「自慢する」のboastとbragの意味の違い

「自慢する」のboastとbragの意味の違い

boastとbragはともに「自慢する」の意味があり、何か自分の実績や所持品などを嫌味っぽく話すような行為を指して使われます。この意味ではboastとbragは同じです。

しかし「boast」にだけ実績や性能を「誇る、誇らしく持っている」といった使い方があります。こちらは自慢している感じがありません。

ここでは混同しやすいboastとbragの使い方や違いをまとめています。例文があるので使い方の参考にしてください。

boastの意味と使い方

boastの意味と使い方

人をイライラさせるような方法で何かについて自慢げに話すことで「自慢げに話す、誇らしげに話す」といった意味です。

発音は【bóust】で過去形・過去分詞はそのままboastedです。「増加、上昇、強化する」などの意味を持つboost(ブースト)は、ちょっと意味が似ている感じもありますが別の単語です。

boast【bóust】ボウスト
boost【búːst】ブースト

以下の例文のように使ってください。この意味の場合は自動詞になるので、何について自慢しているかを書く場合には「boast about 〇〇」のように前置詞を伴った形になります。

例文

He keeps boasting about his new car.

彼は新車について自慢げに話し続けている。

例文

He boasts about his 200,000 Twitter followers.

彼は20万人のツイッターのフォロワーを自慢している。

例文

Ever since she won the tournament, she won’t stop boasting.

彼女は大会で勝利してからずっと、誇らしげに話すことをやめないだろう。

例文

The president’s speech was just a lot of boasting with no real substance.

大統領のスピーチは重要な意味を伴わないただの自慢話だらけだった。

誇りとして持っている、優れたものを持っている

誇りにする、誇りとして持っている

boastにはもう1つ重要な意味があり、誇りとなるような何かの特徴を持っていることで「誇りにする、誇りとして持っている、優れたものを持っている」などを意味します。

この意味でのboastの使い方としては「have」のバリエーションだと考えることができるので基本的には「持っている / have」と考えると混乱が少ないと思います。

明らかに他よりも優れたものを持っている場合に使えるのがboastです。だからといって自慢しているわけでもありません。

この意味になると他動詞なので「boast 〇〇」のように直後に目的語(何を持っているのか)を書きます。

例文

The city boasts the best schools in the country.

その市は国で最も良い学校があることを(誇りとして)持っている。

例文

The new phone boasts 5G compatibility and a sate-of-the-art camera.

その新しい電話は5Gの適合性と最新式のカメラを(優れたものとして)持っている。

「誇り」か「自慢」か

「自慢げに話す、盛る」といったちょっと嫌味っぽい意味と、「(誇りとして優れたものを)持っている」といったポジティブな意味のどちらで使われているかは文脈などで判断します。

まず簡単な見分け方として主語が機械や装置など意思を持たない場合には自慢はできないので「持っている / have」の意味になります。

文法的な差としては「自慢する」の意味だと自動詞になる、「誇る」の場合は他動詞になる、といった違いがあります。

例文

He boasts about his 200,000 Twitter followers.

彼は20万人のツイッターのフォロワーを自慢している。

例文

He boasts 200,000 Twitter followers.

彼は20万人のツイッターのフォロワーを誇っている(持っている)

またネイティブレベルの人の感じ方の差になりますが、具体的な数字がないものは、ちょっと自慢げ、豪語している感じで、人をイラつかせる要素があります。

一方で性能やスペック、客観的・具体的な数字などをともなっていると「~を誇る」といったポジティブな意味で受け止められる可能性が高いです。

また「his」「her」といった所有格が入ると自慢っぽくなります。

例文

He boasts about his Twitter followers.

彼はツイッターのフォロワーを自慢している。

例文

He boasts 200,000 Twitter followers.

彼は20万人のツイッターのフォロワーを持っている。

日本語でも「誇る」と「自慢する」はけっこう意味が近く、受け止め方によってはポジティブにもネガティブにもなるので似ている部分もありますよね。

bragの意味と使い方

bragの意味と使い方

bragも基本的にはboastと同じで「自慢する」の意味があります。先にboastで登場した例文は、すべてbragで書き換えても意味が通ります。

例文

Ever since she won the tournament, she won’t stop bragging.

彼女は大会で勝利してからずっと、彼女の自慢はとまらないだろう。

例文

He keeps bragging about his new car.

彼は新車について自慢し続けている。

例文

The president’s speech was just a lot of bragging with no real substance.

大統領のスピーチは重要な意味を伴わないただの自慢話だらけだった。

bragging rights

訳すと「自慢する権利」ぐらいになります。これは大会などで優勝したことを表す「優勝者である、NO1である」といった意味の表現です。名誉の一種だと考えてもいいかもしれません。

賞品などが少ない大会や奇妙なコンテストなどでは、賞金や安っぽいメダルよりも「bragging rights」のほうに価値があったりします。実際に自慢するかどうかは人それぞれですが、優勝したなら自慢する権利はあると思います。

例文

The tournament has a $100 prize, but most players want the bragging rights.

大会の賞金は100ドルだが、大半の選手は自慢する権利をほしがっている。

例文

The team will have the bragging rights until next season.

そのチームは次のシーズンまで「自慢する権利」を持つだろう。

braggartとbragger

自慢屋、自慢する人は伝統的な英語では「braggart」が使われていますが、「bragger」もそれなりに見られる言葉です。

boasterは辞書には掲載がありますが、そこまで広く使われている感じではない単語です。しかし間違いではなく意味は通ります。

例文

He is just a braggart.

He is just a bragger.

He is just a boaster.

彼はただの自慢屋だ。

boastとbragの違い

boastとbragは「自慢する、鼻にかける」の意味で使った場合には置き換えても問題がありません。

例文

Ever since she won the tournament, she won’t stop boasting(= bragging).

彼女は大会で勝利してからずっと、彼女の自慢はとまらないだろう。

例文

He keeps boasting(= bragging) about his new car.

彼は新車について自慢し続けている。

boastには「(誇りとして優れたもの)を持っている」といった使い方があります。この意味はbragにはありません。

例文

The new phone boasts 5G compatibility and a state-of-the-art camera.

新しい電話は(誇りとして)5Gの適合性と最先端のカメラを持っている。

例文

The new phone brags 5G compatibility and a state-of-the-art camera.

(電話が自慢をしている? 文法的にも誤り)

上の例文は間違いで新しい電話は意思を持たないので電話自身が自慢するのはおかしいです。

仮にディズニーの魔法のような世界で意思を持った電話がいたとしても、文法的にも誤りで「自慢する」の意味の場合には自動詞なのでbrag aboutとする必要があります。

電話を作っている会社が自慢するのは理解できます。以下のような例文ならばOKです。

例文

The company brags about its new phone’s 5G compatibility.

その会社は新しい電話の5Gの適合性を自慢している。

   


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