スーパー(super)/ ウルトラ(ultra)/ ハイパー(hyper)の違い

super

super(スーパー)はすでにカタカナとして定着している感じもあり、「スーパー」とそのままカタカナになるか「超」といった翻訳があてられることが多いです。

他にもultra(ウルトラ)やhyper(ハイパー)もカタカナでよく使われています。一方でいかにも日本人っぽい英語だなと感じさせるような単語でもあります。

今回はそれぞれの言葉の意味をネイティブスピーカーにヒアリングして使い方などを例文にまとめてみました。super(スーパー)など日常でも使えますがやや子供っぽさを感じさせる単語です。

super(スーパー)の意味と使い方

特に説明の必要もありませんが、スーパーマリオやスーパーヒーロー、スーパーパワーのように、普通のものよりすごいことを指して使われます。

スティーブは「日本人はスーパーって言葉をやたら使うよね」といっていました。けっこう日本人が作った英語、造語、商品名だなって感じさせる要素の1つになっています。

ただし、以下のように英語でも普通にsuperは使われています。

例文

Superman is my favorite superhero.

スーパーマンは私のお気に入りのスーパーヒーローだ。

例文

He has a superpower.

彼はスーパーパワーがある。

例文

Goku hadn’t gone SuperSaiyan in this episode yet.

ゴクウはこの話ではまだスーパーサイヤ人になっていなかった。

例文

Mario becomes Super Mario when he eats a mushroom.

マリオはキノコを食べた時にスーパーマリオになる。

heroだけだと単に物語の主人公・主役を意味しますが、superheroになるとスーパーマンやスパイダーマンのような超自然的な力を持ったヒーローを指します。対極の存在としてvillainは悪役ですが、超自然的な力を持った悪役をsupervillainと呼んだりもします。

こういったアニメやゲーム関係の言葉によく登場しますが、他にも「超自然(supernatural)」や「迷信(superstition)」などオカルト系の用語にも登場します。

ビジネスシーンでも「supervisor(スーパーバイザー・監督者・管理者)」などの言葉は聞かれます。

例文

He is a supervisor.

彼はスーパーバイザーだ。

さまざまな言葉についているので探せばいっぱい出てくると思います。

強調の副詞

veryに近い意味で少しくだけた言い方として、スーパーハッピーのような表現は確かに存在しています。

例文

I’m super happy to see you!

あなたに会えて超うれしい!

例文

This is a super scary movie.

これは超こわい映画だ。

例文

I’m super bummed my vacation was canceled.

休暇がキャンセルされて超がっかり。

bummed (out)でsad / disappointedの意味です。

このような使い方はまさに日本語の「超」と同じような感覚で少し子供っぽい表現に感じるため、使う場面を選ぶ必要があります。また人によってはまったくこのような表現を使わない人もいると思います。

例文

I was seriously concerned that the investors were going to cancel.

私は投資家がキャンセルするのではないかと深刻に心配していた。

例文

▲ I was super concerned that the investors were going to cancel.

(間違いではありませんがノリが軽い感じがします)

また調子がいい時には以下のような表現も見られます。

例文

I feel super.

= I feel great.

調子いいよ!

superpower(スーパーパワー)

superpower(スーパーパワー)はスーパーヒーローの人間離れした能力「強大な力」の意味があります。

例文

Aquaman’s superpowers include controlling fish and speaking any language in the world.

アクアマンのスーパーパワーには魚を操り、世界のあらゆる言葉を話すことがある。

例文

Batman doesn’t have any superpowers but is very smart and strong.

バットマンはまったくスーパーパワーを持たないが、とても賢くて強い。

このアニメや漫画で使われる意味以外にも政治経済のニュースでは並外れて成功している国、もしくは非常に強い影響力を持つ国のことで「超大国」として使われます。

例文

The cold war between the two superpowers ended after forty-four years.

超大国の2カ国間の冷戦は44年経って終わった。

特定の地域・分野において、あるいは一般的に力のある国で「経済大国」「技術大国」のような使い方も可能です。

例文

China has become an economic superpower.

中国は経済大国になった。

例文

The country aims to be a manufacturing superpower.

その国は製造業での大国を目指している。

superintendent

北米の英語のようですがアパートの管理人を意味する「superintendent」が略されてsuper(スーパー)と呼ばれることがあります。

例文

My toilet broke so I called the super.

便器が壊れたので管理人を呼んだ。

ただしカタカナでは「スーパーに買い物に行った」は可能ですが、英語でsupermarketを「super」と省略することはまずありえません。

ultra(ウルトラ)の意味と使い方

同じく多用されるultraはextremely(極度に、極めて)の意味で、日本語では「極度の、極」と訳されることが多いです。

super(スーパー)がveryより強いぐらいなので、ultraのほうがより極端な感じで伝わります。

superは程度としてすごいことを表し比較的ポジティブな意味で使われることが多いですが、ultraになると度を越えている、範囲を超えているといったややネガティブな意味でも用いられるケースがあります。

例文

He is ultra-careful about his model collection.

彼は自分の模型のコレクションに極度に注意深い。

例文

She is ultra-shy and has trouble making friends.

彼女は極度の恥ずかしがりで、友達を作ることに問題がある。

もちろん紫外線を意味するUV(ultraviolet)や超音波を意味するultrasonicなど科学系の用語にも使われていたり、ultramodern(超現代的な)などの言葉も存在しているので必ずしも悪いわけではありません。

ただ政治思想などを表すultraconservative(超保守派)や、ultra-orthodox(超正統派)、ultra right wing(極右)などやはり限度を超えているような状態を感じさせることも多いです。

言葉として特定の用語になっていたりすることが多く、逆にいえばsuper happyという可能性はあっても、ultra happyといった単純な強調の意味で使われることはないと思って間違いないと思います。

「ultra happy」みたいな使い方はすごく日本人っぽさを感じるとカールが言っていました。「ultra soulってどう思う? 何をイメージする?」と質問してみましたが「まったく想像がつかない…」といっていました。

hyper(ハイパー)の意味と使い方

ハイパーもカタカナ使いがよくされていますが、言葉として「過度に興奮する、過度に活発な」といった印象を与える傾向があります。度を越えてactive(アクティブ)な様子が伝わってきます。

ADHD(多動性障害)もAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略であり、活発すぎて集中できないような状態を表しています。

またhypertension(ハイパーテンション)は高血圧を意味する言葉で、これらも考え方によっては活発すぎる血液の状態を表しています。

こういった言葉の印象からハイパーが自分がコントロールできないぐらいに過度に活発といった印象を与えがちです。

しかし、インターネットで使われるファイル間を飛び越える「hypertext(ハイパーテキスト)」や、「hypersonic(極超音速の)」といった用語もあるので必ずしも悪いわけでもありません。

これもsuper happyはありえても、hyper happyは表現としては普通はありえない感じの言葉です。

   


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