old peopleとolder peopleの意味の違い

old peopleとolder peopleの意味の違い

ニュース英語やフォーマルな会話では「older man」「older people」のような比較級を使った表現を見ることがあります。oldではなく、あえて比較級を使う理由についてはいくつかの観点から説明が可能です。

特にold manは「おっさん」のようなカジュアルな雰囲気になってしまいます。また比較級を使うことで婉曲になったり、語気が和らぐ効果があったりします。

ここではネイティブにヒアリングをした比較級の使い方をまとめています。

old manとolder manの違い

ニュース英語などではよく「older man」といった表現がされます。

例文

On December 23, an older man with a white beard robbed a bank in Colorado.

12月23日、白いひげを生やした老年の男性が、コロラドの銀行に強盗した。

いくつかの観点から「older man」を使う理由が説明できます。

まず一般的に「old man」という表現は会話では普通に聞かれますが、ニュースなどではカジュアルすぎる表現になってしまうので、そこで「older man」という表現になります。

old manはよく「おっさん」と訳されたりしますが、まさにそんな感じで少しニュースなどではカジュアルすぎます。

以下のような文章はどれも成立します。

例文

I met an old man.

おっさんに会った。

例文

I met an older man.

年上の男性に会った。

上の例文で比較をすると「older man」といったほうが丁寧です。ただし、何歳ぐらいかといえば、けっこう幅があるので話し手よりも年上ぐらいしかわかりません。

以下のようにelderlyを使えば明確に「老人、年配の人」ぐらいになるので70代、80代をより具体的にイメージさせます。

例文

I met an elderly man.

私は年配の男性に会った。

以下のelderlyの記事にも解説があるのであわせてお読みください。

old peopleとolder peopleの違い

集団・グループに対してolderを使うことで、より広い範囲を指すことができます。

例文

① Old people don’t like rap music.

② Older people don’t like rap music.

「年齢が高い人々はラップ音楽が好きではない」といった意味ですが、olderを使うと少し丁寧に聞こえるのと、中年から老人といった漠然と広い範囲を指すことができます。

このように言葉が与えてしまうイメージがあるので、ちょっとぼかしたような表現になります。

逆にいえば「old people」と書くと、表現として少しきつい感じがするそうです。「年寄りはラップを聞かない」とちょっと失礼な表現です。

そのような印象を避けるために比較級が用いられます。他にも例をあげてみます。

例文

This roller coaster is dangerous for shorter people.

このローラーコースターはより身長の低い人には危険です。

例文

In America the right lane is for slower drivers.

アメリカでは右側のレーンはより遅いドライバー用です。

上の例文でもshort people(背が低い)でも意味は通じますが、shorter peopleのほうがより広範囲を指せるのと、語気を和らげて丁寧になるので用いられています。

日本語でも「背が低い人はジェットコースターに乗れません」と遊園地で書かれていたら、それが事実であっても少し言葉として強い印象があるかもしれません。

そこで比較級にすることで少し和らいだ感じの印象を与えています。

否定的な意味での比較級

これらの比較級の使い方はネガティブな意味を伝える時に、同じ理由で語気を和らげるために用いられることがあります。

例文

There are many less fortunate people in the world.

世界には多くのより恵まれない人々がいる。

同じ貧しい人々を表現するのでも「poor」「unfortunate」「less fortunate」など使う言葉によって印象が変わってきます。

これは日本語でも同じ考えになりますが「貧しい人々」を率直にいえばpoor peopleなどになりますが、さすがに表現としては直球なので、スピーチなどではやはり言葉を選びます。

unfortunateは「不運な、不幸な」の意味ですが、要するに「貧しい(人々)」などに対する婉曲の表現です。生まれた国や環境など様々な要因で「不運(unfortunate)」だったために、貧しい生活をおくっていると考えることもできます。

さらに「不運な、不幸な(unfortunate)」と表現するよりも、「より幸運に恵まれない(less fortunate)」と表現するほうが、より婉曲の婉曲となり柔らかくなります。

他にもunintelligent(知力のない、頭の悪い)とless intelligent(より知的ではない)や、uneducated(教養のない、無学の)とless educated(より教養を受けていない)のような言い換えも可能です。

   


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