「充電する」を意味するにはcharge(チャージ)とrecharge(リチャージ)のどちらを使ったいいのか迷われる方もいるかもしれません。
結論からいえば、どちらでも使えますが、もう少し掘り下げて例文を交えてご紹介します。
動詞で「充電する」の意味で使った場合は同じですが、それ以外の派生した言葉になると明確に意味や役割が変わってきます。
charge(チャージ)そのものの意味も幅広いので、それは別の記事『charge(チャージ)の意味と使い方』をご覧ください。
chargeとrechargeの違い
厳密に言うと、chargeが一度だけ充電することを意味するのに対し、rechargeはもう一度充電することです。
しかし、日常会話ではどちらを使っても問題ありません。カタカナと同じで電気関係につかいます。プリペイド形式のカードの「チャージ」はあまり使いません。
I forgot to charge my phone!
=I forgot to recharge my phone!
携帯の充電をし忘れた!
The airport has terminals where you can charge your devices.
=The airport has terminals where you can recharge your devices.
空港には機器を充電できるターミナルがある。
充電するという意味においては、どちらでも同じなのであまり気にする必要はありません。
例えば真っ新なiPhoneを買ってきて、1日使ってはじめての充電を行う場合に関しても、それを自分にとって1回目なので「charge」と考えることができます。
しかし、自分にとっては初充電でもすでにアップル社が充電した状態で販売していたので「recharge」と考えることもできます。
わりと細かい話で、だれもそこまで考えてないのであまり気にせずに使ってください。
rechargeableとchargeableの違い
一方、形容詞になったときには「充電できる」を意味するのはrechargeableだけが使われます。
These debit cards are rechargeable.
これらのデビットカードはチャージできる。
I need some rechargeable batteries for my flashlight.
懐中電灯に充電できるバッテリーが必要だ。
chargeableになると犯罪などの責任を負うことを意味し、「支払われるべき、告発されるべき」などとして使われます。
Vandalism is a chargeable offense in this city.
破壊行為はこの都市では告発されるべき犯罪だ。
充電器
電気を供給するデバイスは、charger(充電器)と呼ばれ、rechargerとは言いません。
I forgot to pack my charger.
充電器を入れるのを忘れた。
She bought a portable charger for long train rides.
彼女は電車に長く乗るため携帯用充電器を買った。
以下には和製英語の代表とされる「コンセント」や料金としてのチャージの話もあるのであわせてご覧ください。