sniff / smell / sniffleの意味と使い方の違い

smell
 

公開日: 最終更新日:2020.08.1

sniffとsmellはどちらも意味は「におう、においを嗅ぐ」になりますが、少しニュアンスに違いがあります。例文を多く用意したので違いを確認してください。また似た言葉でsniffle(鼻をすする)も取り上げています。

このページは動詞での解説が中心なので、名詞での匂いの違いについては『scent / smell / odor / aroma / stenchの違い』をご覧ください。

smellの意味と使い方

smellの意味と使い方

普通に「~を匂う」と考えても問題ないと思います。ある程度の時間を持続して、何かのにおいを検知するために鼻を使うことを表すことが多いです。

例文

She smelled the flowers in her garden.

彼女は庭の花のにおいを嗅いでいた。

例文

I smell pizza here.

ピザのにおいをここで嗅いでいる。

またsmellは「(何かが)においを放つ、におう」という自動詞の表現にも使われます。smellは良いにおい、悪臭どちらにも使うことができます。

例文

This rooms smells like a hospital.

この部屋は病院のようなにおいがする。

例文

She left the milk out of the fridge for two days and it began to smell.

彼女は牛乳を冷蔵庫の外に2日間放置していたので、におい始めた。

例文

His house is near a rendering plant so it smells terrible.

彼の家は動物飼料精製工場の近くにあるので、ひどい臭いがする。

例文

The cookies smell delicious.

そのクッキーは美味しい香りがするね。

smellの名詞と動詞

smellは動詞と名詞があるので「匂いがする」を表現する場合にも2つの使い方が考えられます。

例文

① That smells good.

(動詞で使う)

例文

② That is a good smell.

(名詞で使う)

基本的に誰かが何かを食べているときなどの「いい匂いがするね」は動詞の①で使います。日常英会話ではこちらのほうが頻度が高いと思います。

②の名詞は匂いについて語っているので仮に、隣の部屋などから匂いがするなど、何か見えない物体が匂いを放っているときなど「いい匂いだね」と②を使うケースは考えられます。

基本的には①も②も文脈次第では使う可能性があります。しかし主語が変わると以下のような文章は成立しません。

例文

The cookie is a good smell.

(これは間違いです)

クッキー=匂いではないので上のような文章はおかしいです。名詞でのsmellは以下の記事にもまとまっています。

smelly

smellyは「悪臭を放つ、嫌な不快な臭いのする」といった形容詞です。

例文

He made everyone around angry by eating smelly food on the train.

彼は電車で悪臭のする食べ物を食べて周囲の人々を怒らせた。

sniffの意味と使い方

sniffの意味と使い方

一方のsniffは、何かのにおいを嗅ぐために鼻から空気を吸い込む一瞬の動作を表します。においを嗅ぐように小さな音を立てながら鼻で軽く吸い込むことです。

例文

She sniffed the baby to see if his diapers were dirty.

彼女は赤ちゃんのオムツが汚れているかを確かめるために、においを嗅いだ。

例文

The police officer sniffed the man’s breath and smelled alcohol.

警官は男の呼気をにおい、アルコールのにおいを嗅いだ。

例文

He sniffed the liquid in the glass to know what was inside.

彼は中身が何かを知るためにグラスの中の液体の匂いを嗅いだ。

例文

My dog is always sniffing behind the cabinet. I wonder if something is there.

うちの犬はいつも戸棚の後ろをくんくん嗅いでいる。何かそこにあるのかしら。

例文

The dog sniffed around.

犬が辺りをにおっていた。

例文

She sniffed in the direction of the fire.

彼女は火事の方向へにおいを嗅いだ。

最後の例文は少し日本語にしにくいですが、火事が起こっていてその方向を向いて煙のにおいなどを嗅いだという意味になります。

麻薬探知犬は「drug-sniffing dog」と呼ばれています。

sniff out

匂うことによって何かを発見することで「嗅ぎ分ける、嗅ぎつける」などの意味です。

例文

A guard dog was able to sniff out the bomb hidden in a suitcase.

警備犬はスーツケースに隠された爆弾の匂いを嗅ぎ分けることができた。

例文

The hunter uses a dog to sniff out rabbits.

ハンターは犬をうさぎの匂いを嗅ぎつけるために使う。

よく比喩的に使われ、誰かが何かを直感的に見つけることを表します。空気のなかにその匂いを感じとるような雰囲気です。

例文

She can always sniff out a bargain.

彼女はいつもバーゲンを嗅ぎつけられる。

例文

The reporter is very good at sniffing out corruption.

その記者は汚職を察知するのがとても得意だ。

sniffle(鼻をすする)の意味と使い方

sniffleはsniffとよく似ていますが、こちらは鼻水が流れるときの「鼻をすする、鼻をグズグズいわせる」といった行動や音に対して使われることが多いです。

風邪を引いていたりアレルギー症状があったりという状態から起こる場面で使われます。こちらは特に匂いをかいでいるわけではありません。

例文

He had a hard time sleeping because he couldn’t stop sniffling.

彼は鼻をすすることを止められなかったので、眠るのにつらい時間を過ごした。

例文

Every spring I get a bad case of the sniffles.

毎年春にはひどい鼻風邪をひく。

「鼻をすする」という意味ではsniffleとsniffのどちらも使えますが、sniffleの方がより一般的です。

snuffの意味と使い方

snuffも同じような意味で「クンクン嗅ぐ」ですが、かなり古い表現になり今ではもうほとんど使われていません。

例文

He snuffed all the food on the table.

彼はテーブルの上のすべての食べ物の匂いをクンクン嗅いだ。

最近の英語では「消す、絶やす」の意味で使われることが多いです。

例文

She snuffed the candle and went to sleep.

彼女はロウソクを消して眠りについた。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私たちのアプリもよろしくお願いします。

新作アプリをリリースしました!

YouTubeのチャンネルはじめました!

リスニングと英語教材のペラペ

記事カテゴリー

おすすめ記事

  1. 「stay at home」と「stay home」の違い
  2. 赤ちゃん
  3. 「客・顧客・お客様」を英語でどう言うか?(例文付き)
  4. i’m lovin’ it
  5. Japanese

最近の記事

  1. Mon / Mama / Mother「母親」を表す言葉の違い
  2. slip offとslip onの意味と使い方
  3. reticulated / reticulateの意味と使い方
  4. burn upの意味と使い方
  5. extremist / militant / terroristの意味の違い
  6. extreme(エクストリーム)の意味と使い方
  7. restraint(自制、慎み)とrestrain(拘束する、抑える)の意味と使い方
  8. sheriff(保安官)とは何をする人なのか?
PAGE TOP