circle(サークル)とはカタカナになっているように「円、丸」のことです。形容詞にはcircularがあり「円形の、丸い」といった意味で使われることがあります。
動詞で「丸をつける、取り囲む」といった使い方もあります。カタカナでは「テニスサークル」のような使い方がされますが、英語にもあるにはありますが古臭い言葉になっています。
「talk in circles(堂々巡りをする)」や「go full circle(元の場所に戻ってくる)」といった使い方もあるので例文にcircle(サークル)の意味をまとめています。
関連語の『circulate / circulationの意味と使い方』もあわせてご覧ください。
この記事の目次!
circle(サークル)の意味と使い方
circle(サークル・円)の意味で知られています。丸、円、輪のことです。
Press the cookie dough into small circles and then bake them.
クッキー生地を小さな丸の中に押し込んで、それから焼いてください。
I drew a circle on the wall.
壁に円を描いた。
もう少し意味を広くとって「the Arctic circle(北極圏)」のような使い方もできます。
He is an expert on the fauna of the Arctic circle.
彼は北極圏の動物における専門家です。
in a circleで「輪になって、円をなして」の意味です。
The HERO keyboard places the nine most used letters in a circle around the center.
HEROキーボードでは使用頻度が高い9つのアルファベットが円形に配列されているのが特徴。
HEROキーボードというスマホ(iOS)用のちょっと変わった配列のキーボードが出ています。文字盤が円形に配置されています。1ツイートあたり親指の移動距離が90cm縮まるそうです。
半径、直径、円周
radius(半径)、diameter(直径)、circumference(円周)がそれぞれ英語になります。
radius【réidiəs】
diameter【daiǽmətər】
circumference【sərkʌ́mfərəns】
以下のような書き方ができます。
a one-kilometer radius
= a radius of one kilometer
(半径1キロ)
a two-kilometer radius
= a radius of two kilometers
(半径2キロ)
以下の例文の数字はデタラメです。実際の人口ではありません。
Five million people live within a one-kilometer radius of Tokyo.
500万人の人々が東京から半径1キロ以内に住んでいる。
Ten million people live within a radius of two kilometers around Tokyo.
1000万人の人々が東京から半径2キロ以内に住んでいる。
以下は実際のニュースからです。
JAXA announced the successful launch of the world’s smallest satellite-carrying rocket measuring 10 meters long and half a meter in diameter.
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が世界最小の長さ10メートル、直径50センチの衛星搭載ロケットの打ち上げに成功したと発表した。
以下はグーグルがバルーン型のインターネット接続を立ち上げたニュースです。
Each balloon has software which directs the balloon into position and provides an internet connection to a ground area 40km in diameter.
それぞれのバルーンには、指定の位置に向かわせるソフトウェアを持っており、地表の直径40kmの範囲にインターネット接続を供給する。
円グラフを英語でどういうか?
しかし日本語だと「円グラフ」と呼ばれるものは一般的には「pie chart」と呼ばれています。
The statistics were printed on a pie chart.
その統計は円グラフに印刷された。
You can make pie charts with this software.
このソフトウェアで円グラフが作れます。
circleの動詞での使い方
circleを動詞で使うと「~の周りを回る、~を円で囲む」といった意味もあります。動詞で使う機会は少ないかもしれません。
The police circled the building.
警察が建物を円で囲んだ。
My teacher circled all the mistakes in my essay.
先生は私のエッセイのすべての間違いを円で囲った。
circularの意味
circularは「円の、円形の、丸い」といった形容詞です。circle(円)とcircular(円形の)の関係です。
circular【sə́ːrkjələr】
A perfectly circular orbit is hard to obtain.
正円の軌道を維持するのは難しい。
We all ate at a circular table.
私たちみんなは円形のテーブル(円卓)で食事をした。
ellipticalが「楕円の」といった意味です。天文関係の文章などでは見かける単語です。
The planets move in an elliptical path around the sun.
惑星は楕円の進路で太陽のまわりを動く。
大学のサークルを英語でどういうか?
「大学時代はテニスサークルに所属した」のようなサークルの使い方ですが、英語にもあるにはあるんですがカナダ人のスティーブに確認すると相当古臭い表現だといっていました。
辞書には確かに「サークル、団体」みたいな意味で掲載はあります。
My grandmother is in a knitting circle.
うちの祖母は編み物会に参加している。
まだわりと自然に使うとすれば、上の例文のように「祖母」や「編み物のサークル」みたいな組み合わせになってしまうそうで、こういう感じの古臭い雰囲気の言葉です。
circle of friends(友達の輪)といった仲間を指す言い方はあります。
I have a close circle of friends.
親しい友達の輪がある(親しい友達たちがいる)
大学などの運動部系のサークルを指すならばteamあたりが自然な表現で、場合によってはclubでもいいのかもしれません。
I joined the tennis team at school.
△ I joined the tennis club at school.
学校のテニスクラブ(テニスサークル)に参加した。
運動部でteamだと対外的に試合をして競争するようなチーム・活動を指しますが、clubだと少しその意味合いが薄れ単に楽しんでいる感じがします。特に文科系の英会話サークルなどはclubのほうが自然です。
go full circle
直訳では「完全な円になる」ですが、要するに1周して元の状態に戻ってくることを指しています。
His life went full circle and he moved back into his childhood home.
彼の人生は元に戻り、幼少時代の家に戻った。
I convinced him that being racist was wrong, but after a foreigner stole his wallet he went full circle.
私は彼に人種差別主義者であることを間違いであると納得させたが、外国人が彼の財布を盗んだ後は、すっかり元の状態に戻った。
talk in circles
ぐるぐると同じ話をすることで「堂々巡りをする」といった意味合いで使われます。意味合いとしては同じ話をして核心・要点にたどり着かないという感じです。
We’ve been arguing in circles all day long.
私たちは一日中堂々巡りの議論をした。
The teacher keeps talking in circles about things we already know.
その先生は私たちがすでに知っていることについて繰り返し話している。