「〜させる・強制する」のmakeとforceの違い

forceとmake

make「(人に)〜させる」とforce to「(人に)〜を強制する、強いる」の使い方の違いを確認します。

この場合の「〜させる」の意味のmakeは使役動詞と呼ばれ、よくhaveやletと共に紹介されます。その中でもmakeはきつい感じの強制を表しています。

forceも意味としては同じ「〜させる、強制させる」で使えます。文章の形が少し変わりますが意味としては近いので使い分けの方法を見ていきましょう。

makeとforceの違い

force

人間を主語にした場合には、makeはある人が誰かに何かをするように命令したり脅したりするときなどにより使われますが、forceはそれをもっと強めた表現です。

また文章の形が異なりforceの後ろには「to」が必要です。

forceの場合は拳銃で脅して無理やりさせるような行為まで含まれてくるので、人を主語にして使うには日常ではきつい感じの表現になってしまいがちです。

例文

○ My mom made me clean up my room.

△ My mom forced me to clean up my room.

お母さんは私に私の部屋を片付けさせた(強制した)

母親に部屋の片づけをやらされる程度ならばmakeを使った例文がより一般的な表現になりますが、forceの例文だと間違いではないですがかなり強すぎる表現です。

例文

○ The terrorists made the hostages line up against the wall.

○ The terrorists forced the hostages to line up against the wall.

テロリストは人質に壁を背に並ばせた(並ぶように強制した)

テロリストであれば、どちらの表現でも可能です。

makeの意味と近くてもforceは文章の形、文型が異なるからか「使役動詞(have / let / makeなど)」に分類ケースするのはあまり見たことがありません(分類しないのかもしれません)

天候や問題を主語にする

余儀なくされる

天候や問題など、人が原因というよりも何らかの状況が原因で誰かに何かを強制したり、そうせざるをえない状況にはforceがより広く使われます。

例文

〇 The heavy rain forced people to stay inside.

△ The heavy rain made people stay inside.

大雨が人々を屋内にとどまらせた。

大雨が原因で人々は屋内にとどまらざるをえなくなったという意味です。

例文

〇 Money problems forced him to get a new job.

△ Money problems made him get a new job.

金銭問題が彼に新しい仕事を手に入れさせた。

金銭的な問題で彼は新しい仕事に就かざるをえなくなったといった意味です。

少しニュアンスに違いがでるケースがあります。

例文

His lateness forced me to fire him.

His lateness made me fire him.

上の例文は「彼の遅刻によって解雇せざるをえなかった」「彼が遅刻したので、私は彼を解雇しなければならなかった」などの上司の立場からの状況を表しています。

forceの場合はもうせざるをえない状況で、おそらく上司・私は彼のことを好きだった、かばいたかったような部分が多少感じられます。

makeの場合はより意味としては弱くなり、たぶんあまり彼のことをなんとも思っていなかった感じもあります。

あくまで文章から漂うニュアンス程度なので、はっきりとした状況は不明ですが、forceのほうが選択の余地やかばう余地がなかったことを感じさせるケースがあります。

forceを受動態で使う

また、forceは受動態でよりよく使われます。人を主語にして「強制させられる、余儀なくされる」の意味になります。

例文

I couldn’t find my keys, so I was forced to search through all my bags and jackets.

私は鍵を見つけられなかったので、すべてのカバンやジャケットを探すことを強いられた。

例文

The restaurant was full so we were forced to find another one.

レストランが満席だったので、私たちは他を探すことを余儀なくされた。

どちらの例文も、仕方なくそのような状態になったということです。

makeを受動態で使う

makeが受動態で使われるケースはめったにありませんが、ときどき使われることがあります。この場合、force toのようにmakeも「to」をともなって使われます。

例文

Taizo was made to sit on his mother’s lap.

タイゾーは母親の膝の上に座らされた。

しかし、一般的には使役動詞のmakeは受動態にしないケースが多いです。その場合はforceが使えるので便利だといえます。

例文

He came late too many times, so I’m made to fire him.

(このような表現をしない)

例文

He came late too many times, so I’m forced to fire him.

彼が何度も遅刻したので、解雇せざるをえなかった。

   


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