使役動詞のgetとhaveの使い方の違い

使役動詞のgetとhaveの使い方の違い

haveやgetには「~をしてもらう」や被害などを「うける、~される」といった使い方があります。教科書・参考書では「使役動詞」として分類される項目です。

このページでは主に「get」と「have」の使い分けや違いを中心にまとめています。基本的には同じ意味・使い方になりますが、細かい部分を見ると差が見られます。

ネイティブスピーカーに意見を聞きながら、使い方の違いを例文にまとめました。

テーマが近い『get it doneの意味と使い方』もあわせてご覧ください。

getとhaveの使役動詞としての使い方

getとhaveの使役動詞としての使い方

haveやgetには過去分詞と組み合わせて「~してもらう」のような使い方があります。

have / get + 目的語(もの) + 過去分詞の形です。

例文

I got my hair cut.

= I had my hair cut.

(美容室などで誰かに切ってもらう)

例文

I cut my hair.

(自分でハサミを使って髪を切る)

直接、動詞を使うと「自分でやる」といった意味合いが濃くなります。上の例文だと普通の感覚で文章を読めば、自分でハサミを持って髪の毛をジョキジョキと切った感じがします。

「have / get」と過去分詞を使う場合では「他の人にやってもらう」といった意味になります。ここでのcutは過去分詞のcutです。

ほかにもさまざまな形で見かけることができます。

例文

I painted my house last week.

先週、(自分で)家を塗った。

例文

I had my house painted last week.

= I got my house painted last week.

先週、(誰かに頼んで)家を塗ってもらった。

正確には「have / get」を使うと他の人にやってもらうの意味合いが強くなるだけであって、絶対に他人に頼むことを意味するのが確定するわけではありません。しかし基本的には「他の人にやってもらう」と理解して問題ないと思います。

この形は第5文型(SVOC)として教科書にもよく登場します。getを使役動詞に含むかどうかは意見が分かれているそうです。

使役動詞のgetとhaveの違い

基本的にはgetとhaveは同じ使い方ができます。置き換えても問題ないケースもあります。

ニュアンスとしてややhaveのほうがフォーマルかなといった雰囲気がありますが気にしなくていい程度の差です。

例文

I had my car repaired.

= I got my car repaired.

車を修理してもらった。

例文

I have my teeth cleaned every six months.

= I get my teeth cleaned every six months.

半年ごとに歯を綺麗にしてもらっている。

上の例文のように使う範囲では基本的には置き換えても同じ意味になります。しかし細かい部分を見ていくと言葉に差がでます。

被害を表すget / haveの使い方

haveには以下の例文のように被害などを受けたことを表す使い方があります。「~される」といった使い方です。

例文

I had my bag stolen.

カバンを盗まれた。

これをgetで表すのは基本的にはおかしいと考えていいと思います。

例文

I got my bag stolen.

(この使い方は注意が必要)

ここから先のニュアンスや意味合いの差は、あまり受験生には関係ないネイティブスピーカーの感覚の話になります。

例文

I got my bag stolen.

★カバンを盗まれた。

このような使い方を見かけないこともないそうですが、ニュアンスとしてそうなったのは当然のことだ、それ相応のものだ、といったように読めるそうです。

例文

Don’t forget to lock your car, or you might get your car stolen.

車にロックをかけるのは忘れるなよ。さもないと、車を盗まれるぞ。

上のように鍵をかけなかったことの報いとして、そうなるべくして盗まれてしまうぞといった場合には登場するかもしれません。

被害に対してgetを使うと、こういった独特のニュアンスが入ってくるので、わかった上でコントロールできるなら使い分けしてもいいのかもしれません。

主語による違い

また主語が異なるとgetとhaveで文章から受けるニュアンスや感覚が異なります。

例文

You got my bag stolen.

上のgetの例文だと「お前のせいでカバンが盗まれた」「カバンを盗まれたのはお前の落ち度だ」といっているように読めます。

例文

You had my bag stolen.

上のhaveを使った例文では「お前が誰かにカバンを盗ませた」と読む可能性が高くなります。

get / have + 人の違い

get / haveを使って「人に何かをさせる」の意味になりますが、少し形が異なります。

意味合いとしては同じですが、getの場合は動詞の前にtoが必要(to不定詞)になります。

例文

I had him wait in line for me.

I got him to wait in line for me.

彼を私のために列に並ばせた。

代わりに列に並んでもらっているような状況です。

例文

I had the bellboy carry my suitcase.

I got the bellboy to carry my suitcase.

ベルボーイにスーツケースを運んでもらった。

getのほうがちょっと「説得してやってもらっている感じ」がある、haveだと強制・命令とまではいいませんが「~させた」ぐらいの感覚だという人もいます。

これらもネイティブスピーカーでも人による感覚の差のレベルなので、基本的には同じものだと考えて問題ないと思います。そこまで明確に出る差でもありません。

get / have + モノ + -ing

後ろにing(現在分詞)を置くこともできますが、意味が通るかどうかが問題です。

例文

I had my horse running.

I got my horse running.

私は馬を走らせた。

例文

I got my computer working again.

I had my computer working again.

コンピューターを再び動かした。

例文

I had my house painting last week.

(これはおかしいです)

computer is working(コンピューターが動いている)とhorse is running(馬が走っている)は成立します。

しかし、意思を持たないhouse(家)がpainting(何かを塗っている)は成立しません。

   


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