yera-old

years oldとyear-oldの違い

ニュースには14-year-oldのような年齢をハイフンでつないだ表現がよく登場します。

これは14歳を意味しますが、なぜyearが複数形にならないのか疑問に思う人、感覚的にしっくりこない人もいるかもしれません。

これらのハイフンでつなぐ年齢の表記はニュース英語などで「30歳の歯科医が~」「16歳の少年が~」といった人物を描写する際に使われることがよくあります。

今回もネイティブスピーカーにヒアリングを行いながら内容をまとめています。

年齢をハイフンでつなぐ

考え方としては5歳の男の子がいて「1年×5回(5 years old)の男の子」と考えるか「5年×1回(5-year-old)の男の子」と考えるかの違いでもあります。

例えば「1週間の休みが3回」と「3週間の休みが1回」では休んでいる期間は同じでも、表現や何回休みをとったかの数え方も変わります。

He is five years old.
=彼は5歳です。

これが一般的な表現です。yearsとして複数扱いになります。

He is a five-year-old boy.
=彼は5歳の男の子(5歳児)です。

他にも以下のような例文が成立します。

a three-year-old boy
1人の3歳の男の子

three three-year-old boys
3人の3歳の男の子

ハイフンで単語をつなぐ形は後ろの名詞を修飾する場合が多いです。この例文で言うとfive-year-oldが後ろに続く名詞「boy」にかかります。また1人の場合は前に「a」が必要になります。

この場合はyearが単数扱いになるのが特徴です。もう少し例文を掲載しておきます。

A five-year-old girl came to the door.
1人の5歳の女の子が訪ねてきた。

Three five-year-old girls came to the door.
3人の5歳の女の子が訪ねてきた。

例えば会話中に自分の年齢を聞かれたら「I’m a 30-year-old woman」とは答えず「I’m 30 years old」と言うのが一般的です。この理由については下に説明があります。

年齢以外でハイフンでつなぐ形

年齢以外にも日常会話では以下のような形が見られます。1つの塊と見なすので単数の扱いになり、直後に名詞を置くことが多いです。

a two-week holiday
2週間の休み

a three-base hit
三塁打

a ten-dollar note
10ドル札

すべて単数になるのは感覚的に理解しにくい人もいるかもしれません。日本語に置き換えるのも変ですが、以下のフィーリングで考えるのが近いかもしれません。

野球でいえば「1塁打を3回打つ」と「3塁打を1回打つ」のはバッターが進んだ距離としては同じでも、そもそも考え方が違います。

数字が入っているので混乱させられる要素がありますが、何が単数形で何が複数形なのか整理してみてください。

10-story building(10階建て)

知らないと混乱する表現としては、これで「10階建てのビル」になります。storyは「階」を表しますが複数形にならない点に注意が必要です。

このような表現をするのはけっこう登場しています。

a 10-story building
1棟の10階建てのビル

two 10-story buildings
2棟の10階建てのビル

他にも建物でいえば、広さや座席数を表すのにも使われます。実際にアプリ内で配信したニュースでは京都に珍しいスタバがオープンした記事からです。古い家屋を改造した畳の部屋があるスタバです。

The 270-square-meter, 51-seat Starbucks is the first in the world to allow coffee to be enjoyed on tatami mats.
270平方メートルで客席が51席あるスターバックスは、世界で初めて畳の上でコーヒーを楽しめる。

They carefully renovated a century-old building to retain the culture and tradition of the area as much as possible.
築100年の建物をこの地域の文化と伝統をできるだけ多く保つように注意深く改装した。

どちらを使うべきか?

会話の中で「How old are you?」などと年齢を聞かれたら、普通は習った通りに「I’m 30 years old」と言うのがおそらく一般的です。しかし年齢に関していえば以下の答え方も間違いではありません。

I’m a 30-year-old man.

She is a 16-year-old woman.

このように答えるのは間違いでも変でもありませんが、多くの場合にはこのように答える必要、理由が特にありません。

最終的には上の表現は名詞のman(男)やwoman(女)にかかっているのであって、年齢はあくまで男・女を説明するための形容詞、補足情報でしかありません。

感覚的には「彼女は何歳?」「彼女は16歳の女性です」と答えるようなもので「女性(woman)です」と、見れば明らかなことをわざわざいう必要が特にありません。

しかし、言っても間違いではないし、自然な文章にもなりえます。状況によっては上の例文にあるような答え方をするケースも考えられます。

例えば「キャンディを食べる?」と聞かれて「I’m a 30-year-old man.」と答えたりするケースでは、言い方によってはガキじゃなくて「man(男性、いい大人)」を伝えているからです。

「She is a 16-year-old woman」もあえて「girl」を使わずに「woman」を使うことで、もう16歳の女性なんだといったニュアンスを含めることができます。

この言い方をしたら必ずしも「woman」「man」を強調していることになるわけではありませんが、あえてそのような表現を選ぶ理由を見出すことができます。

「どこに住んでいるの?」と普通の質問をされた時に「私は東京在住の男です」「大阪に住む眼科医です」と答える感覚にも近くて「男性」「眼科医」とか必要あるのかといった問題にもなります。

しかし、ものによっては同じぐらいの頻度で使うものもあります。

It’s a 15-minute walk to the station.

It’s 15 minutes’ walk to the station.

駅までを「15分の歩きが1回」と考えるか、「1分歩くのを15回(15分)」と考えるかの違いですが、どちらも一般的です。

複合形容詞とは?

以下、補足になりますがこのように言葉をつなげて形容詞にしたものは「複合形容詞(compound adjective)」と呼ばれています。

ハイフンの使い方には様々議論があり、用法も様々ですが、一般的には今回紹介した名詞の前につける複合形容詞の場合はハイフンを使うことが多いようです。

ただし「high school」などのようにハイフンを付けなくてもまとまった言葉とわかる場合はハイフンなしで表記することもあります。

「live-action movie(実写映画)」や「well-known tourist attraction(よく知られる観光名所)」などさまざまな言葉になっています。

基本的にはどんな言葉でも可能ですが、あまりに長ったらしいものはカッコ悪くなります。

You’re not marrying-my-daughter-worthy.
(*長いし不格好な表現になるのでやらない)

補足としては複合形容詞をそのまま名詞として使うことも可能です。その名詞が1つなら当然のように前に「a」がいります。

She is a five-year-old.
彼女は(1人の)5歳だ。

Three five-year-olds came to the door.
3人の5歳が訪ねてきた。

この場合はoldsと複合形容詞の部分をそのまま名詞として複数形のSをつけています。

また今回の記事の注意点としては1歳を考えるときは少し注意が必要です。

She is five years old.
彼女は5歳だ。

She is a year old.
=She is one year old.
彼女は1歳だ。

この場合は普通に年齢を表現していますが、1歳は1年なので単数形になっています。ここを「a year」とするか「one year」とするかは五分五分ぐらいだそうです。

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