化粧をする / メイク / メイキャップを英語でどういうか?

メイキャップ
 

公開日: 最終更新日:2019.12.5

化粧のメイクを「make」としてしまうと「作る」の意味しかないので英語としては通用しなくなってしまいます。この使い方が和製英語になっています。

流行りの「クボメイク」などの言葉も「Kubo-make」のようにいってしまうと「クボさんが作る」ぐらいの意味しか想像できません。

また「メイキャップ、メイクアップ(make-up / makeup)」という言葉も少し扱いが異なるので注意が必要になります。このページではメイク、化粧の英語での表現を取り上げています。

make-up(メイクアップ・メイキャップ)の意味

化粧をする

化粧は「make-up」で主に名詞として使われ、言葉としては身に付けるという意味で「服」「帽子」「イヤリング」などと一緒の扱いを受けます。

したがってput on(身に着ける)、wear(着ている)、take off(脱ぐ)などの服装に対して使う動詞が用いられます。

英語では文法上は感覚的に化粧は「する」ものではなく「身に着ける」ものだという考え方になります。化粧をwear(着る、身につける、ウェアー)と一緒に使うのは日本人にはけっこう違和感がありますね。

例文

She put on make-up in the morning.

彼女は朝に化粧をした。

例文

She puts on make-up every morning.

彼女は毎朝、化粧をする。

例文

Is he wearing make-up?

彼は化粧してるの?

例文

I can’t take off this make-up.

この化粧がとれない。

no make(ノーメイク・すっぴん)

ノーメイク・すっぴん

すっぴんを表す「ノーメイク」も英語の表現ではないので、以下のように言い換えることができます。

例文

She doesn’t wear make-up.

彼女は化粧をしない。

例文

She is not wearing make-up.

彼女は化粧をしていない/すっぴんだ。

余談ですが人気のゲーム『ファイナルファンタジー5』では様々な能力を持つ職業につくことができますが、どの職業にもついていない無職状態を日本版では「すっぴん」と呼びます。

これが英語版では「Freelancer(フリーランサー)」といった表現になっていました。

反対の「厚化粧」については以下の記事にまとめていますのでご覧ください。

make-upを動詞ではあまり使わない

化粧をするmake upは確かに言葉として存在していますが、動詞で「化粧をする」として使われるケースはまれです。

当然、過去形になるとmake upではなくmade upになるはずですが、このような使い方を「化粧する」の意味ではつかいません。

例文

She made up in the morning.

(*この使い方は動詞なので変です)

make upには「埋め合わせをする」「仲直りする」「構成する」などの意味があるので、そちらの意味では使われます。

cosmetic(コスメティック)

コスメティック

コスメティックは「美容のための」の意味でよく使われます。これはやや比喩的な感じはありますが、人間以外の外見にも使えます。

例文

He got cosmetic surgery on his chin.

彼は美容整形をあごにした。

例文

We made some cosmetic changes to the website.

我々はサイトのいくつかの外観の変更をした。

名詞で「化粧品」の意味にもなります。このあたりはカタカナの使い方です。

例文

She was arrested for stealing cosmetics from the drug store.

彼女はドラッグストアから化粧品をパクって捕まった。

例文

My mother works at the cosmetics counter in a department store.

うちの母親はデパートの化粧品カウンターで働いています。

例文

I bought a lot of cosmetics in Korea.

= I bought a lot of cosmetic goods in Korea.

韓国で化粧品をいっぱい買った。

テイラー・スウィフトのメイク

ポニーさんという韓国では超有名なメイクアップアーティストの方が、メイクだけでテイラーの顔に似せよう、という試みをしたというニュースを以前に配信しました。

動画の冒頭には、パッと見るとテイラー本人と思ってしまうくらいソックリな女性が写っているのですが、メイクを始める前のポニーさんの顔になった途端「この顔が一体どうしたらテイラーになるんだろう…?」と思わずにはいられません。

韓国といえば、整形がポピュラーなイメージの方が多いと思いますが、ポニーさんのモットーは「かわいい顔はつくるもの。整形・修正不要」で、まさに彼女はメイクだけで、かわいい系やセクシー系等の様々なテーマに合わせた魅力的な顔を創っていっています。

日本でもそのメイクは参考にされているようで彼女のインスタグラムでは作品が多数見れます。

基礎化粧品のファンデーションには「設立」の意味もあるのであわせてご覧ください。



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