暗証番号を入れた。
I can remember pi up to 50 digits.
私は円周率を50桁まで思い出せる。
digitは数字か? 桁か?
単数形の「digit」といえば「0~9」までの1桁の数字を意味します。日本語の「桁」なのか、「数字」になるのかは、少しややこしいです。
以下のような関係になるのでわかりやすくまとめてみました。
What are your favorite two digits?
あなたの好きな、1桁の数字、2個は?
A:Two and eight.
2と8だよ。
What are your favorite three digits?
あなたの好きな、1桁の数字、3個は?
A:Two, four, and eight.
2と4と8だよ。
What is your favorite digit?
あなたの好きな、1桁の数字は?
A:Six.
6だよ。
✕ A:Ten thousand.
(10000 / 答えになってない)
What is your favorite two-digit number?
あなたの好きな、2桁の数字は?
A:Twenty-eight.
28だよ。
What is your favorite number?
あなたの好きな数字は?
A1:Ten thousand.
10000だよ。
A2:Six.
6だよ。
というような関係になります。ややこしいですね。
またdigitは「0」を含んだ「0.1.2.3…..8.9」です。以下の例文は成立します。
What are your favorite two digits?
あなたの好きな、1桁の数字、2個は?
A:Zero and eight.
ゼロと8だよ。
指
digitはごくまれに「指」の意味で使われることがあります。fingerで別にかまわない話なので、あまり使われません。
He lost two digits in the accident.
彼は事故で2本の指を失った。
あえて「指」の意味でdigitを使うとすれば、文章などでfingerをすでに使っており、同じ言葉が続くのを避ける場合に置き換えとして用いられるケースなどです。もしくはジョーク的に使われるぐらいです。
次に紹介する「digital(デジタル)」にも「指の」といった意味がありますが、これもあまり使われない、わざわざ使う理由もないレアな意味だといえます。
digital(デジタル)の意味
意味としてはカタカナと同じ「デジタル」です。コンピューターは二進法(0010101)の数字で構成されているからという理由だそうです。
Now every movie theater is digital.
今、すべての映画館はデジタルだ。
There is a digital lock on my house.
うちの家にはデジタルの鍵がある。
I have a digital watch.
デジタル腕時計を持っている。