英語には名詞の最後に「-ry」「-ery」がつくものがあります。例えば「weapon」と「weaponry」や、「machine」と「machinery」のような言葉で〇〇類といった訳があてられます。
ほかにも「bakery(ベーカリー)」「winery(ワイナリー)」などカタカナで浸透している言葉もあります。これらは場所に対して使われています。
「状態・能力・動き」を表す「-ry」「-ery」もあるので簡単にですが分類をしてみました。
この記事の目次!
接尾辞の「-ry」「-ery」
英語の名詞には言葉の最後に「-ry」「-ery」がつくけれど、さほど意味の違いが見られないものがあります。
例えば武器を意味する「weapon」と「weaponry」のようにどちらで表現してもニュアンスや意味するものが変わる可能性はありますが、文章としては成立するケースもあります。
A sword is a weapon.
剣は武器だ。
A sword is weaponry.
剣は武器類だ。
下段の例文は分類が「武器類」であるといい、上段の例文は物体として「1本の剣は1つの武器だ」といっていますが、どちらも同じような意味です。日本語で考えても微妙な差ですが、英語で考えても微妙な差になります。
どちらも名詞で同じような意味になるものもありますが「-ry / -ery」の意味でもいくつかのタイプに分類できます。
〇〇類
〇〇類、〇〇性といった日本語になり、集合的に「ある物体の集団」といった意味合いで使われている言葉もけっこうあります。machineryは「機械類」といった訳があてられます。
The room was full of antique weaponry.
その部屋はアンティークの武器類でいっぱいだった。
The traditional store specializes in Japanese confectionery.
その伝統的な店舗は日本の菓子類に特化している。
The company makes custom machinery for factories.
その会社は工場向けの特別注文の機械類を作っている。
例文をすべてweapon(武器)、confection(砂糖菓子)、machine(機械)の複数形で書き直しても似たような意味になってしまいます。
The room was full of antique weapons.
The traditional store specializes in Japanese confections.
The company makes custom machines for factories.
(同じような意味です)
場所
何か特定のことをする場所、特定のことが起こる場所といった意味にもなります。
これは「bakery(ベーカリー)」「winery(ワイナリー)」などカタカナで浸透している言葉も多いです。
This is my favorite bakery.
ここはお気に入りのベーカリーだ。
We converted the room into a nursery for the new baby.
私たちはその部屋を新しい赤ちゃんの子供部屋に変えた。
This prefecture has the oldest sake brewery in Japan.
この県には日本最古の酒醸造所がある。
The company owns several eateries downtown.
その会社は繁華街にいくつかの飲食店を所有している。
状態・能力・動き
ry/ -eryがついて状態、振る舞い、能力などを表すケースもあります。
She has a mastery of several languages.
彼女はいくつかの言語に精通している。
She joined the archery club at the community center.
彼女はコミュニティーセンターでアーチェリークラブに参加した。
Their rivalry lasted throughout high school.
彼らの競争状態は高校の間続いた。
Her bravery was rewarded with a medal.
彼女の勇敢さはメダルが褒美で贈られた。
形容詞については以下の記事にまとまっています。