「~になる」のgo / get / become / turnに違いはあるのか?

~になる

「赤くなる」「感情的になる」などの「〇〇になる」の組み合わせは無数に考えられます。これはネイティブスピーカーでも差や違いがわからないものも多く、完璧に運用するのはすごく難しいといっています。

しかし明確に「ある言葉の時にはある言葉を選ぶ(あるいは選ばない)」といった感覚的なルールが存在しているのも事実です。今回は形容詞との組み合わせを考えています。

以前に書いた『「~になる」の become / turn into / getの違い』は名詞(大統領になる、など)が中心の記事なので合わせてご覧ください。

記載するのは一般的な使い分けです。ネイティブスピーカーに質問をしたうえで感覚的なことを言語化している点と例外はあると思うのであくまで参考程度にお考えください。

turn + 色など

turnが用いられるのは「色」が多いです。turn intoの形はまた別の扱いで、ここではturnのみです。

The leaves turn brown in autumn.
秋には葉っぱがブラウンになる。

His face turned green during the horror movie.
ホラー映画の間、彼の顔が青ざめていた。

顔が青ざめるはblueではなく英語ではgreenが一般的です。

become + 感情・比較級

becomeは後ろに感情を表す単語(angry, sadなど)や比較級が来ることが多いです。

She became angry when she saw the message.
メッセージを見たとき、彼女は怒った。

I always become sad when I read the news.
そのニュースを読むと、いつも悲しくなる。

He became tired from too much running.
彼は走りすぎて疲れた。

It’s becoming harder to stay awake.
起きているのが難しくなっている。

He has become taller since last year.
去年から彼は背が高くなった。

get + 感情・比較級

getもbecomeに近い言葉ですが、ややgetのほうがくだけた言い方になります。以下の例文はすべてbecomeを置き換えたものです。

She got angry when she saw the message.
メッセージを見たとき、彼女は怒った。

I always get sad when I read the news.
そのニュースを読むと、いつも悲しくなる。

He got tired from too much running.
彼は走りすぎて疲れた。

It’s getting harder to stay awake.
起きているのが難しくなっている。

He has gotten taller since last year.
去年から彼は背が高くなった。

go

goは特定の言葉に対して、イディオム・熟語のように使われることが多いです。

She went blind after the accident.
彼女は事故で目が見えなくなった。

I’m worried I’ll go bald.
はげないか心配だ。

He left the milk on the table and it went bad.
彼はミルクをテーブルの上に置きっぱなしにしたので、ダメになった(腐った)

上に書いたことがごく一般的なルールとなります。

全部いける組み合わせ

言葉によっては全部OKとなる組み合わせが存在しています。一例として紹介します。

以下の例文は「空が暗くなった」です。これは全部の組み合わせが可能です。

〇 The sky went dark.

〇 The sky got dark.

〇 The sky became dark.

〇 The sky turned dark.

以下は「彼ははげになった」です。これらは全部の組み合わせが可能です。

〇 He got bald.

〇 He became bald.

〇 He went bald.

〇 He turned bald.

組み合わせによっては不可

以下は組み合わせによって不可のものです。明らかに英語としておかしい表現は×で、変だけど間違いとはいえないのが▲です。

以下の例文は「彼女は目が見えなくなった」です。

〇 She went blind.

× She got blind.

〇 She became blind.

▲ She turned blind.

以下の例文は「彼女は酔っぱらった」です。

× She went drunk.

〇 She got drunk.

〇 She became drunk.

▲ She turned drunk.

ニュアンスが変わるもの

例えばcrazyなどは、すべての組み合わせが可能ですが、微妙にニュアンスが変わります。

I’m going crazy.

This party is getting crazy.

しかし主語が人ならば「go + crazy」が一般的で、モノゴトが主語なら「get + crazy」が一般的です。

またgoを使うと「変化して、その状態でしばらく留まること」を感じさせますが、getだと段階的に変化していく様子を感じるといった、ネイティブスピーカーの受け止め方の差があります。しかしこれも感じ方に個人差があると思います。

The crowd went silent.
(静かになって、その静かなまま続いている感じ)

The crowd get silent.
(段階的に静かになっている感じ)

このあたりは「このルールです!」とすぱっと断定して書ききれる内容ではなさそうなので、多くの英文や会話に触れて感覚を磨くしかないと思います。

関連として以下の記事も参考にしてください。以下の記事では大統領になる、お姫様になるなど名詞を中心に解説しています。

   


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