middle finger

中指を立てる動作(ミドルフィンガー)について

映画やアニメなどでおなじみの中指を突き立てるポーズは「the middle finger」「the finger」または「the bird」と呼ばれ、欧米では相手への最大級の、極めて侮辱的、攻撃的なサインとして知られています。もともとは男性器を現した形に由来するものだと言われています。

英文としての使い方

動詞では「give」「flip」「flip off」で「中指を立てる」として以下のように表現されます。目的になる相手を伴う場合は位置に気をつけてください。

I give the finger.
I flip the bird.
I flipped him off.
I flipped him the bird

訳は「中指を立てる」「彼に中指を立てた」です。give the fingerになると動詞で中指を立てる挑発的な行為をすることを意味します。

She gave me the finger and told me to leave.
(彼女は中指を立てて、出ていくように言った)

Someone cut me off on the highway so I gave him the finger.
(誰かが高速道路で割って入ってきたので、中指を立てた)

二本の腕でやるのは数字の11に見立てて「finger eleven(フィンガーイレブン)」と呼ぶこともあるそうですが、これはどこまで一般的な名称かわからないので雑学程度の知識です。フィンガーイレブン

日本人との感覚の違い

洋の東西を問わず映画、ドラマ、アニメ漫画でも見かける動作です。

日本人がやる場合は「外国人をマネたジェスチャー」といった冗談ですが、欧米の文化圏で意味を知っている人に向けてやるのは最大の侮辱、喧嘩を売る行為になります。

このサインに対する意識の違いは本当に文化の差で、おそらく「日本人が考える以上に欧米人はこのサインに特別な意識がある」と考えてよいのではないでしょうか。

その意識の差を文章で説明するのは難しいのですが、気になったエピソードをご紹介します。

カナダ人のスティーブに翻訳の意味の確認も兼ねて、まさにこの意味について話していた時の話です。

①例え話でも中指を立てない

スティーブと意味を確認していた時の会話です。自然に「こういう風に中指を立てる動作が~」や「こういう感じで中指を立てて天井に~」といった会話になって、実際に私は中指を立てて見せたりします。自然な会話内のジェスチャーです。手の動きで表すサインがテーマの話題なんで、実際に作って形とかを確認しますよね。

この場合でもスティーブは、中指を立てるジャスチャーをやりたがらないし、説明上、必要だと思って作る時でもためらいが見える、作ったとしてもすぐに崩すといった感じです。

一緒に仕事しているし、昨日今日に会った仲でもなく、説明する上で必要な行為なのに、ナチュラルに嫌がっている、避けているのが彼の動作や態度を見ているとわかるんですよね。

②日本人が鼻をかく動作

日本人がたまにやる、鼻の頭がムズムズして中指1本で掻く動作があります。

スティーブが言うには、これを見ると、ここは日本で相手に敵意がないのは充分にわかっているんだけど、いまだに少しドキっとすると言っていました。

軽々しくやるものではない

この動作に対する意識の差は染み付いているレベルであって、なかなか日本人には理解することが難しいかもしれません。単なるサイン、ジェスチャーのレベルは越えています。

中指を立てる
アメリカの映画やプロレスラーなどもやっているので軽々しく感じますが、実際のところはかなりシリアスな行為です。冗談でやったら相手に殺されても不思議でないぐらいの侮辱だという意見です。

これに比べると親指を逆さにするブーイングポーズは、ネガティブな意志表示ではあるけど、比較にならないぐらい問題ない行為だそうです。

あわせてセットで語られることも多い「fuck」という単語についての考え方、捉え方はは以下の記事にまとめています。

偶然の一致

海外で話題になっていたのは日本の手話で(sign language)「兄」「弟」「兄弟」を意味する動作が、たまたま同じだったことです。

この動画への面白いコメントがありました

“I use that sign at a lot of people who act like my brother.”
(このサインはうちの兄弟みたいな態度をとってくる、いろんなヤツに使ってるよ)

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