contaminationとpollutionの違い

contaminationとpollutionの違い
 

公開日: 最終更新日:2020.10.15

contaminationとpollutionはどちらも「汚染」といった意味で使われ、置き換えても同じ意味になるケースもあります。しかし、contaminationは「異物混入」の意味でも使われるので少しニュアンスに差がでるケースもあります。

またpollutionのほうがより規模が大きな社会の問題としての「汚染」に使われやすく、contaminationは個々の小さなスケールの事象に用いられる傾向があります。

ここでは動詞のcontaminate(汚染する)や、形容詞のcontaminated(汚染された)にも触れながら、ニュアンスや使い方の差をまとめています。

contaminate / contaminationの意味と使い方

contaminate / contaminationの意味と使い方

動詞はcontaminateで「~を汚す、汚染する」となります。虫の混入からオイル、ウイルス、核汚染まで幅広く使える言葉です。

contaminatedが形容詞で「汚染された」です。contaminationが名詞で「汚染、汚濁、異物混入」などを意味します。

例文

Many people got sick from the contaminated water.

多くの人々が汚染された水で病気になった。

例文

The factory contaminated the surrounding land.

工場が周囲の土地を汚染した。

例文

Researchers were sent to measure the level of the contamination.

汚染のレベルを計測するために研究者が送られた。

例文

He got sick from drinking contaminated water.

彼は汚染された水を飲んで病気になった。

以下のように書き方で視点やニュアンスを変えることができます。

例文

The water contains oil.

その水はオイルを含んでいる。

例文

Oil contaminated the water.

オイルがその水を汚染した。

例文

The water is contaminated with oil.

その水はオイルで汚染されている。

decontaminate

逆の意味で「汚染物質を除去する、有害物質を取り除く」などの意味がある科学系の言葉です。原発関連のニュースなどで登場しました。

例文

Japan must decontaminate the area around Fukushima Daiichi.

日本は福島第一周辺地域の汚染物質を除去しなければならない。

contaminationとpollutionの違い

contaminationとpollutionの違い

いろいろと話し合っていましたが、結論としては日本語で「汚染」と考えられるものは両方ともにOK、日本語で「異物混入」と考えられるものはcontaminationを使ったほうが自然だという意見です。

基本的にはどちらも同じ意味ですが「pollution」は汚染の意味が近く、有害なものが混じってくることを暗に示唆するような言葉です。

「contamination」も危険なもの、人体に有害なものが混じってくることを意味する「汚染」としても使えます。

しかし、ケースによってはcontaminationは「危険・有害ではないけど望まないものが混じること(異物混入)」として使うケースがあります。

例文

The river was contaminated with insecticide.

The river was polluted with insecticide.

その川は殺虫剤で汚染されていた。

上の例文だと共に「汚染」なので同じになります。しかし、以下の「異物混入」の例文だと「pollute」を使うと少し変です。

例文

The workers at the potato chip factory wear hairnets so they don’t contaminate the food.

ポテトチップス工場の労働者はヘアネットを身につけているので、食べ物に混じらない。

例文

△ The workers at the potato chip factory wear hairnets so they don’t pollute the food.

(間違いではないもののニュアンスとして少し変)

この場合の「髪の毛」は異物で不快に感じるものですが、人体に有害かといわれると少し違います。日本語でも「ポテトチップスが髪の毛に『汚染』されている」は間違いではないけど表現として少し変です。

大枠として以下のように考えることができます。

【pollution】汚染:有害なものが混じっている

【contamination】汚染 or 異物混入:有害なものが混じっている or 望まないものが混じっている

例えば「air contamination」と「air pollution」はともに存在している言葉です。

一般的に大気汚染といえば「air pollution」です。工場の煙突などから発せられた身体に有害な物質が大気の中に混じることです。

「air contamination」は言葉として存在しますが、普段から空気の中にはさまざまな有害ではない不純な物質が含まれているのであまり使いません。しかし研究室などのクリーンルームなどで、有害ではないけれども望まない不純物質が紛れ込んだ場合は「air contamination」といったほうが適切です。

pollutionとの違いの比較

先に書いたことが基本的な違いではありますが、さらに踏み込んでみるとやっぱりニュアンスの差が出るケースがあります。

例えば以下のケースは置き換えが可能です。

例文

The factory contaminated(=polluted) the surrounding land.

工場が周囲の土地を汚染した。

しかし、以下のケースで置き換えてみるとニュアンスに差があるように感じるという意見です。あくまであるネイティブスピーカーの意見というレベルで参考にしてください。

例文

Researchers were sent to measure the level of the contamination.

汚染のレベルを計測するために研究者が送られた。

例文

Researchers were sent to measure the level of pollution.

汚染のレベルを計測するために研究者が送られた。

contaminationで書くとより小さな地域での特定の問題のように感じ、pollutionで書くとより社会の大きな問題に感じるといった差です。

例文

He got sick from drinking contaminated water.

彼は汚染された水を飲んで病気になった。

例文

He got sick from drinking polluted water.

彼は汚染された水を飲んで病気になった。

これも同じく「contaminated water」で書くと、誰かが毒を入れたようなレベルの、小さなスケールの個々の問題であるように感じます。一方で「polluted water」で書くとより大きなスケールで、水源が汚染されているといった事象のように感じるといった差です。

どれぐらいから大規模になるというルールはなく、個人差もあると思うのであくまで目安ぐらいに考えてください。

ニュースからの実例

実際にアプリの中で使われたニュース文から抜粋してみます。使い方の参考にしてください。

ニュースより

A source in the Tokyo metropolitan government is reporting that groundwater at the planned Toyosu relocation site of the Tsukiji fish market is still contaminated with toxic chemicals.

東京都の情報が、築地市場の移転先の予定地である豊洲の地下水がまだ有害物質に汚染されていると報告している。

ニュースより

A half a year ago sales of Peyoung were put on hiatus after an insect contamination was discovered.

半年前に虫の混入が発覚したため、ペヤングの販売が中断されていた。

ニュースより

However, rather than to Hussein, the water was delivered to the residents of her neighboring city of Flint, Michigan which is suffering from a crisis of lead contamination in their drinking water.

しかしながら、フセインさんよりもむしろ水は彼女の近隣の、ミシガン州フリントに配達された。この地域は飲水の鉛汚染の危機で苦しんでいる。

ニュースより

In addition to being used in various household products, LEDs significantly reduce pollution and allow people in developing areas to use electric power cheaply.

LEDはさまざまな家庭用品に使用されることに加えて、汚染を著しく減少させたり、発展途上地域の人々が電気を安価で使用できるようにする。

ニュースより

The hour-and-43-minute video deals with various environmental issues but mainly air pollution.

1時間43分間の映像では、大気汚染の問題を中心に、様々な環境問題が論じられている。

ニュースより

Beijing authorities have issued the first ever smog red alert, the highest possible pollution warning.

北京当局は初のスモッグの非常警報を発令した。これは可能な限り最大の汚染警報になる。

   


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