seed(シード・種)とseedyの意味と使い方

seed(シード・種)とseedyの意味と使い方
 

公開日: 最終更新日:2019.12.5

seed(シード)は名詞ではよく知られた植物の種(たね)や種子のことを指して使われます。スポーツでのシード枠の意味もあります。

動詞での使い方も存在しており「種をまく」ですが何の種をまいたかはあまり書かないので「種をまく」として文章が完結するケースが多いです。

形容詞のseedyは少し特殊な言葉で植物に花が咲いて枯れて種をつけるイメージから、みすぼらしいといった意味で使われますが、人によって受け止め方が異なるやや感覚的な表現だといえます。

seed(名詞)での使い方

seed(名詞)での使い方

植物へ成長する小さな物体のことで、名詞で「種(たね)、種子」を意味します。

例文

I like to eat sunflower seeds.

私はひまわりの種を食べるのが好き。

例文

He spit the seeds into a bowl.

彼は種をボウルに吐いた。

例文

She ate watermelon and spit out the seeds.

彼女はスイカを食べて、種を吐き出した。

アイデアの種、計画の種といった日本語ではわりと用いられる比喩表現の「種」は、イメージしやすい言葉なので英語でも意味はわかるそうです。

ただ日本語ほど一般的な比喩表現かといえば、そうでもないといった感じでした。特に「アイデアのシード、アイデアの種」などはアイデアそのものがシードのようなものなのでやや違和感があります。

例文

The seed of the plan came from a movie.

その計画の種は映画から来た。

スポーツなどのシード枠

トーナメントなどで途中から登場する強豪などもこのseedです。どう関連があるのかは正確ではありませんが特定の場所に植えられている(置かれる)イメージからです。

ただし、やや専門用語であり日本人がイメージする「シード枠」ぐらいの定義しか普通のネイティブスピーカーでも持ち合わせていません。

例文

He defeated the top seed in the tournament.

彼は大会でトップシードを倒した。

seed(動詞)での使い方

seed(動詞)の使い方

動詞では「種をまく、植えつける」ことです。

通常、seedを動詞で使った場合には「種」が動作に含まれているので何の種といった種類を伴わないのが一般的です。「種を<場所>に植えた」で文章が完結します。

例文

I seeded the garden.

私は庭に種を植えた。

例文

The field was seeded in the spring.

その畑は春に種をまかれた。

例文

I seeded my garden so it will grow strawberries.

庭に種をまいたので、いちごになるだろう。

どんな作物、植物がなるかは上の例文のように「いちごになるだろう」といった流れの中で表現します。

したがって何か特定の種を植えたことを言いたいならばseedを使わずに動詞のplantを使います。

例文

I planted strawberry seeds in my garden.

私は庭にいちごの種を植えた。

seedyの意味と使い方

seedyの意味と使い方

形容詞のseedyは辞書には「みすぼらしい、怪しげな、気分が優れない」のような訳が掲載されていますが、ネイティブスピーカーに確認しても使う人によって何を指すか幅がある感覚的な言葉だといえます。

例文

He likes to go to seedy bars.

彼は怪しい感じのバーに行くのが好きだ。

例文

A seedy looking salesman came to our office.

みすぼらしく見えるセールスマンが私たちのオフィスに来た。

例文

I had a big night out and woke up feeling seedy.

どんちゃん騒ぎをしたので、気分がよくないまま目覚めた。

例文

Watch your bag, it’s a seedy neighborhood.

カバンに気をつけろ。このあたりは物騒だ。

言葉で言い換えるとshabby(みすぼらしい)、disreputable(評判の悪い)みたいな言葉が近くなります。信頼できないような感覚、誠実さに欠けるような雰囲気があるそうです。

語源ははっきりしませんが言葉の感覚的に植物に美しい花が咲いて、そこから枯れて種を落とすようなイメージで、枯れかけた植物はみすぼらしい感じがします。またかつては美しかったものが、枯れてみすぼらしい感じになることから来ているのだろうという話です。

オーストラリア人のカールは自分の気分に対してseedyを使うと「二日酔い」の感覚がするそうですが、これはオーストラリア人の感覚かもしれないといっていました。

基本的に良い意味では使われませんが、細かな部分では国や人によって指しているものが少し変わるかもしれません。

seed clouds

seed cloudsは降雨の引き金となるように雲にヨウ化銀を加えることを表します。人工降雨のような技術が登場したことでニュースでもたまに見かけます。

例文

People have been trying to seed clouds for decades, but still don’t understand it well.

人々は数十年間、雲に種をまこうとしてきたが、まだよく理解していない。

例文

China famously attempted to seed clouds prior to the Beijing Olympics to prevent rain during the games.

中国は周知のとおり、北京オリンピックに先立って試合の間に雨が降らないようにするために雲に種をまくことを試みた。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. 英語学習クイズ!アメリカンドリーム
  2. 「stay at home」と「stay home」の違い
  3. select
  4. 「I’m fine, thank you. And you?」と教科書で本当に習うのか? ネイティブは言わないのか?
  5. トランプ大統領のツイッターの特徴・名言

最近の記事

  1. sideline(サイドライン)の意味と使い方
  2. string(ストリング)の意味と使い方
  3. dischargeの意味と使い方
  4. millionaire(ミリオネア)とbillionaire(ビリオネア)の意味と使い方 
  5. intruderとburglarの意味と使い方
  6. enamor / enamour / unenamored / amorousの意味と使い方
  7. streak(ストリーク)の意味と使い方
  8. ruins(廃虚、遺跡) / ruin(崩壊) の意味と使い方
PAGE TOP