gauge(ゲージ)はカタカナでも聞かれますが、meter(メーター)とほぼ同じものだと思っても間違いないと思います。ただし、動詞で使えたりするので完全に同じ意味だとはいえません。ここではgauge(ゲージ)の使い方や、メーターとの違いを整理してみました。
測定する、推し測る
gaugeは動詞では「測定する、推し測る」などを表します。発音はカタカナで書くならば「ゲイジ」が近いです。
カタカナだと鳥かごやペットなどを入れるものもゲージと呼ばれたりしますが、英語では「cage」であり、こちらは「ケイジ」が近い発音です。
gauge【géidʒ】測定する
cage【kéidʒ】かご
I can’t gauge the distance.
距離が測れない。
Scientists gauged the speed of the comet from the photographs.
科学者たちはその写真から彗星のスピードを測定した。
これは「場の空気を読む」「人の能力や性格などを評価する」のように器具などを使わずに推し量るといった使い方ができます。
We watched old games to gauge the other team’s strength.
私たちは他のチームの力を測るために昔の試合を見た。
基準、尺度
名詞では「人や物事の判定評価基準、尺度」の意味になります。これは後で書きますが「メーター」と同じです。
ゲージは格闘ゲームなどでは「ゲージが溜まれば必殺技が出せる」といった表現をします。
We used a pressure gauge to check the tires.
私たちはタイヤをチェックするために圧力計を使った。
The fuel gauge on his car was broken.
彼の車にある燃料計は壊れていた。
分厚さや直径、サイズ
また分厚さや直径、サイズなども表します。こちらも名詞です。鉄道模型の「Nゲージ」などにも使われています。
The robber used a 12-gauge shotgun.
その強盗は12口径のショットガンを使った。
We used a heavy-gauge plywood for the shelves.
私たちはその棚のためにかなり分厚いベニヤ板を使った。
ゲージとメーターの違い
すでに紹介したようにgaugeには動詞で「測定する、推し測る」といった使い方があるので、言葉として「meter(メーター)」と完全に同じではありません。
ただし、いわゆる何かの残量やスピードを表す「meter」と「gauge」は置き換えても問題ないです。この使い方においては同じ意味だと言えます。
The technician checked the gas meter(= gas gauge).
The technician checked the gas gauge.
技術者はガス計量器をチェックした。
When your power meter(= power gauge) is full you can do a special attack.
パワーメーターが満タンのときに、必殺技が打てる。
ゲーム系では棒状メーターなら「power bar」といった使い方も聞かれます。