diarrheaは「下痢」のことですが、英語圏では広く、医者を除いて公の場では言わない、タブーと見なされる単語です。おそらく家族間でもはばかられる感じの言葉です。
しかしながら、旅先などで病気になったときなどには症状を伝えないといけないケースもあります。婉曲表現や例文も含めてご紹介します。
発音、スペルともにややこしく、特にスペルに関してはアメリカでよく綴りを検索される言葉としてもあがっていました。
発音については以下の音声を参考にしてください。カタカナにするとダイアリアでしょうか。
diarrhea【dὰɪəríːə】
この記事の目次!
公の場ではいわないdiarrhea
雰囲気的にわかりますが、先に書いたとおりdiarrheaは公の場では口に出さない部類の単語です。
韓国人初のメジャーリーガーとして活躍した朴贊浩(パク・チャンホ)はインタビューで、なぜ今日は調子が悪かったのか?と質問をされたときに「下痢(diarrhea)だった」と答えました。
レポーターや周囲から笑い声が聞こえてくるのですが、本人はなぜおかしいのか理解できなかった様子が映像に残っています。しかも本人が何回も言うのでそのたび笑い声が聞こえてきます。
婉曲の表現
朴贊浩の動画のようにストレートにいってしまえば以下の表現になります。
I have diarrhea.
下痢をしています。
しかし、diarrheaが公の場ではいわない表現なので、言い換えの言葉がいくつかあります。
the runs
the trots
the green apple quickstep
the scoots
Montezuma’s revenge
turista
これらは名詞なので文法上もそのまま置き換えが可能です。
I have the scoots.
下痢をしています。
さらに婉曲の表現
しかしながら、上に紹介した婉曲の表現でも状況によっては失礼にあたったり、場面にそぐわない感じがあります。
このあたりは日本語と同じでわざわざ「下痢なんです」とは言わないし、「おなか下してしまって」もいう必要がないケースもあります。
その場合、単純に「お腹が痛い」「お腹の調子が悪い」ぐらいの表現になるのは英語も日本語も同じです。
I have a stomachache.
お腹が痛いです。
「お腹が痛い」は表現としては不明瞭な部分は確かにありますが、わざと不明瞭にしている感じです。
他にも料理などでいえば「あわなかった」みたいな表現は英語でも可能です。
That fish I ate for lunch isn’t agreeing with me.
お昼に食べた魚が合わない。
No, thank you. I can’t drink milk. It doesn’t agree with me.
いいえ、けっこうです。牛乳は飲めないんです。私に合わないのよ。
lactose intolerant(乳糖/ラクトース不耐症)という言葉があり、牛乳やチーズなどを食べるとお腹を壊したりする症状です。
She is lactose intolerant.
彼女は乳糖に耐えられない。
関連項目として下痢だけではなく排泄物全般に関する表現は以下の記事にまとめています。トイレの記事も一緒に紹介します。