imposeは税金、罰金、義務、重圧などを「課す、押し付ける」といった意味で使われる言葉です。例文を用意しているので使い方の参考にしてください。
他人に対して「無理強いする」といった何かを強制させてしまうような行為にも使うことができます。日本語の「迷惑をかける」に近い感覚ですね。
またsuperimposeといった言葉もあり、こちらは映像を合成するといった意味で使われます。これらの言葉の語源になっているのは「put」「place」に近い「置く」の意味です。
この記事の目次!
押し付ける・課す
義務・負担・重圧・税金などを課す、負わす、かける、強制的に押し付けるといった意味の言葉です。tax(税金)、fine(罰金)、ban(禁止)など特定の言葉とよく組み合わさります。
The government imposed a ban on automatic guns.
政府は自動小銃の禁止を課した。
Western countries imposed sanctions on North Korea for their nuclear tests.
西側諸国は北朝鮮の核実験に対して制裁を課した。
In an effort to reduce smoking, the government has imposed a heavy tax on cigarettes.
喫煙を減らすために、政府はタバコに重い税金を課した。
A fine was imposed on her for jaywalking.
(交通規則を無視した)道路横断で彼女に罰金が科せられた。
They imposed a ban on one-use plastics.
= They placed a ban on one-use plastics.
彼らは使い捨てのプラスティックを禁止にした。
ここでのimposeのposeは「かっこいいポーズ」というよりも「もたらす / 置く」などputの意味です。inはenの変形で「~させる」なので、あわせて「強制的に置く」といった意味が語源にあたります。
以下のposeの記事も参考にしてください。同義語はlevyなどです。
迷惑をかける
堅い言葉のようにも感じますが日常会話で以下のように「無理強いする」のような使い方もあります。
日本語の「迷惑をかける」に似ていて、何を具体的にといった話ではなく、相手に負担をかける、相手に強制させてしまうような行為です。
以下の例文を参考にしてください。
A:Would you like to come in and have a coffee?
あがっていってコーヒーでも飲んでいかない?
B:Oh, I wouldn’t want to impose…
いや、あまり迷惑はかけたくないんだけど…
A:Not at all. Come in!
ぜんぜんだよ。さあ!
B:Okay, thank you.
ありがとう。
superimposeの意味と使い方
superimposeはある画像に、別の画像や文字を重ねあわせるといった意味です。これは映像技術の世界の話で「合成する」と考えてもいいと思います。
動画でも使えます。ただし「誰も気づかないような精巧な合成」ではなくて、明らかにはっきりと「これ合成だよね」とわかるようなものに使います。
The commercial superimposed a bag of chips on the Tokyo skyline.
そのコマーシャルはポテトチップスの袋を東京の空に合成した。
Adidas superimposed their logo on footage of Muhammad Ali.
アディダスはロゴを、モハメド・アリの映像に重ねた。
東京の空にあるポテチの袋や、映像にでかでかと出るロゴなどは、明らかに合成であって、そういうものを指します。
字幕スーパーといった用語がありますが、これはsuperimposeを略してカタカナにしたような用語です。