カタカナにもなっているpassion(パッション)は英語でもそのまま「情熱」といった意味になります。これは恋愛的な意味での激しい感情の他にも、仕事や趣味などへの熱意の意味でも使えます。
形容詞がpassionateで「情熱的な」であり、副詞がpassionatelyで「情熱的に」の意味になりますが、特に大きな意味の変化がありません。
少し特殊な要素としてはPassionでキリストの受難の意味でも登場することがある程度でしょうか。パッションフルーツなどもこのキリストの受難に由来する名称です。
passion(パッション)の意味
名詞で「情熱、激しい感情、パッション」を意味します。
非常に熱意が伝わる時、恋愛、演説、ディベートなどに関しての話題で耳にすることが多い単語で、恋愛的意味での情熱と、何かに熱心な意味での情熱の両方を表現できます。
読み方は【pǽʃən】です。
passion【pǽʃən】
The movie was filled with passion.
その映画は情熱に満ちていた。
とてもロマンチックな映画だったという意味です。
The director said a lot of passion went into making this movie.
ディレクターはこの映画を作ることにたくさんの情熱が投入されたと言った。
たくさんの努力と熱意がこの映画を作るときに注ぎ込まれたという意味です。
the Passion(キリストの受難)
大文字でPassionと書いた場合にはキリストの「受難」を指すことになります。これはイエス・キリストが裁判と処刑された苦しみを表す言葉です。
もともとはキリストの受難の意味があり、そこから強い感情、願望、欲望といった意味に広がっています。
果物のパッションフルーツ(passion fruit)は「情熱」を意味するわけではなく、花の形がイエスキリストが十字架にかけられた姿に似ていることに由来するそうです。どのあたりがそう見えるのかは不思議ですが。
日本語では花の形が「時計」のように見えたことから「トケイソウ(クダモノトケイソウ)」と呼ばれています。
これは2004年のメル・ギブソン監督、 ジム・カヴィーゼル主演のキリストの受難を描いた映画『パッション』の原題にもなっています。
passionateの意味
passionateはpassionの形容詞で「情熱的な、激しい」を意味します。読み方は音声ファイルを参考にしてください。
passionate【pǽʃənət】
He gave her a passionate kiss under the stars.
彼は星の下で彼女に情熱的なキスをした。
Besides music, the singer is also passionate about pursing a career in politics.
音楽だけでなく、その歌手は政界でのキャリアを積むことにも熱心だ。
passionatelyの意味
passionatelyはpassionの副詞で「情熱的に、熱心に」を意味します。
passionately【pǽʃənətli】
He kissed her passionately under the stars.
彼は星の下で彼女に情熱的にキスをした。
Besides music, the singer is passionately pursuing a career in politics.
音楽だけでなく、その歌手は政界においても熱心にキャリアを積んでいる。