コンペ

compete / competitive / competition / competitorの意味と使い方

すべて「競争」「競う」といった意味で使われる言葉で、それぞれ動詞、名詞、形容詞など品詞の違いがあるため使い方も異なります。

スポーツ大会のような場面から、ビジネスのライバルまでさまざまな使い方があります。部分的にcompetitionとcompetitorが似たような概念を指せるのでややこしい部分もあります。

類義語などもあわせて使い方を整理してみました。competitionはカタカナでは「コンペ」などと呼ばれよく耳にします。

compete(動詞)の意味

競う

動詞では「競争する」の意味がまずあります。これは競技会や大会のようなものから、ビジネスでの競い合いなどもどちらでも可能です。発音・読み方は【kəmpíːt】です。

例文

China and India compete for power and influence.

中国とインドは力と影響力を競っている。

例文

I will compete in the next Olympics.

次のオリンピックで競争する/出場するだろう。

これが否定文で用いられると「太刀打ちできない、競争するレベルにない」となって、実力差があることを意味します。

例文

I can’t compete with her in karuta.

カルタでは彼女に太刀打ちできない。

あらためて考えてみると「太刀打ち」は純日本語という感じで、英語の訳語として本当にふさわしいのか、逆にいい感じなのか不思議です。

vieとcompeteの違い

vieは「競う、争う、競争する」でcompeteと似た意味です。動詞として使われます。発音は【vái】なのでヴァイです。

competeのほうがやや競技大会、コンテストなどの競争のニュアンスが出ますが基本的には似たような意味です。

例文

Several large buildings dominate the skyline and vie for(= compete for) attention.

いくつかの大きな建物が空を占拠して、注目を集めるのを競っている。

例文

China and India vie for(= compete for) power and influence.

中国とインドは力と影響力を競っている。

vie forは会話や小説、雑誌などよりもニュースでよく登場するニュース英語だといえます。

実際の使用頻度はカールが調べてくれましたがcompeteのほうが10倍以上vieよりも多くなっています。

competitive(形容詞)の意味

competitive

ニュースでは「競技かるた」に使われていました。形容詞で「競技の、競争の」といった意味になります。読み方は【kəmpétətiv】です。

日本語でもかるたや麻雀なども、従来は娯楽であったものに、ルールなどを厳格に運用してスポーツに近づけた「競技〇〇」といったジャンルが存在します。

競技ダンス、競技麻雀、競技かるたなどは楽しむことよりも、点数をつけて競い合うことに焦点を当てています。早食い大会などはcompetitive speed eatingやcompetitive eatingと呼ばれます。

何かを競い合う意味の単語で、TOEICやビジネス英会話でも頻出の言葉です。

例文

This is a competitive business.

これは競争的なビジネスだ。

ビジネスでいえばライバルが多い競争の側面が強いビジネスを指します。

例文

My son is a competitive chess player.

息子は競技チェスのプレイヤーだ。

意外な使い方では人間の性格などにも用いられる点でしょうか。性格でいえば何にでも負けず嫌いな張り合うタイプの人間です。

例文

She is a competitive person.

彼女は競争的な人間だ。

competitor(名詞:競争相手)

コンペティター

競争相手のことで、ライバルと考えても問題はないと思います。コンペティターはけっこうカタカナのビジネス用語でも登場しています。読み方は【kəmpétətər】です。

例文

All the competitors caught the flu.

競争相手は全員、インフルエンザにかかった。

例文

There are 1,000 competitors at this year’s international tournament.

今年の国際大会には1000人の参加者がいる。

自分の参加している大会の、他の参加者は結果的にはcompetitorといえます。この場合は競技の参加者の意味が近いです。

何の大会かはわかりませんし、1000人と直接対戦はないかもしれませんが、戦う可能性がある以上は競争相手といえます。

例文

Coca-Cola has very few competitors in Japan.

コカ・コーラは日本にほとんど競合相手がいない。

例文

Pepsi is probably Coca-Cola’s biggest competitor.

ペプシはおそらくコカ・コーラの最大の競争相手だ。

別の言い方ではcompeting businessで「競合するビジネス」の意味ですが、ニュースなどではcompetitor(競争相手、ライバル)の一言で表されることも多いので覚えておくと便利です。

competition(名詞:競争)

読み方は【kɑ̀mpətíʃən】です。カタカナで「コンペ」と省略される「競争、試合、コンペ、コンテスト、競技会」などを意味する名詞です。「競い合い」と思ってもいいかもしれません。

例文

The competition will be held next month.

競技会は来月に開催されるよ。

例文

I took part in last year’s competition.

去年のコンペに参加した。

competitionとcompetitorの違い

competitionは不可算名詞で「競争」の意味のほかにも「競争相手、競合商品、ライバル」も指すので「competitor」と同じような意味で使われることがあります。

考え方として難しいところですが、例えば甲子園常連の名門強豪校にとってみると、県の地方予選に参加しているすべての高校と戦う可能性があるので全部の参加者・参加校を「competitor」と呼ぶことはできます。

しかし、そのうち公立・私立の弱小高校などは最初から名門強豪校とは実力差がありすぎて勝負になっておらず問題視していないと思います。

その中の甲子園出場をかけて争う「勝つか負けるかの本当の意味での競争になる相手(competition)」は準決勝ぐらいで出会うシード校レベルだけです。この違いがあります。

例文

Coca-Cola has very little competition in Japan.

コカ・コーラは日本ではあまり競争相手がいない。

(勝負するような強い相手があまりいないの意味)

例文

Coca-Cola has very few competitors in Japan.

コカ・コーラは日本ではあまり競争相手がいない。

(そもそもコーラの会社があまりないの意味)

上のような差が生まれます。しかし、どちらでもニュアンスの差はありますが同じ意味です。

例文

◎ Pepsi is probably Coca-Cola’s biggest competitor.

〇 Pepsi is probably Coca-Cola’s biggest competition.

ペプシはおそらくコカ・コーラの最大の競争相手だ。

上の例文でいえばcompetitorがペプシというライバルの存在を指し、competitionはペプシの強さ(コカコーラと競争になり得る強さ)を強調したような表現になります。

少し指しているものが異なる場合があります。

例文

He isn’t a competitor for me.

(参加種目が違うなど彼とはそもそも競い合っていない)

例文

He isn’t competition for me.

(彼は弱すぎて私とは競争になっていない)

以下も文脈によって少し意味合いが異なります。

例文

There is a lot of competition at this tournament.

(この文章の話し手の立場によって少し意味が異なる)

上の文章の話し手がtournament(大会)の参加者ではないならば「多くの競い合い・勝負という活動がある」で、自分は観戦するだけだけれど多くの試合があるのだという意味でとれます。

もし話し手が大会に参加している立場ならば、勝つか負けるかわからない雌雄を決するような勝負、強力なライバル達が多いといった意味になります。

例文

There are a lot of competitors at this tournament.

(多くの参加者がいるという意味)

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