わかりやすいwouldの意味と使い方

would

wouldはwillの過去形ではありますが、使い方がよくわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。

おそらく日本語で〇〇の用法・意味と分類して考えるよりは、英語で理解したほうがわかりやすいかもしれません。

この記事はオーストラリア人のカールがwouldの使い方についてシンプルに英語で説明してくれたものを日本語で書き直したものです。

シンプルに考えるとwouldの意味は2つだけです。この2つさえわかっていればほとんどのケースに対応できます。

wouldは想像するものに使う

基本的にはwouldは「想像上のもの、架空のもの」に対して使います。

willが本当にやろうとしている現実世界を表すのに対して、wouldは架空の世界を前提としています。

I’ll have another beer.
もう1杯、ビールを飲むよ。

I would have another beer, but I need to wake up early tomorrow morning. So I won’t.
もう1杯、ビールを飲みたい。けど、明日の朝は早く起きないといけない。だからやめとくよ。

仮定法などにもよく登場しますが、wouldが登場するとそれは現実世界ではないものを表しています。

ビールの例文でいえば、もう1杯のビールをwillで表せば、今の現実の世界の延長にある未来です。言っている本人もその未来に向かっています。

しかし、wouldで表現すると、それはもう1杯のビールを飲む自分は今の世界とは違う想像の世界のものだという感じですね。裏をかえせば、それは架空の世界であり、そこには行けないんだと伝えています。

willとwouldどちらを選ぶかは話し手の選択なので、どちらを選んだかによって、話し手がどう思っているのか感じとることができます。

仮定法にもよくwouldが使われますが、それは想像上の世界(仮定)について話しているからです。

would like toが丁寧になる理由

何かをしたい場合にwant toはそのまま「~がしたい」ですが、その丁寧な表現として「would like to」を習います。

これも理屈としては想像上の世界を遠慮気味に伝えていることと考えてもある程度、納得ができます。

like toが「~したい、~するのが好きである」の意味です。

そこに想像上の世界を意味するwouldをつけると「私が~をする想像上の世界があるといいな」といった遠回しな要望を伝えていることになります。

このような使い方は日本語でもあり、デートの時などに何か食べたい? と聞かれて遠慮ぎみに「(これは私の想像の世界なんで無理だろうけど)お寿司が食べれたらいいんだけどな…」といった奥ゆかしい伝え方と同じです。

「こうなってほしいな」という想像の世界を伝えることは、遠回しに要望を伝えているので、これがwouldの役割になります。

wouldは過去にも使える

しかし、wouldは単純にwillの過去形の意味もあります。したがってwouldがwillの過去形であることは間違いではありません。

話し手が過去について使っているのか? 想像上の世界について話しているのか? これは文脈で判断する必要があります。

I wouldn’t drink any more if I were you.
もし私がキミだったら、もうそれ以上は飲まないね(想像)

I turned the key but the car wouldn’t start.
キーをまわしたけど、車はスタートしなかった(過去)

以上の2点だけ押さえておけば、日常会話ではほとんどのケースに対応できるのではないでしょうか。

過去の習慣に使う

「想像上のものに使う」と「過去のものに使う」以外で少し補足がいる使い方もあるのでご紹介します。

wouldは「often did something」の意味で、過去においてしばしば行なったことを表しています。

When I was an elementary student I would go swimming at my friend’s house.
小学生だったころ、友達の家によく泳ぎに行ったものだ。

=When I was an elementary student I often went swimming at my friend’s house.
(*言い換えるとこのようになります)

As a teenager I would listen to lots of rap music.
=As a teenager I often listened to lots of rap music.
十代の頃はたくさんのラップ音楽を聞いていた。

wouldのあるなしでいえば以下のような違いです。

①I played tennis when I was a child.

②I would play tennis when I was a child.

①は「子供の頃にテニスをした」としかいっていません。1回かもしれないし、習慣的に習っていたりしたのか、しばしばプレーする機会があったのか、特に何もいっていないので何も判断できない、わからないそうです。

②になると「often」の意味になり、しばしばプレーしたといっているので、少なくとも複数回にわたってプレーしたことを意味しています。

used toとwouldの違い

上からの関連ですがwouldを使うと現在の状況には触れていません。

I would play tennis when I was a child.

上の場合でも子供の頃にしばしばプレーしたとしかいっておらず、現在はどうなのかよくわかりません。

I used to play tennis.
テニスをよくしたものだ。

used toは「昔はよく~した」といった過去の習慣をあらわす意味で、こちらも現在の状況は不明ですが、強く「今はプレーしていない」ことをほのめかしています。

would, used toどちらも最終的には現在の状況については何もいっていないのは同じですが、used toのほうが今はやっていない感じが強く出ています。

関連として受験にもよく登場する「used to」の使い方がいくつかあるのでまとめてみました。

   


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