disheartenは「落胆させる、がっかりさせる、失望させる」といった意味で言葉を分解するとheart(ハート)が含まれています。
この言葉は形容詞のdisheartenedやdishearteningといった形でも見かけることが多いです。使い方は少し違いますがlose heartでも同じ意味になります。
discourageとも似た意味ですが少し使い方が違うのでご紹介します。使い方を例文にまとめています。
この記事の目次!
disheartenの使い方
「落胆させる」の意味です。誰かのやる気などをなくさせると考えてもいいと思います。
言葉としてはheart(ハート)に-enをつけて動詞にしたものをdisで否定している構成です。
「hearten」は辞書には動詞で「~を元気づける、勇気づける」で掲載がありますが現代ではあまり一般的な言葉ではなくなっています。
The statistics disheartened everyone in the room.
その統計資料は部屋の全員を落胆させた。
disheartened / disheartening
これは形容詞でdisheartened / dishearteningの形でもよく見かけます。
The disheartened team went home without the championship.
その落胆したチームは優勝を手にせず帰った。
Her disheartening remarks were in all the newspapers.
彼女の落胆させる発言は、すべての新聞に掲載された。
日本語で考えると間違えやすい要素ですがexcitingとexcitedや、boringとboredの関係と同じです。
disheartenedが「落胆した〇〇、落胆している〇〇」で、dishearteningが「失望させる〇〇、落胆させる〇〇」です。
lose heartの意味と使い方
lose heartでも似たような意味になります。「やる気をなくす、がっかりする」の意味です。
しかし、これも文章の構造が変わります。lose heartは主語になっているものが「やる気をなくす、落胆する」です。
The statistics disheartened everyone in the room.
その統計資料は部屋の全員を落胆させた。
Everyone in the room lost heart after seeing the statistics.
部屋の全員は統計資料を見て落胆した。
The statistics lost heart everyone in the room.
(統計資料そのものが落胆するわけではない)
Don’t lose heart!
がっかりするな!
Don’t dishearten!
(この使い方はおかしい)
take heart
反対の意味はtake heartで「元気づく、活気を取り戻す」です。
Everyone took heart at the prediction.
みんなその予想に活気づいた。
Our team took heart in our last victory.
私たちのチームは先の勝利で活気づいた。
discourageとdisheartenの違い
discourageも基本的には近い意味で「~しないことを勧める、~しない方がよい、やる気をそぐ、失望させる」です。
The statistics disheartened everyone in the room.
The statistics discouraged everyone in the room.
その統計資料は部屋の全員を落胆させた。
しかし、discouragedはdiscouraged fromのように特定の物事のやる気をそぐといった使い方ができます。
He discouraged me from skydiving.
彼は私のスカイダイビングのやる気をそいだ。
上の例文は「スカイダイビングで年間で何人死んでるか知ってる?」とか彼がいってくるような状況です。
He disheartened me from skydiving.
(この使い方はおかしい)
disheartenedは一般的な状況において「失望させる、落胆させる」で表現が終わり、何を? 何から? といった細かい話が続きません。